親子で楽しめる「ドラえもん」のアニメ

「ドラえもん」のアニメ

「アニメ・ドラえもん」の主要キャストについて、お話したいと思います。

第1期と言われている初代声優陣が演じた「ドラえもん」は、1978年4月2日から2005年3月18日まで放送されました。

この27年間、「ドラえもん」「のび太」「しずかちゃん」「ジャイアン」「スネ夫」の主要キャストを始め、「ママ」や「ドラミちゃん」などのサブキャラクターのほとんどにおいて、同じ声優陣が同じキャラクターを演じていました。
一時的に代役を立てたことがあったそうですが、これは本当に凄い事です。

リニューアルしたドラえもん

2005年4月、「ドラえもん」のアニメ番組は大きくリニューアルしました。このリニューアルでは、それまでのメイン制作スタッフや声優の方々が交代しました。

キャスト交代の理由については、様々な事を言われました。主な理由としては、放送開始25周年を迎えた頃から、主要キャラクターを演じている5人の声優さんが、年齢のことなどを考えたからのようです。いずれ卒業しなければならない、それなら「みんな一緒に卒業すると希望した」という事が、本当の理由のようです。

新しくメイン・キャラクターを担当する声優については、オーディションを行ない、決定しました。
新キャストについては、「ドラえもん」は「水田わさび」さん、のび太は「大原めぐみ」さん、「しずかちゃん」は「かかずゆみ」さん、ジャイアンは木村昴さん、スネ夫は関智一さんになりました。フレッシュな「顔ぶれ」です。
今後それぞれのキャストが、新しい魅力のある声で演じるでしょう。

親子で見ましょう

ドラえもん昔わくわくしながら「ドラえもん」を見ていた子供たちは、今では「お父さん」や「お母さん」になったでしょう。
子供の頃から親しんできた「ドラえもん」の声が変わってしまい、「お父さん」や「お母さん」の中には、違和感を覚える人も多かったかもしれません。

しかし今の子供たちにとっては、新しいキャストの「ドラえもん」が初めて見る「ドラえもん」となります。そして子供たちと一緒に、新しい「ドラえもん」を見ている親御さんも多いと思います。
新しくなった「第2期のドラえもん」を、ぜひ親子で楽しんでください。

アニメ文化大使になった「ドラえもん」

ところで最近では、海外でも数々の日本アニメの人気が高まっています。
そんな日本アニメを通して、様々な国の方々に、日本の文化や社会の事をアピールする「アニメ文化大使」という役があります。

その重大な役に、国民的大人気キャラクターの「ドラえもん」が任命されることになりました。

2008年3月19日に、外務省で行なわれた「アニメ文化大使」の就任式には、「ドラえもん」と「のび太くん」が参加しました。
多くの報道陣に囲まれて、高村正彦・外務大臣と握手を交わして、「アニメ文化大使」就任要請書が渡されました。
また、「山盛りのどら焼き」もプレゼントされて、「ドラえもん」はとても嬉しそうでした。

その際に大臣から、
「日本の事を世界中の人々に理解してもらって、みんなが仲良くなるように頑張って欲しい」
と励まされました。

「ドラえもん」も、
「数々の作品を通して、どんな風に日本人が生活をしていて、これからどのような未来を築いていこうと考えているかを、世界の人々に伝えていきたい」
という内容のコメントを残しました。

ドラえもんは、「アニメ文化大使」という日本の代表となって、とても張り切っているようです。そして「ドラえもん」は、これからの1年、海外を飛び回って、とても忙しい日々を送ることになります。

今後は、劇場版の「ドラえもん のび太の恐竜2006」を、中国語・フランス語・スペイン語、そして英語圏の国々で上映していき、世界に日本の文化を紹介していくことが決まっているそうです

今後の「ドラえもん」の活躍に、期待しましょう。