親が歯磨きしている姿を子どもに見せること、子どもに歯磨きさせる方法
子どもに歯磨きをさせる方法に悩む親は、多いものです。
「親が歯磨きしている姿を、子どもに見せること」は、子どもに興味を持たせ、自発的に歯磨きをする習慣を育てる効果的な方法です。
親子で楽しい雰囲気の中、歯磨きの時間を共有します。
そうすることで、子どもの健康を守りつつ、歯磨きが楽しい日常の一部になります。
この記事では、その具体的な方法やコツをご紹介します。
親が歯磨きしている姿を子どもに見せること、子どもに歯磨きさせる方法

一般的に言って、子どもは歯磨きするのを嫌う、と言われています。
ですが歯磨きは、虫歯予防に大切な事です。
どうすれば、子どもの歯磨きを習慣づける事ができるでしょうか?
その方法の一つは、
「お母さん」や「お父さん」が歯磨きしている姿を、子どもに見せてあげることです。
毎日毎日、歯を磨いている姿を子どもに見せます。
親が歯磨きしているのを見ると、子どもは歯磨きに興味を持つようになって来ます。
そして、物真似したくなって来ます。
親子で一緒に歯ブラシを持って磨くことは良い、と思います。
その時、子どもに歯ブラシを与えてみてください。
子ども自ら、歯磨きを始めるでしょう。
あとは、ほめてあげる事も忘れないでください。
子どもの歯磨きが無事に終わったなら、
- うまく磨けたね
と、ほめてあげましょう。
子どもに無理やり歯磨きをさせようとしても、かえって反発されてしまうものです。
興味を持たせるように、仕向けましょう。
まずは、子どもに歯ブラシを持たせてあげましょう。
歯ブラシを持たせて、自由にさせてあげます。
それから最後にお母さんが、仕上げ磨きをしてください。
仕上げ磨きの時は、水で歯ブラシを濡らして優しく磨くだけで良いです。
なお、歯磨きをさせるタイミングは、子どもの機嫌が良い時(例えば眠たくない時)が良いです。
1歳前後に始める、子どもの歯磨き
子どもの歯磨きを始める時期は、1歳前後に始めましょう。
歯が生え始めた子どもには、
- 一般的なガーゼ
- 市販品の歯磨きガーゼ
などを利用します。
このガーゼで、拭いてあげてください。
軽く振動させる感じで磨く、子どもの歯磨きの仕方

子どもが2歳くらいになると、歯ブラシを使って歯磨きできるようになります。
ですが、子どもが歯ブラシを正しく使えるようになるまでは、親が毎日チェックして、歯磨きを補助する必要があります。
子どもの歯磨きの仕方としては、
- 歯と歯の間
- 歯と歯茎の間
- かみ合わせ部分
このような部分について、よく磨いてあげましょう。
軽く振動させる感じで、磨きます。
強く歯ブラシを当ててしまうと、子どもは痛がります。
特に、上の歯茎にある「一本の皮」の部分は、子どもが「とても痛がる部分」です。
なので注意して磨いてあげてください。
歯の内側については、カスが溜まりやすいです。
なので歯ブラシの先で、かき出すようにしましょう。
親御さんは、子どもの歯を守ってあげましょう

子育てには、大変な事だけどやるべき仕事があります。
子どもの歯磨きも、その中の一つでしょう。
子どもの歯を守ることは、親の大事な仕事です。
赤ちゃんで前歯だけの状態の時は、歯を拭いてあげるだけで充分です。
本格的に歯を磨いてあげるのは、前歯が生え揃って奥歯も生えて来てからです。
子どもの歯は、とても小さいです。
よって歯ブラシの先端だけを使って、細かく震わせるように動かします。
子どもに痛さを感じさせないように、優しく磨いてあげてください。
上唇の内側あたりの、子どもが嫌がる部分に特に気をつけながら、磨いてください。
親御さんは、歯磨きは楽しいという雰囲気を作りましょう
もしも子どもが、自分で「歯磨きをやりたい」と言ったら、赤ちゃん用の歯ブラシを持たせてあげてください。
子どもは、歯ブラシをガジガジ噛んで、すぐにダメにしてしまいますが、持たせましょう。
そして、出来るだけ子どもの機嫌を損ねないようにして、「歯磨きって楽しい事」という雰囲気を作りましょう。
そのほうが、子どもさんは歯磨きしやすいでしょう。
親が愛情を持って歯磨きをしてあげれば、子どもはきっとわかってくれるはずです。
「歯磨きをしないと、虫歯になっちゃうよ」と言わないようにしましょう
なお、
- ちゃんと歯磨きをしないと、虫歯になっちゃうよ!
というような事を、言わないでください。
余計に、子どもが歯磨きを嫌がってしまうことが、あるからです。
1歳前後の子どもは、まず大人しく歯を磨かせてはくれません。なので大変だと思いますが、頑張りましょう。
聞くところによると、大泣きしている子どもを押さえつけて歯を磨くなんて事も、しょっちゅうあるそうです。
親の虫歯菌を子どもに移さないようにしましょう
ちなみに、産まれてきた時の赤ちゃんの口の中には、虫歯の原因になる細菌はいません。存在していません。
多くの場合、
- お母さんが虫歯菌を持っていて、食べ物を口移しであげたりした時に、
- 虫歯菌が子どもに感染する
そうです。
子どもが虫歯になる原因は、実は母親だけではありません。
父親や身近な人からも虫歯菌が感染する可能性があります。
- 親が使った箸やスプーンで赤ちゃんに食べ物を与えたり、
- 親が赤ちゃんにキスをしたりすると、
虫歯菌が移ってしまうことがあります 。
特に、乳歯が生え始める2歳前後から3歳までの時期は、子どもは虫歯菌に感染しやすく、虫歯になりやすいです。
そのため、親を始めとする周りの大人は、
- 自分の歯をきちんとケアして口の中を清潔に保つ事
- 赤ちゃんには食べ物の口移しやキスをしないようにする事
以上の事に気をつける必要があります 。
なお、虫歯の原因は酸です。
口内細菌が食べカスを餌にして増殖する時、酸を発生します。
この酸が歯を溶かして、虫歯となります。
子どもが歯磨きすることで口の中の食べカスを取り除くのは、虫歯予防につながります。