たくさんの洗濯物

「衣替え」のシーズンにたくさんの衣類を洗濯したい時、または、布団や絨毯(じゅうたん)などの大きな物を洗濯したい時、宅配のクリーニングサービスを利用するのも一つの手です。

自宅の洗濯機で、それら大量の洗濯物を頑張って洗おうと思えばできます。だけど、時間と手間がかかります。面倒そうなので、結局洗濯をしなかった。そんな結果になったりします。

近年では、特に通販などで宅配というサービスは大活躍です。毎日多くの人たちに利用されています。宅配クリーニングについても、宅配サービスと同様のメリットがあると言えます。
クリーニングを依頼する手順は、簡単です。

  1. 洗濯して欲しい物を、宅配便で業者に送ります。
  2. クリーニング業者がクリーニング終了後に、今度は自宅に洗濯物を送り返してくれます。

洗濯物が自宅まで届けられるため、たくさんの衣類を洗濯したい場合、宅配サービスはかなり便利と言えます。

ところでクリーニングサービスなら、近所のクリーニング店でも良いのでは?と思う方もいるでしょう。確かにそうなのですが、仕上がった衣類を再び取りに行くのは面倒だったりします。
その点、

宅配クリーニングなら、仕上がった洗濯物が自宅までやって来るので便利です。

クリーニング方法

クリーニング方法を大きく分けると、ドライクリーニング、ウェットクリーニング、ランドリー、特殊品のクリーニングに分ける事ができます。クリーニング店では、衣類の素材や汚れに対応してクリーニング方法を選ぶ事になります。

ドライクリーニング

クリーニング方法には以上のような種類がありますが、一般的なクリーニング方法はドライクリーニングです。
家庭で洗濯する時は水を使いますが、このドライクリーニングでは水を使いません。水の代わりに有機溶剤を使います。石油系溶剤やパークロロエチレンという物を使います。

ドライクリーニングの特徴を言うと、水では落とすことが困難な油脂系の汚れ(口紅やマヨネーズなど)をよく落とす、という点です。
他にも、デリケートな素材の衣料に対して「型崩れ」や「収縮」を起こさないように仕上げる事ができます。毛や絹、レーヨンや合成繊維などの素材を、劣化させないようにして洗えます。

ですが欠点もあります。「水溶性の汚れ」が落ちにくいという点です。その他に気をつける点は、色落ちしたりボタンが溶けてしまったりします。これは、有機溶剤の溶解性がとても強いためです。

ちなみに、スーパーで売られているドライ衣料用洗剤は、水で洗った際、「縮み」や「型崩れ」が起きないように工夫された洗剤です。ドライ衣料用洗剤を使った洗濯は、業者が行なうドライクリーニングとは違うと言えます。

クリーニング店の仕上げ方

ちなみにクリーニング店の仕上げ方には、「機械仕上げ」と「職人さんによる手仕上げ」の2つがあります。現在では、「機械仕上げ」の後に「手仕上げ」を行なっている店が多いようです。
「安さ」と「速さ」を重視しているクリーニング店では、主に「機械仕上げ」を行なっています。「仕上がりの良さ」を重視している店では、時間をかけて「手仕上げ」を行なっています。

洗い終わって濡れたままのYシャツで言うと、「機械仕上げ」の場合では、Yシャツを機械にかけると約1分で1枚のYシャツが仕上がるそうです。
「手仕上げ」のみの場合では、5分から10分くらいで1枚のYシャツが仕上がるようです。職人さんが電気アイロンで仕上げる際、このくらいの時間がかかるようです。

クリーニングを頼む衣類によって、適切にどちらかを選ぶ事になります。例えば「思い入れ」のある大切な衣類の場合は、「職人さんによる手仕上げ」を選びたいと思うでしょう。

まれに洗濯トラブル?

