生活習慣病とも言われたりする、成人病を予防しましょう

生活習慣病の中の一つ・成人病

太りすぎに気づいた人成人病と言われているものの中には、慢性的な疾患が多いです。悪い生活習慣が病気の「きっかけ」となることから、生活習慣病と呼ばれることもあります
生活習慣病とは、主な発症原因として「生活習慣の悪さ」を指摘されている疾患の総称です。

生活習慣病には、以下のような共通点があります。

  • 働き盛りの中年以降の人において、罹患率が多い。
  • 食事習慣に問題がある。栄養管理が悪くて、栄養に偏りがある。食べ過ぎている。
  • 運動不足である。

一般的には成人病(高コレステロール・動脈硬化・高血圧・高脂血症など)について、食事が100%の原因であるとは言えません。同様にコレステロール値が高い人について、全員が肥満であるとも言えません。

ですが、かなりの割合で偏った食事を取っている人、

特に油っこい料理や甘い物を食べ過ぎている人は、肥満気味であり、成人病を患っていることが多い

と言われています。偏食していることは、成人病になる「きっかけ」と言えるでしょう。

生活習慣病も診断できるメタボ健診

メタボ健診では、生活習慣病に関する健診も行なっていますメタボリックシンドロームとは、生活習慣病と内臓脂肪型肥満が合併した状態の事を言います。つまり、メタボリックシンドロームを診断する事は、生活習慣病を診断する事になります。

成人病を予防しましょう

先ほど言ったように、成人病は生活習慣病とも呼ばれています。成人病の多くが、間違った生活習慣から起きているからです。そういう訳で、成人病の予防や改善のためには、普段の生活を改善する事が「とても大切」です。

生活の改善では、

適度な運動をする事や、バランスの良い食事を取る事などが挙げられます。

まずは日常生活の運動と食事について、見直してみましょう。

成人病予防を期待できる大豆

40代から60代という年代は、仕事や子育てなど、人生で多忙な時期と言えます。自分の食事や健康を振り返る余裕のない人が、多いでしょう。ストレスも多いと思います。
まずは毎日の生活において、小さな事から改善してゆきましょう。そうする事は成人病などの病気の予防に繋がる、と思います。

予防と言えば、大豆は成人病予防の効果を期待できる食材です。
大豆の成分の一つであるレシチンは、善玉コレステロールを増やすとされています。カリウムはナトリウムを排出する事より、血圧の上昇を抑えてくれるとされています。サポニンとビタミンEは、「不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働き」があります。

大豆は、これらの他にもビタミンB群や鉄・カルシウムを含んでいて、とても栄養満点な食材と言えます。

嗜好品の見直し

運動と食事の他では、嗜好品についても見直す必要があります。

お酒を飲む量(飲酒量)について言うと、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本くらいまでにしましょう。

タバコについては、目安の本数はありません。禁煙する事(つまり0本)が、成人病の予防に繋がる事になります。節煙している方も、将来的には禁煙を目指してみましょう。

タバコについては、喫煙していてもずっと元気な人がいるのは確かなことです。ですが一般的には、タバコは健康に悪いとされています。タバコそのものだけでなくて、タバコの煙も健康に悪いとされています。
日本人の死亡原因と言われている病気として、「脳血管疾患」や「心疾患(しんしっかん)」「がん」などがあります。タバコは、これら全ての病気と関わりがあるとされています。
血圧を始め健康状態に何らかの異常があるなら、タバコを止めることも検討してください。万が一に大病になった際、なぜタバコを吸っていたんだろうと後悔してしまう可能性があるからです。

三大成人病

40歳から65歳という中年から老年の人に発症する事が多い病気を、総称して「成人病」と呼びます。動脈硬化・高血圧症・心臓病・悪性腫瘍・糖尿病・通風・骨の退行性変性などがあります。

特に「がん・心臓病・脳卒中」を「三大成人病」と言います。この年代の死亡率の上位3位、全体の約6割ほどを占めていると言われています。
厚生省の人口動態統計によると、1990年代以降の主要死因は、1位が「がん」、2位が「心臓病」、3位が「脳卒中」となっているようです(2008年当時)。
この統計からも、三大成人病を予防する事の重要性がわかります。

成人病の「きっかけ」となる悪い生活習慣としては、問題のある食事習慣(栄養の偏り、食べ過ぎ)や運動不足が言われています。

食事では、1日当たり30品目を取るように心掛けましょう。栄養のバランスが良くなります。よくかんで食べて、腹八分目にしましょう。脂肪については、植物性や魚由来の物を取るようにします。

運動については、日常の生活に運動を取り入れるようにします。厚生省アクティブヘルスプランなども参考にしてください。

予防のための運動

三大成人病を予防するために、厚生省は「健康づくりのための運動」を提唱しています。

なお、運動する事は良い事ですが、「適度」である事が大切です。自分にとって強すぎる運動は、かえって体に害をもたらす可能性があります。運動を楽しむためには、自分の体調や年齢に合う事から始めましょう。

