ヤーコンとは、キク科の植物でユリネのような根菜類です。見た目は芋みたいですが、その食感は梨のようにシャリシャリしています。
ヤーコンは、なかなか優秀な健康食品と言えます。ヤーコンには、動脈硬化や高血圧を改善する効果がある、と言われています。
さらにヤーコンには、フラクトオリゴ糖が豊富に含まれています。体に対する作用では、整腸作用や血糖値の抑制効果が注目されています。
そして、ポリフェノールや食物繊維を豊富に含んでいるので、便秘の改善も期待できます。
整腸作用があって食物繊維も多いので、ダイエットにも良い食材と言えます。
ただし食べ過ぎると、お腹が緩くなる傾向があります。その点に、注意が必要です。
ヤーコンの味は、かなり「苦い」ということです。特に小さい物は、苦味も強くて取り扱いにくいそうです。しかし大きい物よりも、栄養成分の量が多いことがわかっています。
収穫して一ヶ月くらい置いておくと、「甘み」が出てきます。フラクトオリゴ糖がかなり分解してしまうので、漬物にするほうが良いそうです。市販の「浅漬けの素」を使って、浅漬けを作ってみましょう。美味しくいただけると思います。
ヤーコンの食べ方
参考にヤーコンの食べ方を、ご紹介したいと思います。
- ヌカ漬け・キムチ漬けにする。
- 酢の物にする。
- 皮を剥いて、そのままサラダとして食べる。
- キンピラのように、細かく細切りにして炒める。
- 天ぷら、かき揚げにする。
飲み物としても、ヤーコンをいただけます。ヤーコンを絞って、ジュースにできます。ヤーコンのジュースにビタミンCやレモン汁などを入れると、黒色になるのを防げます。
絞って残った「残りかす」は、餃子などの具として使えます。
ジュースの他の飲み物では、ヤーコン茶が知られています。お茶なら手軽に、ヤーコンの栄養を摂取できます。
お茶の中には、整腸作用を期待できる物があります。ヤーコン茶を始め、例えば「よもぎ茶」や「オオバコ茶」、「グアバ茶」や「紫蘇(しそ)茶」、「アマドコロ茶」や「カラスノエンドウ茶」、「カワラケツメイシ茶」などがあります。
これらの「お茶」を普段から飲んでおくと、お腹の調子を整えることができるでしょう。