日本の「お茶の産地」

静岡県

お茶畑日本の「お茶の産地」として知られている所に、静岡県があります。静岡県の山間地で作られた「お茶」は、品質がとても高いことで有名です。
お茶という言葉を聞けば、最初に静岡県を思い浮かべる人が多いでしょう。それくらい静岡県は、日本茶の産地として知られている所です。有名なだけあって、静岡県は日本茶の生産量が国内トップです(2009年当時)。

静岡県が「お茶の産地」になった「きっかけ」として、次のような話があります。
聖一国師(しょういちこくし)という人が、中国の宋より「お茶の種子」を持ち帰りました(1244年に日本に持ち帰った、と言われています)。そしてその種子を、静岡県の郊外に植えました。この事が、お茶を栽培する始まりになったとされています。
松尾芭蕉が詠んだ句の中に、静岡県の「お茶」についての句があります。この事からも、静岡県は昔から「お茶の産地」であった、と言えるでしょう。

鹿児島県

お茶の産地と言ったら、多くの人は静岡県を思い浮かべるでしょう。実際にその通りであり、静岡県は、日本茶の生産量が日本一と言えます。
それでは日本で第2位の県を、ご存知でしょうか。それは鹿児島県です(2009年当時)。私は勉強不足のため、鹿児島県が「お茶」と関わりのある県とは知りませんでした。なので、ちょっと意外だと思いました。

鹿児島県の「お茶の生産」については、1800年代から行なわれていたそうです。かなり昔から「お茶」を作っていた、と言えます。そして第二次世界大戦後に、お茶の生産が本格的に行なわれるようになったそうです。

ちなみに鹿児島県では、作業の機械化が進んでいると聞きます。なぜなら、お茶を平坦な土地で栽培しているからです。機械化によって作業効率が向上しており、その事が国内第2位の生産を支えていると言えます。