音を聞き分けできる幼児期に学ぶ、幼児英語教育

注目されている幼児英語教育

英語

現在の子供達が大人になる頃には、グローバル社会になっていると言われています。
その傾向として、日本に移住している多くの外国人は、英語を話す人が多いです。やはり英語は、世界で最も通用する言語と言えます。

そんな状況の影響もあって、幼児の英語教育が注目されています
なぜ幼児の英語に注目が集まっているかと言うと、4歳以下の子供に学ばせるほうが理解しやすい、と考えられているからです。

その理由には、赤ちゃんが持っている能力に関係しています。

赤ちゃんには、英語や日本語など世界中の言葉を聞き分けて、吸収できる能力がある

と言われています。

赤ちゃんは、脳や口の筋肉(舌など)が未発達のため、語学などの学習に関して柔軟性に優れているそうです。

このように色々な事を柔軟に覚えられる、吸収性が高い幼児期を利用して、英語などの言葉を頭の中にインプットさせようという訳です。
そして先程言ったように、「4歳まで」が言葉を覚えるための期間と考えられています。

また、幼い子供なら、「遊び」の延長で英語を覚えてくれる点も、幼児英語教育が注目されている理由の一つかもしれません。

現在の英語教材にはストーリー性があって、音楽が楽しくてテンポが良くて、映像のデザインも良いなど、子供達を引きつけるような幼児英語教材があります。
教室などでもダンスを取り入れたりと、楽しく英語を学べる教室も多いです。

おおよそ大丈夫、子供が英語を学ぶこと

子供の頃から英語を学ぶことは、日本語の発達に悪い影響を与えるかも?
そう心配する人がいると思います。せっかく早い時期から幼児教育を始めたのに悪い結果になってしまったら、とても残念です。

確かに言えることは、日本語の習得を「おろそかにすること」は問題がある、ということです。子供の頃に日本語を学ぶことは、とても大切です。

一般的には、子供の頃から複数の言語を同時に習得しようとしても、片方の言語の習得が遅れるということはない、と言われています(2008年当時)。

早期英語教育

早期英語教育とは、0歳から12歳の子供を対象に英語を教える教育のことを言います。
早期英語教育のメリットは、強制的に英語の勉強をやらせるのではなくて、「純粋な気持ち」で楽しめることです。

例えば、中学生になってから英語の授業を受けた「お母さん」たちのイメージでは、学生時代の英語の勉強は、苦労して難しい単語や文法を詰め込んだ、という嫌な思い出が多いでしょう。
しかも、あんなに苦労したのに、実際には「ほとんど英会話ができない」という状況です。

「何のために英語を勉強しているのか?」
「何が面白くて勉強しなくてはいけないのか?」
このように考えていては、英語を素直に学べないでしょう。

しかし、子供の場合は違います。
赤ちゃんが言葉を覚える際、まず「お母さんの言葉」を聞いて、それを真似することで、自分のものとして身につけていきます。
そして相手に意思を伝えるため、相手を理解するために、言葉を発するようになります。

子供は楽しいと感じることは、積極的に進んで覚えようとします。これは、日本語も英語も同じです。
「先生」や「お友達」と英語で歌ったり、それに合わせてダンスしたり、英語を使ってゲームをしたりして、楽しみながら経験することで、知らず知らずのうちに英語を身につけていきます。

子供は、英語が楽しいと思えば英語に興味を持ちます。そして英語のことを、もっと知ろうとします。
そんな子供たちは、英会話の上達が「とても早い」です。子供さんが興味を示したら、まずは「お母さん」と一緒に英語を楽しむことから、始めてみましょう。

音を聞き分ける能力

お母さんの中には、子供には英語を話せるようになってほしいと願っている方がいる、と思います。ですが、英語を習わせるのはいつからがいいのか、どうやって習わせたらいいのか、わからないことが多いでしょう。

「2歳や3歳の子は、まだ日本語もあまり話せないから、英語なんて早すぎる」
そう考えている「お母さん」もいる、と思います。

でも子供にとって英語とは、実は音楽と一緒です。
小さい子供には、音を聞き分けるという能力があります。そして、その能力を鍛えることで、英語が聴き取れる耳を育てることができます。
なので、耳から英語を聞かせるのは出来るだけ早い時期が良くて、1歳ぐらいから始めても大丈夫です。

また、しっかりと日本語が話せなくても、全然心配いりません。子供には、日本語と英語を聴き分ける能力があるからです。
また、日本人とネイティブの英語の発音も、ちゃんと区別して聴き分けることができます。

しかし、このようにして自然と英語を吸収できる能力は、10歳ぐらいまでしかありません。
よって10歳くらいまでに、英語を聞ける耳を育てることが大切です。

幼い頃に、耳から吸収した英語のリズムや音は、成長してからもずっと残っています。
その後、実際に英語を使う時が来たら、大きな成果が表れます。英語でスピーチができるようになったり、プレゼンテーションを行なったり、ハイレベルなコミュニケーション能力を手に入れるのに役立ちます。

一緒になって学ぶことが大事、親子で学ぶ幼児英語

幼児英語教育を行なう場合には、親も子供と一緒になって英語に触れ合うことが大切です。
例えば教材を利用する場合には、子供とCDを聞きながら一緒に英語で歌っているうちに、子供が覚えてしまったということもあるからです。

幼児英語の教材の中には、親と子が触れ合えるようにサポートしている教材があります。そのような教材を使えば、子供がママやパパと一緒に楽しみながら学べると思います。

英語を学ぶ親子

また、「グッドモーニング」や「サンキュー」など、親子が英語で簡単な会話をすると、意味を理解しながら学べます。親子で英会話することは、英語を学ぶ良い方法と言えます。

他にも「おもちゃ」を使って遊んだり、英語の曲やDVDを見て体を動かしながら踊ったりと、子供が親と触れ合いながら英語を学べる方法があると思います。

ですが、子供と接していても英語を覚えてくれない。そんな風に焦るママも多いと思います。実は私もそうでした。そして同じように考えている親も、たくさんいました。

子供には、それぞれの個人差があります。なので、ゆっくり楽しく行なってください。
そして、できた時には、

「凄いね」
 

などと、声を掛けましょう。きっと子供は喜ぶはずです。

英語と触れ合いましょう

幼児に英語を楽しく学ばせると言うと、
「私に、できるのかな?」と、不安になる親が多いと思います。
子供に学ばせるために、頑張り過ぎる「お母さん」も多いと聞きます。
あんまり難しく考えずに、「親子遊び」の一貫と考えてみましょう。

もしも毎日子供に絵本を読んでいるママなら、英語の本に替えてあげるだけで良いと思います。また、テレビの時間に、一緒に英語のDVDを見るだけでも良いです。
これなら、簡単にできそうだと思えるでしょう。

子供にとっては、「いつもの遊び」を「英語に替えただけ」でも、良い刺激になります。子供が英語に慣れるまでは、少しずつ毎日触れ合っていきましょう。

慣れてきたら、簡単な英語を親子の会話に取り入れたりするのも良いです。例えば「グッドモーニング」などの朝の挨拶や、「アップル」という単語などを取り入れたりしましょう。
もしも英語教材のカードリーダーを持っているなら、10分でも良いので子供と楽しむと「もっと幅が広がる」と思います。

毎日続けることで、子供はママと楽しく遊びながら、英語に触れ合うことができるでしょう。

英語教材には、親子で一緒に取り組むことを重要としている物があります。
ただし教材によって、進め方が違います。使い方がわからない時は、説明書などで確認しましょう。

子供も親も無理をせずに、楽しみながら英語と触れ合ってください。