従来より高画質で高音質になった、地上デジタル放送

地上デジタル放送の登場

地上デジタルのテレビ放送は、1998年にイギリスで開始されたことが始まりでした。
2009年当時では、アメリカ・イタリア・ドイツなどの欧米諸国を始め、中国や韓国、ベトナムというアジア諸国など、多くの国と地域で始まっています。世界中で普及しています。

現代の生活において、テレビがデジタル化することによって、以前になかった便利なサービスを実現できます。
地上デジタル放送は、高画質で高音質な番組を見られるデジタル・ハイビジョンのサービスを提供します。
さらに加えて、障害を持っている方や高齢者に向けたサービス、双方向のサービス、地域の情報など暮らしに役に立つサービスなどを提供します。
また、携帯端末や移動体通信に向けて、ワンセグサービスを提供します。

放送や通信などに使える電波は、無制限にある訳ではないと言われています。周波数が制限されています。現在の日本では、使える周波数に十分な余裕はなくて、過密な状態で使われているということです。

なお、地上デジタル対応のテレビ本体は、インターネットに接続できたりします。ネットに接続すると、さらに幅広い情報を入手できます。

高画質

地上デジタルのテレビ放送は、高品質な映像とクリアな音声を受信できる放送です。テレビがデジタル化することによって、豊かな映像を体験できます。

画質については昔のアナログ放送と比べて、まるで映像の世界に入り込んだような迫力と臨場感を味わえます。地上デジタル放送は、ハイビジョン高画質だからです。

以前のアナログ放送では、ビルや建物などの影響で、映像が2重や3重に見えるゴースト障害が起こることがありました。
しかしデジタル放送の場合、ゴースト障害が起こることはありません。美しくてクリアな映像を楽しめます。

高音質

地上デジタル放送では、高画質なハイビジョン映像に注目が集まりがちです。しかし、音声にも注目したいです。

臨場感あふれる音声を楽しむためのアイテムとして、サラウンド・オーディオシステムがあります。
地上デジタル放送に採用されている「AAC」に対応したサラウンド・オーディオシステムを使うことにより、迫力ある音質を再現できます。例えばホームシアターを使う場合は、「AAC」に対応したホームシアター・システムを用意してください。

サラウンド・オーディオシステムの中の一つに、デジタルサウンド・プロジェクターと呼ばれている機器があります。
5.1chよりも高音質な7.1chであり、迫力あるサラウンド再生を実現します。7.1ch音声収録のブルーレイディスクを始め、普通のテレビ番組についても臨場感あふれる音になります。壁面に音を反射させて、背後から深みのある音が聞こえてくるということです。

サウンド機器のボディはスリムであり、薄型テレビの周りに設置してもシンプルに収まります。また、デジタルチューナーやレコーダー、ゲーム機など、いくつかのAV機器をまとめて接続できます。一括してテレビ側へ出力できます。

このようなオーディオシステムを用意すれば、より迫力ある音場空間を楽しめます。

地上デジタル放送のサービス

地上デジタル放送は、様々なサービスを提供しています。

データ放送

リモコンデータ放送というサービスは、リモコンの簡単な操作によって、最新のニュースや天気予報を見られるサービスです。お出掛け情報などもあり、暮らしに役立つ情報を知りたい時に便利です。

また、いま放送している番組の情報も提供しています。例えば放送しているドラマの「あらすじ」や「キャスト」を、見ることができます。
スポーツ番組では、選手のプロフィールやスコアを知ることができます。番組内で紹介された「お店の情報」なども、知ることができます。

番組表

番組の情報提供と言えば、テレビ画面上で表示される番組表も、とても便利です。
番組表では、1週間先までの番組内容を確認できます。録画したい時、番組表からリモコンを使って選択するだけです。簡単な操作で、予約できます。

また、標準画質の番組の場合では、同時に2番組から3番組を放送できます。
同時放送の例としては、スポーツ中継が延長された際、メインチャンネルで番組表通りの番組を放送しながら、サブチャンネルでスポーツ中継を放送します。引き続きスポーツ中継を、見ることができます。

