汚れた壁を掃除する方法

壁の掃除方法

いつも床掃除だけ行なっているなら、たまには壁も掃除してみましょう。

なお、壁の掃除は、その材質や汚れの種類によって少し変わってきます。例えば洋室の壁を掃除する場合、出来るだけ水分を使わないほうが良いと言われています。

以下に、ビニールクロスの壁掃除の仕方について、ご紹介したいと思います。

黒っぽい汚れ

テレビなどの電化製品が壁に接近している場合に、薄くて「ぼや~ん」と黒くなっている「汚れ」が出来たりします。これは、ホコリやススが堆積した物です。

「汚れ」の部分を、まずは掃除機でよく吸い取りましょう。
その後、「少量の水を含ませたクリームクレンザー」と「亀の子たわし」で、こすります。
そして洗剤を落とすために「水拭き」をして、その上から「乾拭き」をして水分を残さないようにします。

ヤニなどの黄ばんだ汚れ

まずは掃除機で、表面のホコリをよく吸い取ります。
ホコリを吸い終わったら、住居用アルカリ性洗剤(スプレータイプ)などでスプレーします。
この時、洗剤が垂れないように注意してください。

次に「水で湿らせた亀の子たわし」などで、円を描くように丸く軽くこすっていきます。
「デコボコに入った汚れ」をかき出す事が、目的です。

小さな泡が出てくるので、その泡を清潔な布でコマメに拭っていきます。
汚れた部分が綺麗になるまで、何度か繰り返します。

ボールペンの汚れ

「ボールペンの汚れ」は、時間が経つほど落ちにくくなります。

ボロ布にエタノールをつけて、拭き取ってみます。多少薄くなるかもしれません。
その後メラミンスポンジに、少量の水分を加えたクリームクレンザーをつけます。
汚れた部分を、何回か軽くこすってみます。

最後は、歯ブラシにクリームクレンザーをつけて、少し水分を加えて擦ります。
その後、丁寧に「水拭き」をして、洗剤成分を残さないようにします。

それでも落ちない場合は、「白色の壁」の場合は、塩素系の漂白剤を水で薄めた物を歯ブラシにつけて擦ります。
5分から10分経ったら、洗剤が残らないように丁寧に水拭きします。
何日か繰り返すと、少しずつ綺麗になって行きます。

「柄物の壁紙」の場合は、酸素系の漂白剤を使います。使用方法は、塩素系の漂白剤と同じです。

マジックやクレヨン、鉛筆

子供の落書き

壁の掃除で「手こずる汚れ」と言えば、お子さんが「いたずら」で描いた落書きでしょう。マジックやクレヨン、鉛筆で描かれた落書きの「汚れ」を落とすのは、かなり大変です。

「マジックの汚れ」に対しては、灯油やマーガリンという油が有効とされています。

「クレヨンの汚れ」については、歯磨き粉をつけてブラシでこすると取れるそうです。
あと、アイロンで熱すると取れやすくなります。

「鉛筆の汚れ」については、消しゴムが一番有効です。
なお、消しゴムを使って、「他の汚れ」を消せる場合があります。「壁の落書き」を消したい場合、まずは消しゴムを使ってみると良いでしょう。

補足:油性マジックやクレヨンの「汚れ」について。
住居用の弱アルカリ洗剤とクリームクレンザーを混ぜて、清潔な布につけて拭きます。
デコボコなクロスの場合は、歯ブラシなどのブラシに洗剤をつけて、軽くこすると落としやすいです。

「クレヨン汚れ」を落とす裏技

  1. 壁や柱にある「クレヨン落書き」の上に、布をあてます。
  2. 低温に設定してある温めたアイロンを、布の上から押し当てます。
  3. 当て布の場所を変えて、「クレヨン汚れ」の場所全体に対して同じように繰り返します。
  4. アイロンを当て終わったら、次にクレンザーと住居用洗剤を混ぜて、それを布に染み込ませます。その布で拭けば、「クレヨン汚れ」を落とせます。

革張りソファに付いているクレヨンやボールペンの「汚れ」を落とす場合も、裏技があります。それは食パンを使って「汚れ」を落とす、という方法です。

  1. まず、パンの白い部分を丸めます。こねて粘土みたいにします。
  2. それをソファの汚れた部分にあてて、こすります。そうすると、「汚れ」が取れます。

業務用の洗剤を使ってみましょう

「壁紙についた汚れ」を落とす、業務用の洗剤があります。

そのような洗剤の例として、天然植物系の洗剤があります。「壁紙の汚れ」を落とし、ホルムアルデヒトなどの有害物質を吸着したり、低減したりします。

その他にも、100%電解アルカリイオン水のみで作られた物があったりします。界面活性剤やアルコールなどを使用していない洗剤なので、人体にも環境にも優しいということです。キッチンなどにも、安心して使えます。

使用方法は、布にスプレーしてサッと拭き取るだけです。「煙草のヤニ」や「油汚れ」など、なかなか落ちない「しつこい汚れ」を綺麗に落とせます。
拭き取り後では、以前と比べてサラサラすべすべになるようです。

業務用の洗剤ということより、「汚れ」の内部に浸透する力が強くて、素早く「汚れ」を浮き上がらせます。よって、「細かいデコボコがある面に付いた汚れ」も、簡単に落とせます。

強力洗浄で安全性高い

多くの方は家庭用の洗剤を使っていると思いますが、仕事で洗浄する場合は、業務用洗剤を使うことになります。

業務用ということより、強力に洗浄できることが第一という印象を受けます。その「強力さ」ゆえに、人体に悪い成分が使われていそうと思ったりします。
ですが実際にはそんな事はなくて、洗浄力が抜群でありながら安全性は高い、そんな業務用洗剤が多数あるそうです。

安全性の高い業務用洗剤の中には、化学物質を全く使用せず、果物のエキスや植物の樹液などから作られている物があります。このような洗剤は安全であり、人体に対しても無害です。

業務用ということより主に企業に対して販売していますが、家庭向けに販売している物もあります。
ただし価格は企業向けかもしれません。その場合、高価な気がします。ですが通販などで、業務用レベルの洗剤が「お手頃価格」で販売されたら「いいな」と思いました。