FX取引の「利益の出し方」

稼げる可能性があるFX取引

近年、自由に使える「お小遣いの金額」が減っている……。毎月ため息をつきながら、家計をやり繰りしています。
本業の収入が増えればいいのですが、なかなか給料がアップしません。もう一つ別の収入を得る方法を、そろそろ考える必要がありそうです。

そんな訳で最近、金融の投資商品をチェックしています。株取引や投資信託など、数ある投資商品の中で、私の興味を引いたものがありました。それはFX取引です。近年、注目を集めている投資商品です。

FX取引

注目される理由としては

  • 24時間取引できる点
  • 手数料が安い点
  • レバレッジ効果を使える点

などが挙げられます。これらは、FX取引が個人投資家の関心を惹き付ける魅力と言えます。

レバレッジ効果

特に個人の投資家においては、レバレッジ効果は魅力的だと思います。用意した資金以上の投資を行えるからです。

ここでは、とてもハイリスクな事を言いますが、庶民が短期間で金持ちになるには、高いレバレッジで取引してゆく方法が最も手っ取り早い、と思います。
ただし高いレバレッジなので、負けた時、大損することになります。ですが安月給の雇われ人が億万長者になりたいなら、ハイリスクの取引も選択肢の一つと言えます。
ただし繰り返しになりますが、取引で負けた時、借金だらけで再起不能になる可能性があります。

なお、レバレッジは投資に限った話ではなくて、経済でも乗数効果として知られています。例えば、公共事業が経済に対してレバレッジの効果を与えることなどが知られています。

利益の出し方

FXの取引では、外貨預金や外貨MMFと同じように利息が発生します。この利息と為替差益を合わせて、稼ぐことができます。

日銭を稼げるスワップポイント

FXの利息は、スワップポイントと呼ばれています。このスワップポイントは、毎日受け取れます。なので、定期的に日銭を稼ぐには最適です。
FXの初心者でも、もしも長期的に損を出さずに運用できれば、結構な金額を稼げるでしょう。

ただし為替相場が激しく変動する場合は、含み損の状態になったりします。為替相場が激しく変動する場合では、短期の取引で為替差益を狙うほうが稼げるでしょう。
為替相場が安定している場合では、「スワップポイント狙い」で長期の取引をして稼ぐという方針でも良いです。
このように為替相場に応じて取引すると、効率良く稼げる可能性があります。

利息で稼ぐ例を言うと、
10万円の資金に対して10倍のレバレッジをかけると、100万円の資金を運用できます。
これに金利5%をかけると、5万円の利益を得られます。
元々の資金10万円に対して5万円なので、50%の利息になります。

理想的な場合の例ですが、こうした取引ができることは、FX取引のメリットの一つと言えます。

スワップ運用

為替変動の影響を出来るだけ抑えてスワップポイント(スワップ金利)を得る方法、スワップ運用について、お話したいと思います。高金利の通貨を運用すれば、そこそこの利益を期待できます。

スワップ運用で稼ぐテクニックの一つに2つの通貨を同時に建てる事で為替変動の影響を抑える、というテクニックがあります。
為替取引の例を言うと、ユーロ/円を1万数量買う、スイスフラン/円を1万数量売る、という取引になります。※ユーロやスイスフランを、別の通貨に置き換えても良いです。

例として、ユーロ/円とスイスフラン/円という通貨ペアを選んだ理由は、この通貨ペアは順相関の関係であると判断したからです。
順相関とは、お互いの為替レートが同じような動きをする関係の事を言います。ユーロ/円とスイスフラン/円の為替チャートが、同じように上下する事を言います。

ここでユーロ/円を買い、スイスフラン/円を売ると、お互いの為替レートの動きを反転させる事ができます。この関係を、逆相関と言います。
通貨ペアが逆相関の関係の場合、一方の通貨が含み損になっても、もう一方の通貨は含み益を持っています。よって為替変動の影響を抑えつつ、スワップポイントをもらう事になります。

一つの通貨で運用する場合

なお、高金利で為替変動の少ない通貨が存在するなら、その通貨だけでスワップ運用すれば良いです。だけどそのような通貨はない、と言えます。

一つの通貨だけでスワップ運用する場合、為替の暴落など急激な為替の変動があると、それまでコツコツ貯めた利益を失ってしまうリスクがあったりします。
スワップ運用は長期にわたって(例:10年間以上で)運用する事になるので、為替変動に巻き込まれる可能性があります。

為替相場で稼げる為替差益

外貨で利益を得る「もう一つの方法」に、為替差益(キャピタルゲイン)で稼ぐ方法があります。株取引で言ったら、相場差益に相当します。

一般的には大きく稼ぎたい場合、為替差益で稼ぐのが主な「やり方」と言われています。外貨では金利で稼ぐ「やり方」もありますが、長期にわたってコツコツ稼ぐ「やり方」になります。比較的短期間で大きく儲けるには、為替差益を狙う事になるでしょう。

「為替差益の仕組み」は、とてもシンプルです。「安く買って高く売る」ということになります。この「仕組み」は、株を始め、商品を販売するビジネスでも「お馴染みの仕組み」です。

ちなみにFX取引の場合、為替レートが上がっても下がっても利益を出せる可能性があります。なぜならFX取引では、「売り」から取引を開始できるからです。つまりFXでは、相場安・相場高のどちらの局面でも為替差益を狙える、と言えます。

もしも「売り」が有利だと判断したら、売り取引から利益を狙っていっても良いでしょう。
例えば、
1ドル = 110円で1万ドル(110万円)売った後に、
1ドル = 100円になれば(100万円になれば)、
買い戻して10万円の利益となります。

当たらない「為替相場の予想」

FX取引では、円高・円安の予想を当てさえすれば稼げます。これは単純明快であり、わかりやすいと思います。ただし先ほど単純明快と言いましたが、円高・円安の予想をピタリと当てるのが最も難しいと言えます。難しいので、多くの個人投資家が残念ながら損をしています。

FXに限らず、投資に関する予想は「かなり難しい」です。現代では、ネット上から最新の経済ニュースやマーケット情報が手に入ります。ですが、予想は当たりません。文章を始め、音声や動画などで、刻々と変化するマーケット情報がリアルタイムで配信されていますが、それでも予想は当たりません。

もしかしたらシステムトレードの「自動売り買いの結果」を分析するほうが、意義があるかもしれません。自分が行なう手動取引において、参考になる売り方・買い方を、システムトレードの売買記録から見つけ出せるかもしれません。

株に比べてローリスク・ローリターン

FX取引は、株に比べてローリスク・ローリターンと言われています。
FX取引は、外貨の為替取引が基本です。もちろん為替相場の下落によって、大きく損をしたりします。しかし一つの国が急激に破産する事は、まずあり得ない事です。
一方、企業の場合では、突然倒産する事もあります。会社の倒産というリスクを考えると、株取引のほうがリスクがあるかもしれません。

なお、ローリターンでは物足りない人がいるかもしれません。もしもハイリスクを引き受けるだけの経済基盤がある人なら、取引内容をハイリスクにして大儲けに挑戦しても良いでしょう。しかし一般の人には、なかなか難しいと言えます。

FX取引の例

参考として以下に14万円の保証金で約2万円ほど稼いだ時の記録を、ご紹介したいと思います(2006年当時)。

取引保証金:140,000 円。
評価損益金:24,876 円。
スポット円換算:22,940 円。
スワップ円換算:1,936 円。

なお、取引期間は17日間でした。この取引に限ってみれば、銀行に14万円を預けておくより稼げた、と言えるでしょう。
ちなみに、これは偶然にうまくいった時の取引記録になります。