神経痛の漢方薬

神経痛に効くと言われている漢方薬には、以下のような物があります。

「ケイシブリョウガン」……標準の体力で、下腹が硬く張っていて、血が滞っている(お血である)場合に、用いられます。
「シャクヤクカンゾウブシトウ」……筋肉の引きつり感がある「発作性の痛み」に、用いられます。
「トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ」……手足に「冷え」がある場合に、用いられます。
「マオウブシサイシントウ」……全身の倦怠感が強い陰証の人に、用いられます。

神経痛の三叉(さんさ)神経痛については、「ゴレイサン」という漢方薬が用いられます。
ただし、これは口が渇く、尿の量や回数が少ないという水分代謝の異常(水毒)に対して、その効果が期待されています。
三叉神経痛の場合、必ずしもこのような症状が出るとは限りません。なので三叉神経痛に対しては、漢方薬の効果をあまり期待しないほうが良いかもしれません。
漢方薬は、必ず効く物ではありません。西洋医学の薬のほうが、その効果を期待できる場合もあります。

医師の診察を受けましょう

神経痛では、その原因や症状、「痛み」が起こる部位について、様々あります。大まかに言うと、神経痛は神経の圧迫や炎症、虚血によって生じるとされています。

しかし「糖尿病」や「がん」「椎間板ヘルニア」という他の病気が原因で、起こるものもあります。なので、まずは専門の医師の診断を受けてください。医師の指示により、西洋医学で治療するのか、漢方医学で(漢方薬を用いて)治療するのか、決定することになります。

下半身をストレッチする女性

下半身をストレッチする女性

医学的な治療ではないのですが、アロマテラピーや温泉も神経痛の改善に良い、と言われています。温泉に入る事は、気分転換にもなります。医学的な治療とともに、このような方法も併用すると良いでしょう。