洗濯のプロであるクリーニング店に衣類を洗ってもらえば、新品同様みたいに綺麗な衣類になるはず。多くの人たちはそう願っている、と思います。しかしまれに、クリーニング店ならではのトラブルがあったりするそうです。

クリーニングしてもらったはずなのに、生地が変色していた。そんなトラブルが聞かれます。原因の一つとして、ファスナーやボタンなどの金属が生地の染料と反応してしまうことが挙げられます。
その他のトラブルとして、乾燥ジミと呼ばれているものもあります。クリーニングの際に洗浄液が衣類に残ったままの状態で乾燥作業された場合、乾燥ジミができてしまうそうです。

クリーニング店では、丁寧にしっかりと洗濯してくれます。だけど思わぬトラブルが起きてしまう場合もある、と聞きます。心配な場合、事前に「お店のスタッフさん」に相談すると良いでしょう。

化学火傷

クリーニングに関するトラブルの一つに、化学火傷(かがくやけど)があります。クリーニング処置をした衣類を着用した際、肌が火傷のように炎症してしまう症状になったりします。ドライクリーニングにおいて使用される有機溶剤が衣類に残留していることが、主な原因と言われています。

有機溶剤では、石油系クリーニング溶剤が主に使われています。この溶剤は衣類に残留しやすいことより、化学火傷の原因となってしまうそうです。そのような火傷の報告は国民生活センターにも寄せられており、衣類の種類ではズボンを履いた際に火傷が起きやすいそうです。

石油系クリーニング溶剤による火傷の症状は、最初は肌がチクチクする感じだそうです。その後も溶剤が残ったままの衣類を着用していると、肌が赤く腫れあがり、しまいには水ぶくれができてしまうそうです。

火傷という症状は完治した後も厄介であり、人によっては肌に黒色のアザが残ってしまう場合もあるそうです。

クリーニングによる化学火傷を防ぐ方法の一つに、「陰干し」があります。「クリーニング済み」の衣類を、「風通し」が良い屋外にて陰干しします。そうすると化学火傷を防げるとされています。

なお陰干しする際、衣類の袋を外してください。クリーニング後の衣類はビニールの袋に入っていますが、あれは保管袋ではありません。単に衣類を運搬する際、衣類を汚れないようにするための袋です。自宅にてその袋の中に衣類を入れておく事は、良くない、または意味がないと言えます。

「染み抜き」を依頼するなら、事前に確認

衣類に付いている「頑固な汚れ」を落としてほしい、そう思って近所のクリーニング店に依頼したのに「衣類の生地を傷めてしまう可能性があるので、できません」、そう断られた人がいたと聞きました。
確かにクリーニング店によっては、染み抜きできない汚れもあると聞きます。

しかし世の中には、「染み抜き」を専門に処理しているクリーニング店があります。そのような専門店なら衣類に付いたシミを十分に調査して、生地を傷めることなく綺麗に染み抜きしてくれます。
宅配サービスを実施している染み抜きクリーニング店もあるそうです。なので、どうしても「汚れ」を落としてほしい衣類があるなら、利用してみると良いです。

ところで衣類の汚れは、素人には何の汚れか?イマイチわかりません。ソースや醤油だったかもしれないし、汗やカビによる汚れかもしれません。
そのような一般的に落とせない汚れは、何が原因で汚れてシミになったのか、しっかりと分析する必要があるそうです。そして衣類の素材の特徴を考慮して、生地を傷めることなく染み抜きすることになります。
これだけのことを行なう場合、やはり専門家に任せるほうが良いと思いました。

店の技術力がわかる?ワイシャツの仕上げ

洗濯の技術力があるクリーニング店かどうかを判断する場合、「ワイシャツの仕上げ」で判断できるという意見があります。単なる噂話かもしれませんが、それなりに根拠があるみたいです。
なぜならクリーニング師の試験において、「ワイシャツの仕上げ」が行なわれていると聞いたからです。ワイシャツを見事に仕上げてくる店は信頼して良い、と言えそうです。

チェックポイントとしては、「ワイシャツの汚れ」がきちんと落ちているか、襟や前立てにシワがないか、ワイシャツに洗浄剤のニオイが残っていないか、などのポイントがあると思います。

なお、クリーニング店の信用度については、掲示されているマークによって、その店の信頼度をある程度知ることができます。同業組合の加盟店を示すマークであるなら信頼できる、と思います。