英会話を上達させる「リスニングの勉強法」

英語リスニングの勉強法

初級

英語のリスニングまず初級レベルの方は、英語全体の力をつける必要があります。

初級レベルの方の場合、英語を聞き取れないのはリスニングが弱いからではありません。語彙力が不足していることや文法の知識が少ないことなどが、原因となっている場合もあります。
聞いたこともない単語を、聞き取ることはできません。そして、文章を読んでわからない場合、聞いて理解できません。よって、全般的に英語力を伸ばすことが必要です。

初級レベルの勉強法としては、まず発音を理論的に学習することが大切です。ちゃんとした発音ができるようになれば、リスニングの能力も向上します。
また、効果的な方法として、リピーティングとシャドーイングがあります。これは、耳に聞こえてくる英文を、出来るだけ正しく真似をするという方法です。

聞き取る際に、言っていることを全て理解する必要はありません。何が言いたいのかを、おおよそ理解できれば充分です。
少しずつ英語を聞くことに慣れることで、自然と英語を聞き取れるようになるでしょう。

中級

中級レベルでは、話している内容をもっと詳しく、確実に聞き取れるようになりましょう。
その勉強法は、リーディングと合わせて勉強することです。
例えば英字新聞を読んでから、英語のニュースを聞くという方法です。始めにニュースの内容を理解しておけば、すんなりと聞き取ることができます。
また逆に、耳で聞いてから読むようにすると、「読む速さ」が速くなります。

あと、中級レベルの方は、生の英語と触れ合うと良いです。
毎日決まった時間、理解しやすいテレビドラマやニュース、映画などを聞き続けることが大切です。テレビなどはリスニングの能力を高めるのに、とても効果があります。出来るだけ、見るように(聞くように)すると良いでしょう。

上級

上級レベルの方は、ひたすら生きた英語に接することが大切です。可能ならネイティブともコミュニケーションを取るようにすることが、効果的な方法です。
上級レベルでは、少し英語から離れてしまうと、能力が落ちてしまいます。なので必ず毎日、英語と接するように心掛けましょう。

また、より実践的に聞くために、難しい環境で聞くようにしましょう。例えば、雑音の中で英語のニュースを聞いてみる、というようなことです。
より実際の生活に近い環境で、練習してみてください。

ニュースサイトの活用

英語を覚える方法として、英語のニュースサイトを活用する方法があります。ニュースサイトの多くは無料であり、何度も繰り返し見たり聞いたりできます。
もしもニュース音声のダウンロードが許可されているサイトなら、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーなどに取り込む事ができます。そうすれば聞きたい時に音声を再生して、英会話を聞く事ができます。

ですがこの方法には、学習上のデメリットもあります。日本語訳が無いという点です。特に英会話の初心者だと、ニュースの英会話を全く聞き取れないと思います。
ニュースサイトの中には、英文スクリプトが付いている所があります。英文があれば、少しは意味がわかるかもしれません。

外出先でもリスニング学習

英語の習得で、携帯音楽プレーヤーを活用した方法があります。特に活用できる分野として、英語のリスニングの習得です。
例えばラジオの英会話番組をスマートフォン端末や携帯音楽プレーヤーに入れておき、いつでも聞けるようにしておきます。英会話を聞き取れず、よくわからなかった場合は、何度でも聞き返してください。携帯プレーヤーを使うことより、外出先の隙間時間に、スマートに英会話を聞き直せます。

やはりポイントとしては、英会話を持ち歩きできるという点です。忙しい現代社会におすすめしたい、英語リスニングの練習法と言えます。

持ち運べる英会話と言えば、英会話や英語リスニングのポッドキャスト番組もあります。それらを毎日聞いていると、英語を聞き取れるようになってゆくでしょう。
携帯音楽プレーヤーを活用して、外出先でもリスニングの学習をしましょう。

イギリス英語を聞くこと

ちょっと変わったリスニングの学習として、あえてイギリス英語を聞くという方法があります。
その根拠としては、イギリス英語の周波数は、アメリカ英語の周波数よりも高いと言われている点です。イギリス英語を聞くことで、様々な音域の音を聞き取れるという「耳の機能を高めていく狙い」があるようです。

例えば幼児英語の教材の中には、わざとイギリス英語を採用している物があると聞きます。子供さんが、幅広い周波数の音に対応できるようにするためだそうです。
乳幼児期は、言葉をどんどん吸収していく時期です。この時期にイギリス英語を繰り返し聞かせることで、英語を聞き取る耳の機能を養っていこうという教材のようです。
ちなみにイギリス英語を採用した教材は、胎児の段階から使用できます。早期からの幼児教育を考えている人に、おすすめの教材と言えるでしょう。