趣味感覚で本を出せる自費出版

自費出版の種類

エッセイ

自作の本

自費出版の本の種類には、色んなものがあります。その中で、エッセイを自費出版する人がいます。

エッセイとは、日記を書くような感覚で文章を書き、毎日の自分の生活から感じたことなどを書いたものと言えます。自分が思っていること・感じていることを書き留めたものと言えます。
そういうことより、書店に並べるために本にするというよりも、自分のために本を作る人が多いそうです。

なお、エッセイを自費出版する時、ページ数や部数などで値段が変わってきます。
プレゼントするためや記念のためという個人用として本を作るなら、部数を最小限にすると良いです。

部数の他にも、カバーをハードカバーにするか、表紙のデザインをどうするか、選べるようです。

もしもプレゼント用にしたいと言えば、プレゼント用の箱に入れてくれる会社もあるそうです。
プレゼント用と言えば、親へのプレゼントとして本を制作する人もいるそうです。例えば育ててもらった中で衝突があったため、「感謝の気持ち」を伝えられなかった場合、「自分の気持ち」を書いて本にします。

ブログ

業者に印刷を依頼する自費出版に、密かに注目が集まっています。その中でも、ブログを印刷して本にしたい、という方がいるそうです。

ブログとは、簡単に言えばウェブサイト上で書かれた日記のような物と言えます。個人的な日記と言える物が多いですが、ネット上に公開されているので誰でも読めます。

内容については、日常の出来事を始め、料理やダイエットについてなど、様々あります。
ブログの自費出版と聞くと、小説や詩を書いている人が自費出版で本にすると思うでしょう。ですが意外と、料理のレシピや育児という生活に関するブログも、自費出版が多いと聞きます。

ブログを書く人にとっては、自分が書いた記事がネット上にしか存在していません。なので存在感ある物にするために、書籍化する人がいるようです。本が自分の手元にあると、自分がやってきた事が「形になった」という実感があるそうです。

ブログを本にしたい場合、業者によっては、ブログのURLを伝えるだけで良いところもあります。写真や内容を、そのまま本にしてくれます。とても簡単です。

小説の場合は、文章をそのまま入れてもらえます。レシピなど写真がある記事は、レイアウト料が別料金で発生したりします。
部数については、10冊から印刷してくれる業者もあるそうです。これなら、手軽にブログ本を作れるでしょう。

余談になりますが、もしもブログのアクセス数が「とても多い」なら、そのブログの本を買ってもらえるかもしれません。そうなったら、ブログ運営者としても嬉しいです。

小説

普段から、市販の小説を読んでいるが、自分も小説を書いて出版してみたい。そう思っている人は、結構いるかもしれません。

個人で小説を出版する方法の一つに、自費出版の専門会社を利用する方法があります。この会社は、近年、個人で本を出版したいと思う人たちのニーズによって出来た会社と言えます。

自費出版の専門会社に頼むメリットの一つに、色々なアドバイスをもらえる点が挙げられます。やはり初心者が小説の本を作る際、わからない事が多いです。契約に至るまでの説明を始め、契約後、実際に小説本を作るためのアドバイスをもらえるでしょう。

結構楽しい小説を書くこと

かなり昔のことになりますが、パソコンでワープロソフトが登場し始めた頃、面白がって自作の小説を書いていたことがありました。当時ワープロソフトというものが「とても珍しいこと」もあって、何か文章を打ち込みたかったのでしょう。

ですがしばらく経った後で飽きてしまい、やめてしまいました。その後はもっぱらオフィスソフトでビジネス文書を作成するのみ、となりました。
自作小説の「出来上がりの良し悪し」はひとまず置いといて、物語をあれこれと考えて作文するのは結構楽しかったと思います。また何か物語が浮かんだら、自己満足の趣味として、自作小説を書いてみたいです。

写真集

近年ではスマートフォンを始め、デジタルカメラで写真を撮る人が増えました。そして今まで撮った写真を写真集にしてみたい、と思う人も多いと聞きます。

そういう要望に応えるため、自費出版にて、写真を綺麗な印刷で仕上げてくれる業者もあるそうです。写真が趣味の人にとっては、まるでアルバムのような自作写真集は思い出に残る一品になるでしょう。

