映画ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」

映画ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」

2008年の映画ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」は、「ドラえもん」がリニューアルされてから3作目となる映画です。

この物語は、のび太が、裏山で捨てられていた小さな苗木を見つけて拾って来るところから、始まります。

のび太は、庭に「その苗木」を植えたいとママに言いますが、それを反対されてしまいます。
そこで、「ドラえもん」に相談することにします。ドラえもんの「ひみつ道具・植物自動化液」によって、苗木は自由に自分で動けるようになります。

すると翌朝には、その苗木が、小さな可愛い男の子のような姿に変わっていました。
そして「のび太」は、その子に「キー坊」と名付けて、とても可愛がります。
そのうちに、キー坊は様々な物事に興味が湧くようになり、のび太の家族や友達とも仲良くなっていきます。

ところが「ある日」、のび太たちが裏山に行ってみると、巨大な渦が出現していました。
のび太たちはキー坊と共に、植物が支配している「緑の星」へと出発します。
そこで明らかになる恐ろしい計画から地球を守るために、のび太たちが必死に闘う姿を描いています。

植物

この物語の最大のテーマは、環境問題です

でも、ただ単に自然を大切にしようと伝えるのではなくて、自然を大事にしようとする思いやりの心を育てることが重要だ、と伝えています。

そして子どもたちは、楽しみながら環境問題に触れることができます。大人たちは、少し考えさせられる作品となっています。

ゲスト声優

2008年1月20日に東京都内のスタジオで、「映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝」のアフレコが行なわれました。
この日「ドラえもん」のメインキャラクターの声優さんに加えて、人気女優の堀北真希さん、俳優の三宅裕司さん、くりぃむしちゅーの有田哲平さんがアフレコに挑戦しました。

初めてアニメ映画のアフレコに挑戦した掘北さんは、緑の星の王女「リーレ」役を演じました。女優の「お仕事」とは一味違い、アニメ映像を見ながら、それに声を合わせていくのが難しかったそうです。

堀北さんは、子供の頃から「ドラえもん」が大好きだったそうです。なので声優の「お仕事」ができて、とても嬉しかったようです。

くりぃむしちゅーの有田さんも、声優の「お仕事」は初めてでした。
有田さんが演じるのは、地球から緑を奪おうと企むシラーの手先の「パルナ」です。

三宅さんの役は、緑の星を旅している長老の「ジィ」役です。
三宅さんも「ドラえもん」のアフレコに参加できたことが、とても嬉しかったそうです。

もうひとつの"緑の巨人伝"

「もうひとつの"緑の巨人伝"」は、「のび太と緑の巨人伝」で登場する植物星の王女「リーレ」が、まだ小さかった頃のストーリーです。

植物星で「弾き語り」をする芸人「のびテン」と「ドラぼてん」という、「のび太とドラえもん」に似た二人が旅をしていると、城を抜け出したリーレが荷台に落ちてきます。
そして、一行は「禁断の森」という場所へ迷いこんでしまいます。

リーレは、この森にいるという「緑の巨人」を探して、亡くなった両親に会いたいという望みを、どうしても叶えたかったのです。
「のびテンたち」は、「リーレの願い」を叶えてあげたいと森を散策します。
しかしリーレが崖から落ちてしまい、「のびテンたち」も谷底へ落ちてしまいます。

「もうダメだ……」と思ったその時、リーレの両親の呼ぶ声がします。
そして、スルスルと伸びてきた植物たちに助けられます。
リーレは、両親の存在を身近に感じることができて、城に戻ることにします。そして「のびテンたち」を議会に呼び、表彰することにしました。

ドラえもん春休みスペシャルで放送

なお「もうひとつの"緑の巨人伝"」は、2008年3月28日のドラえもん春休みスペシャルで、放送されました。
「キー坊が恋をした」「もうひとつの"緑の巨人伝"」「ジキルハイド」の3作品が、放送されました。

これは、その時に公開中のドラえもん映画「のび太と緑の巨人伝」の宣伝として企画されたようです。その内容は、完全にオリジナルな作品となっていました。

「もうひとつの"緑の巨人伝"」は、「のび太と緑の巨人伝」との「繋がり」は、あまりないかもしれません。しかし少女時代のリーレの「可愛らしさ」や、リーレの両親について知ることができます。

また、「のびテン」と「ドラぼてん」の二人が、とても楽しませてくれます。今後も、ぜひ放送して欲しい作品です。