効果を期待できる「育毛剤の使い方」

育毛剤の目的は、頭皮の状態を良くして髪の毛を生やすことです。
一般的に育毛剤には頭皮の血流を良くする成分や、髪の成長に欠かせない栄養素が含まれている、と言われています。

朝晩2回の使用

「育毛・発毛の手当て」で大切なことは、「規則正しい生活習慣」と「育毛剤の使用」です。

育毛剤

育毛剤の使用については、毎日、朝晩2回が理想的と言われています。
特に夜、就寝前の使用は、栄養が頭皮や髪の毛へ最も運ばれる時間帯なので、効果の発揮を期待できます。

育毛剤を使用する時にマッサージを組み合わせれば、さらに血流を良くする効果を望めます。
お風呂に入っている時やテレビを見ている時などに、マッサージするのも良いでしょう。

マッサージの仕方は、指の腹で、両側の側頭部の頭皮を押し上げる様にします。頭頂部の頭皮を緩めます。同じように、前頭部と後頭部の頭皮も押し上げます。
なお、髪の毛が薄くなっている部分については、直接マッサージしないほうが良いです。

洗髪してから育毛剤を使いましょう

ところで育毛剤の効果を高めるためには、どのタイミングで使用すると良いでしょうか。

それは洗髪後が、一番良いようです。

「頭皮の汚れ・毛穴の汚れ」を落とした後だからです。

ただし「風呂上がり」や「シャンプーした後」では、頭皮が湿っています。この時に育毛剤を使用しても、薄まってしまいます。しっかり頭皮を乾かしてから使用しましょう。

6ヶ月間使い続ける事

それぞれの育毛剤で決められた使用法・用量を、きちんと守って使ってください。

育毛剤の効果は、すぐには現れません。まずは一つの育毛剤を6ヶ月間、毎日使用してみてください。結果の「良し悪し」は、そのくらい使い続けないとわからない事が多いからです。
もしも1年間、育毛剤を使用しても効果が出ない時は、「生活習慣の見直し」も考えてください。

効果を維持するためには、育毛剤を続けて使用します。
髪の成長の具合については、やはり個人差があります。複数の原因が重なって薄毛になってしまった場合が多いので、なかなか効果が出てこないでしょう。すぐに効き目が現れないことが、現実と言えます。

しかし、自分の頭皮や髪の毛に合った育毛剤を正しく気長に使用すれば、発毛の効果を期待できると思います。その際、食生活や睡眠などの生活環境も改善しましょう。効果が出ることを助けてくれるからです。

育毛にとって大切な項目の一つに、睡眠時間の確保があります。昔から「寝る子は育つ」という言い伝えがあります。寝ることによって髪の毛も育つ、と思います。育毛剤を使って頭皮に栄養を与えると同時に、しっかりと睡眠を取ってください。

使用上の注意

育毛剤を使う際に気をつけたい事の一つに、

同じ効果を持っている「複数の育毛剤」を、同時に使わない事です。

2個以上の育毛剤を使いたいなら、違う効果を持っている育毛剤同士を併用したほうが、相乗効果を得られるでしょう(併用可能かどうか、製品の説明書で必ず確認してください)。

頭皮に炎症が見つかった場合、「かゆみ」や「かぶれ」などの副作用が出た場合は、直ちに使用を中止します。抜け毛がさらにひどくなる可能性があるからです。
頭皮の健康回復を優先してください。

育毛剤を選ぶ際、口コミ情報を参考にして選ぶ人が多いと思います。口コミは有益な情報と言えますが、100%正しいとは限りません。
口コミを信用して選んだ育毛剤が、自分の頭皮に合わない可能性もあります。しばらく試しに使ってみて、合う合わないを正確に判断しましょう。

薄毛になることは、頭皮の状態に異常がある場合が多いです。これでは、育毛剤の栄養素を吸収できないです。
まずは頭皮の状態を正常にしてから、育毛剤を使用するようにしましょう。
頭皮の状態が異常の場合、正しい頭皮ケア用シャンプーを使いつつ、育毛剤をつけていても、薄毛は治らないでしょう。

頭皮に合っている育毛剤を選びましょう

育毛剤の効果については個人差があります。なので残念ながら、効果を感じられない育毛剤もあるでしょう。
少しでも効果を出すために、育毛剤と同じメーカーの(同じシリーズの)育毛シャンプーやヘアトニックを使ってみると良いでしょう。

育毛剤の使い方や分量については、個人それぞれとなります。出来るならカウンセラーに相談して、指導してもらうほうが良いでしょう。
断定できませんが、トニックシャンプーの様な種類は、頭皮に強い刺激を与えると言えます。なので使わないほうが良いかもしれません。
もしも刺激の強い育毛剤を使うと、頭皮がかぶれてしまう可能性があります。刺激が強すぎる場合、良い効果はありません。かえって悪い効果になってしまうこともあります。

なお、各社とも優れた製品を出しており、厳しい基準の下で製造されています。危険な物ではありません。
ただし自分の頭皮に合っているかという点が、一番大切です。なので慎重に選びましょう。