心拍数と運動量の目安

心拍数と運動量は、病気の予防において活用されています。例えば厚生省は「健康づくりのための運動所要量」を提案して、日常生活において運動することを習慣にするように呼びかけています(2008年当時)。

この提案では、1週間の合計運動時間と目標心拍数を定めています。
例えば40代では、合計運動時間として160分、目標心拍数として120拍/分としています。1週間当たり、これくらいの運動を行なえば、成人病を予防するのに役立つだろうと言うことです。ここで言う成人病とは、がん・心臓病・脳卒中という3大成人病のことです。

もちろん人それぞれによって体力が違うので、無理してまで脈拍数を上げる運動をしてはいけません。ご自身の体力の限界を見極めつつ、運動を行なう事になります。

日常生活では、脈拍を測る事は「ほとんどない」と思います。ですが脈拍は、ご自身の健康を示す情報の一つと言えます。脈拍計などを使って定期的に脈を測ると、健康維持に役立つと思います。

健康診断を受診しましょう

健康診断一般的に成人病とは、中高年を襲う病気の総称の事です。仕事や家事に忙しい、働き盛りの40代から60代を襲う病気の事を言います。それらの中でも、三大成人病(がん・心臓病・脳卒中)は、この年代の死亡率の上位を占めています。

成人病を予防するために、そして悪化を防ぐための対策として肥満対策があります。この肥満対策は、本人の努力だけに任せるよりも、専門家の力を頼りにするほうがうまくいくでしょう。専門家の指導の下で肥満対策を実施するほうが、より一層の効果を期待できます。

なお、病気を予防するためには、自分の体の健康状態を知る事が大切です。そのために、定期的に健康診断を受けましょう

もしも今すぐに健康診断を受けたいと思ったら、最寄りの保健所や保健センター、総合健診センター、市区町村の担当課に問い合わせてみましょう。もしかしたら、健康診断を受けられるかもしれません。
思い立った時に、自分から積極的に受診することが大切です。健康診断の結果で「異常なし(健康)」ということがわかったら、不安や心配を軽減できるでしょう。

企業に勤めている人なら、職場で定期的に健康診断を受ける事ができるでしょう。しかし、自営業者や派遣労働者、パートタイム労働者、学校の講師、勤めていない人などは、健康診断の機会がないという人もいます。
そういう人は、老人保健法によって市区町村が実施する健診を受けることになります。
ただし日程が合わなかったり、気がついた時にはすでに終了していたり、ということがあります。気をつけましょう。

健康診断には、「胃がん検診」や「大腸がん検診」などのように、特定の疾患の早期発見を目的に行われるものと、「人間ドック」や「成人病検診」のように、総合的に健康状態を検査するものがあります。
「健康診査」「健康診断」「成人病検診」というように名前が違っていても、目的は同じと言えます。病変の有無を調べることに、変わりはありません。

信頼できる医者を見つけましょう

成人病の予防を始め、健康維持の秘訣の一つに、かかりつけの医者を見つけることがあります。
かかりつけ医は、大きな病院である必要はありません。地元の小さな開業医で充分です。「ご自身」および「ご家族」に対して、親身になって相談してくれて、出来る限りの治療をしてくれる医者が良いでしょう。

地元の小さな開業医では、治療できない病気もあるでしょう。でもそんな時は、地元の大きな病院に対して紹介状を書いてくれれば良いです。その患者さんにとって最善の治療方法を教えてくれるなら、特に問題はないと思います。

「ご自身」や「ご家族」の健康管理に対する良きアドバイザーとして、かかりつけの医者と良好な関係を保っておくと良いです。病気や怪我をせず、医者の「お世話」にならないことが最も理想です。だけど中高年になってくると、そうとも言えません。ぜひ相性の良い「かかりつけ医」を近所で見つけてください。

信頼できる病院

信頼できる病院である条件の一つに、患者の病気について丁寧に説明してくれる病院であること、そう言っている人がいます。確かに自分がどんな病気にかかっているのか、患者からしてみれば詳しく知りたいという気持ちがあるでしょう。
私の個人的な体験談になりますが、自分の持病について気になる点を何回も質問したら、医師から煙たがられたことがありました。確かに、しつこく質問しすぎたかもしれません。ですがその当時、医師に対して不信感を覚えました。

一般的に、患者一人一人に対して丁寧に説明をしてくれる医師がいる病院は、いつも混雑しているそうです。丁寧な説明をしてくれると地元で評判になり、人気が高くて患者さんが集まってくるため、混雑しているようです。
病院での待ち時間が長いことに「うんざりしている人」にとっては、混雑している病院には行きたくないかもしれません。しかし患者に対して親身になって治療方針を説明してくれる医師がいるなら、やはりそのような医師に自分の病気を診断してもらいたい、と思うでしょう。

なお、患者さんによっては、自分の病名を知りたくないと思う人もいるでしょう。例えば「がん」の告知です。患者さんによっては自分が「がん」であると知ることは、耐え難いショックを受けることになるからです。病名の告知が嫌なら、あらかじめ医師にそう伝えておくほうが良いかもしれません。