美味しくて人気がある「鯉の料理」

煮込み料理

鯉(コイ)を美味しく煮て、食べてみましょう。
煮魚を調理する手順は、以下の通りです。

  1. 魚を煮るために、浅い鍋を用意します。
  2. 煮汁を沸騰させます。そして、そこに魚を入れます。
  3. 魚を煮る時は、一般的に上身を上にします。
    ただし切り身の場合は、皮を下にします。
  4. 丸ごと一匹の魚を煮る時は、煮ながら煮汁をかけて、表面を凝固させます。
    切り身の場合は焦げやすいので、鍋を時々揺り動かします。
  5. 「落としぶた」を使います。煮汁を全体に行き渡らせる効果があるからです。
    「落としぶた」を水に濡らしてから用いると、魚の皮がくっつかず、きれいに煮上がります。

鯉などの川魚では「泥臭さ」が気になる、という方もいると思います。そんな時は、ショウガを薄切りにして煮汁に入れて、煮立てます。その中に魚を入れると、「臭み」が気になりにくくなります。

有名な鯉の料理

鯉ところで鯉を用いた魚料理と言えば、「あらい」や「鯉こく」「甘露煮」が有名です。
「あらい」は、お刺身の一種です。冷水で身を引き締めたものを言います。この「あらい」で有名なものが、鯉の「あらい」です。
「鯉こく」は、鯉の輪切りを煮込んだ、お味噌汁の一種です。
「甘露煮」は、しょうゆと砂糖で濃い味付けにしたものです。

鯉は、ビタミンB1、B2、Eが豊富な淡水魚です。利尿作用があることから、「むくみ」に効くと言われます。

「むくみ」と関係の深いビタミンB1

ビタミンの中で、むくみ(浮腫)と関係の深いビタミンはビタミンB1です。もしもビタミンB1が欠乏すると、「むくみ」が出てきます。その他にも、食欲不振や消化不良も起きるとされています。そして大幅にビタミンB1が欠乏すると、脚気(かっけ)や心肥大、多発性神経炎が起きるリスクが高まります。

これらの症状を予防するため、食品からビタミンB1を取るようにしましょう。先程紹介した「鯉の料理」を始め、「豚肉」や「うなぎ」にはビタミンB1が多く含まれている、と言われています。あと、強化米にも多く含まれています。

ビタミンやミネラルは、微量栄養素と言われています。だけど不足すると、自覚症状が出てきます。適量のビタミンを取り続ける事が、やはり大事と言えます。適量というのがポイントです。ビタミンやミネラルを大量に(過剰に)摂取しても、健康上弊害が出るとされています。なので適量を心がけてください。

ビタミンやミネラルを補うサプリがありますが、出来る限り食品から取るようにしましょう。サプリによる栄養摂取は、あくまでも補助とお考えください。