美肌になるために「良い睡眠を取る方法」

「肌荒れ」の原因となる睡眠不足

美肌と睡眠は、大きく関係しています。例えば睡眠不足が続くと、目の下にクマができたり、顔色が悪くなったり、ニキビや吹き出物ができて肌荒れしたりします。
このように不十分な睡眠は、肌の状態に「かなり影響」を与えます。

睡眠不足になると、肌にとって大切なターンオーバーやホルモンバランスに、「乱れ」が起こります。ターンオーバーとは、定期的な肌の生まれ変わりのことです。

充分に睡眠を取れていなかったり、毎日の睡眠時間が違っていたりすると、ターンオーバーの周期に「乱れ」が生じます。そして脂質が多くなったりしてニキビができたりするなど、「肌荒れ」が起こってしまいます。

美肌を保つためには、規則正しい生活(睡眠)が良いと言えます。

ところで、睡眠不足から起こる「ホルモンバランスの乱れ」は、「肌荒れ」などの美容の面だけではなくて、健康面にも影響を与えます。健康を守っている成長ホルモンの分泌は、睡眠中に行なわれているからです。

近年では、大人だけでなく子供の睡眠時間も短くなってきている、と言われています。
睡眠不足で成長ホルモンの分泌が乱れると、育ちざかりの子供の場合では、健やかな成長に悪い影響があります。

肌に良い睡眠を取る方法

深夜

美肌のためには睡眠が大切と言われています。でも、ただ眠れば良い訳ではありません。睡眠の質が大切です。
良質な睡眠を取る方法には、どのような方法があるでしょうか。

起床と就寝の時間を同じにする事

寝ている間に分泌される、肌の再生機能を促す成長ホルモンは、体内時計の影響を受けて分泌されます。
眠り始める時間が日によって違うと、体内時計のリズムが狂ってしまいます。そうなると成長ホルモンが、うまく分泌されなくなってしまいます。気をつけましょう。

あと、平日にきちんと眠れなかった場合でも、週末に寝だめすることは禁物です。
体内リズムを崩してしまうことになるからです。こちらについても注意しましょう。

睡眠については長く寝れば良い、という訳ではありません。一つの目安としては、毎日の起床と就寝の時間を「ほぼ同じ」にする、睡眠時間を1日約7時間くらいにする、と良いでしょう。
ちなみに睡眠時間については、6時間から8時間ほどの睡眠時間を取りましょう。やはり睡眠は、肌の状態に「かなりの影響を与える」からです。

ゴールデンタイムに寝ている事

肌にとって良い時間帯と言われているものがあり、その時間帯の事をゴールデンタイムと言います。

ゴールデンタイムの時間帯は、夜の22時から夜中過ぎの2時までの事を言います。

この4時間という時間帯が、肌にとって大切な時間帯です。なぜなら、この時間帯に成長ホルモンが最も分泌されるからです。つまり肌が回復しやすい時間帯と言えます。
肌細胞は、睡眠時に再生します。肌の新陳代謝が活発に行なわれる時間帯は、先程言った22時から2時の間です。なので肌のためには、この時間帯に睡眠を取るほうが良いです。

成長ホルモンの分泌は、肌にとって大切なホルモンの分泌にも繋がっています。美肌になりたいと思っている方は、ぜひ「このゴールデンタイムに睡眠を取ってほしい」と思います(余談ですが、ゴールデンタイムには内臓の修復も行なわれます)。

肌のことを考えて、この時間帯には眠っているようにしてください。「夜更かし」は楽しいですが、やめましょう。

そうは言っても、仕事などの都合で夜中の12時までに寝付くのが難しいという方もいるでしょう。そんな方は、まずは夜中の12時から2時までの間、睡眠を取るようにしてみましょう。

お酒を飲まない事

眠る目的で「お酒(アルコール)」を飲むことを、やめましょう。
適量のアルコールには、リラックス効果があると思います。しかしアルコールには「皮脂を分泌させる働き」もあり、肌トラブルの原因になる場合があります。

また、アルコールで血行が良くなりすぎると、睡眠サイクルが乱れてしまいます。これでは熟睡できなくなってしまいます。

必要なら、就寝中に保湿ケアする事

お肌の保湿ケアに気をつけている人の中にも、起きている時のみケアをしていて、眠っている時はケアをしていないという方がいる、と聞きました。

就寝中の肌の状態は、翌朝の肌の状態に繋がります。朝起きたら唇がカサカサに乾いていた、なんていう経験があったりします。出来るなら就寝中も、しっかりと肌の保湿ケアを行ないましょう。

就寝中の湿度を適切に調整する方法の一つに、就寝前から加湿器を運転しておく方法があります。加湿器の湿度設定は60%くらいに設定しておきましょう。

その他の方法には、マスクをして眠るという方法もあります。呼吸の際に口から出た息がマスクに当たって、それにより顔の周辺の湿度が高まります。つまりマスクをして眠ることで、顔に対して保湿ケアをしているような効果を得られます。

さらに寝ている間、顔の肌が枕や布団に接触して刺激を受けた際、マスクがあることで「その刺激」を軽減できます。

ただし、マスクをしながら眠るのは息苦しいかもしれません。少しでも息苦しいと思ったら、やめてください。

美肌のために、しっかり眠りましょう

先ほど言ったように、睡眠は美肌にも関係があるとされています。睡眠不足になると、肌にとって大切なターンオーバーやホルモンバランスに、「乱れ」が起こります。充分に睡眠を取れない事は、「肌の美しさ」にも悪い影響を与えると言えます。

もしも睡眠不足が原因で目元にクマができたら、見た目が悪くて「がっかり」だと思います。美容のためにも、しっかりと睡眠を取る事は大切です。