双方向サービス

視聴者と番組が情報を「やり取り」できる、双方向サービスがあります。テレビ本体に電話線やインターネットを接続すれば、利用できます。

例えばリモコンを使って番組のアンケートに答えたり、気軽にクイズ番組に参加したりできます。自宅から、テレビ番組に参加できます。

解説放送

その他にも、解説放送を利用できます。これは、副音声で番組の内容を解説して伝えるサービスです。例えばドラマの場合では、セリフだけでは表現できない情景の描写を、ナレーターが補足して解説します。

そして耳の不自由な方のために、字幕放送も利用できます。この字幕放送は、解説放送の一つと言えるでしょう。

以上のように地上デジタル放送は、私たち視聴者に様々なサービスを提供しています。

地上デジタル放送の機器

地上デジタル放送を視聴する際、必要な機器をご紹介します。

UHFアンテナ

まずは、UHFアンテナです。
すでにUHFを視聴している家庭では、UHFアンテナが設置されています。なので、そのまま地上デジタル放送を受信するために使用できます。

地上デジタルチューナーが内蔵されているテレビを使っているなら、チャンネルを地上デジタルに切り替えてみてください。

ただしアンテナの方向を調整したり、新たにアンテナを設置したりする必要があったりします。よくわからない時は、電気店や管理会社などに相談してみましょう。

地上デジタルチューナー

液晶テレビ次は、地上デジタルチューナーです。
近年の液晶テレビなら、地上デジタルチューナーをほとんど内蔵しているでしょう。

そしてハイビジョンにも、対応しているでしょう。高画質な映像を楽しみたいなら、ハイビジョン対応のテレビが「おすすめ」です。

また、「地上デジタルチューナーそのもの」や「地上デジタルチューナー内蔵のレコーダー」で、地上デジタル放送を受信して見ることもできます。テレビにチューナー機器やレコーダー本体を接続して、見ることになります。

当初不満に思った事

リモコンの反応が遅い?

リモコン地上デジタル放送のテレビ機器が登場した当時、改善してほしいと思う点がありました。

当時の地上デジタルテレビでは、チャンネルの切り替えに、少し時間が掛かりました。リモコンのボタンを押しても、すぐに画面が切り替わらないことがありました。

アナログ放送のテレビ機器の場合では、チャンネルの切り替えをすると、すぐに画面が替わりました。
しかしデジタル放送の場合は、切り替え操作をしてから映像が映るまで、数秒間待たされてしまうことがありました。

デジタル放送では、映像をデータ圧縮してからチューナーに送ります。圧縮されている映像を復元する処理が必要なので、表示までに時間が掛かっていたようです。
なお、映像の復元処理が必要な事は、レコーダー機器においても同様です。

不便なコピー機能

また、地上デジタル放送では、録画した番組を手軽に何回もコピーできません。※コピーワンスとかダビング10とか、ややこしいです。

地上デジタル放送の場合はデジタル転送なので、ユーザーがオリジナルの映像を受信していることになります。そのため地上デジタル放送は、録画した番組を「コピーできない仕組み」になっています。

コピー回数を気にせずに、自由にコピーできないことを不便に思う人は、結構いると思います。

大容量ハードディスクが必要な事

地上デジタルのハイビジョン映像は美しいですが、録画に必要となるハードディスクの容量は、かなり大きくなります。

地上デジタル・ハイビジョンの場合は、1時間録画するために、約8GBの容量が必要となります。デジタル・ハイビジョン録画の場合、ハードディスク容量はアナログ放送の約4倍も必要になるということです。
ハードディスクの容量が結構あるのに、録画できる時間は意外と少ないと実感した人もいるでしょう。

また、デジタル・ハイビジョンを録画するために大容量ハードディスクが必要ということは、記録メディアの容量についても、大容量であることが必要とされます。
高画質の映像のままで長時間記録するためには、ブルーレイなどの次世代DVDドライブが必要になります。地上デジタルでは、次世代DVDドライブと組み合わせることによって、本来の性能を活用できると言えます。

なお近年では、大容量ハードディスク装置が「お手頃価格」だったりします。なので録画番組を保存するために、別のハードディスク装置を用意しても良いと思います。

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