写真集作成の依頼は、基本的には会社に、撮った写真のデータを送る事になります。そのデータを元に、本を制作します。色の修正についても依頼できます。

あと、より良い写真集にするために、どの写真を選ぶと良いか?相談に乗ってくれる業者もあるそうです。プロの意見を取り入れたら、きっと良い写真集ができると思います。

絵本

絵本と言うと、子供が読む本と思うかもしれません。だけど近年では、大人の方で絵本を読む人がたくさんいる、と言われています。絵本ブームと言われたりして、たくさんの絵本が書店に並んでいるようです。

そういう状況のためもあり、絵本を自費出版する人もいるようです。自費出版なら、絵から物語まで全て自分で作ることができます。
一つの方法として、描いた絵を業者に持って行けば、スキャナーで絵を読み取ってくれます。自分が描いた絵が、そのまま絵本になります。これで、オリジナル絵本が出来上がりです。

絵本の制作については、それほど難しい文章は必要ないため、誰でも描けると言われています。
しかし実際には、「物語を作る」「絵を描く」という2つの能力が必要です。実際に絵本を作るのは、大変なことです。

絵本を作ってみたい、しかし絵を描けないという人もいるでしょう。自分の代わりに、絵を描ける人を見つけたいと思っても、なかなか見つからない場合もあります。
そんな時、自費出版なら、例え絵が苦手であっても描けると思います。自分向けの絵本ということより、心理的負担が少ないからです。

ところで近年では、親が物語を書き、子供が絵を描いたという絵本を、自費出版する場合が増えているそうです。これは、親子にとって良い思い出・良い記念になると思います。親子にとっては、オリジナルな絵本だからです。

儲からない自費出版

自費出版による収入について、一般的には自費出版をしても儲からない、と言われています。自費出版は、なぜ稼げないのでしょうか?

その理由の一つに、最初に個人で負担する費用が大きい点があります。
ある程度の本が売れても、なかなか最初の出費を補うことができません。

その他の理由として、たくさん売れないということがあります。
書店に並べるだけでは、売れません。そして売れなかったら返品になるため、利益を期待できません。
例え個人で出版した本であっても、有名な著者の本と同じくらいの価格になるようです。一般の人からすると、聞いたことがない人の本に、有名な本と同じくらいの「お金」を払えない、と思うようです。

もしも作家デビューを希望しているなら、まずは小説などを公募している出版社に応募するほうが良いでしょう。

電子書籍で出版

いきなり紙媒体で自費出版して損するのを防ぐために、最初は電子書籍で出版するという方法もあります。この電子書籍は従来の出版と違って、印刷する必要がありません。よって、安い費用で出版できる点がメリットとされています。

電子出版は、個人的な作品を出版しやすいメディアと言えます。インターネット上に本を公開する事は、費用や手間があまりかからないからです。まずはネットで公開して、人気があったら書籍化するという販売方法も選択できます。

電子書籍は、多くのユーザーが利用する人気サイトに掲載してもらえると売上アップを期待できるようです。もちろん、自分のサイト上で公開する事もできます。
なお、電子書籍の場合、販売価格を自分で決められると言われています。収益を自分で決められる事は、メリットと言えます。

自費出版の専門会社

個人で本を出版する際、より確実に出版する方法として、自費出版の専門会社を利用する方法があります。
自費出版の専門会社には、本に関するプロのスタッフがいます。そのスタッフは、校正やデザインなどをやってくれます。本を作りたい、でもどうすれば良いか?わからないという人は、利用することを検討してみましょう。

ただし、新聞社や大手出版社のように知名度はありません。本を出版した際のブランド名については、期待しないほうが良いです。
あと、流通ルートを持っていない会社もあります。その場合、書店に並べることはできません。
多くの自費出版の会社がありますが、中には悪徳な業者もいるようです。念のため気をつけてください。