髪の毛の寿命を理解して育毛しましょう

髪の毛の寿命

髪の毛の寿命については、通常、

男性の髪の毛は3年から5年ほど、女性は4年から6年ほどです。

寿命が来た髪の毛から、順番に抜けていきます。
平均で言うと、1日に50本から100本程度のペースで抜けていきます。
抜け毛の本数は、元々の髪の量によって違います。季節の変わり目(特に秋の始め)に抜け毛の量が増える、と言われています。平均的な本数の抜け毛なら、問題ないと言えます。

ところで、

男性ホルモンは髪の毛の組織を衰えさせるので、髪の毛の寿命を短くする

とされています。
髪の毛の寿命が短くなる原因、皮脂が多くなる原因は、男性ホルモンであると考えられています。そういうことより、発毛剤の中には「男性ホルモンの働き」を抑制する物があります。
あと、日常生活において、ホルモンバランスを崩す原因があるなら、生活を改善する必要があります。

育毛のために抜け毛を観察

抜け毛を調べることは「発毛や育毛の手当て」をする際、参考になります。抜け毛の症状によって、どのような状態であるか判断するのに手助けとなるでしょう。

最近、抜け毛が増えた?

まず、抜け毛の本数です。抜け毛の平均的な量は、1日あたり約50本と言われています。
しかし頭皮の状態や健康状態によって、人ぞれぞれ違いがあります。1日あたり30本の抜け毛でも、抜け毛がどんどん進行している場合があったり、70本抜けていてもほとんど心配ない場合もあったりします。

抜け毛については、いつ頃「抜け毛が多かったか」気をつけると良いでしょう。
以前は、1日当たり50本ほど抜け毛があった。しかし現在では、30本くらいになった。
このような場合、頭皮や髪の毛の状態が変化したと考えられます。
「発毛の手当て」により、頭皮や髪の毛の状態が良くなった場合や、抜け毛が進行したため、抜ける髪の毛が少なくなってしまったという悪い状態も考えられます。

次に、「抜け毛の太さ」を見てみましょう。

「抜け毛の太さ」が「ばらついている」ほど、髪の毛に生命力がないと言えます。

頭皮も弱っている状態です。
また、抜け毛で細い毛が多いほど頭皮は弱っていて、次に発毛してくる髪の毛が抜け落ちた際、さらに細い場合が多いです。
このような状態が続くと、頭髪全体が薄くなってきたと気づく様になります。

一般的に、寿命を終えた髪の毛が自然に脱毛しているなら、大きな問題はないと言えます。寿命が来て抜け落ちた髪の毛は、マッチ棒の様な形をしています。
ところが、栄養不足などにより寿命が短くなった髪の毛も同じ様な形状をしています。なので、抜け毛の確認だけでなくて、頭皮の状態についても調べる必要があります。

抜け毛の本数を知る方法

抜け毛が気になっていても、実際に自分の髪の毛が「どのくらい抜けているか?」わからないと思います。

抜け毛の本数を知りたい場合、少し面倒ですが、お風呂の排水溝にネットを付けておき、抜け毛が流れないようにしておきます。そしてシャンプーをした後に、

排水溝のネットにある髪の毛の本数を数えます。

シャンプー1回に抜ける本数の3倍の髪の毛が1日に抜けている、と言われています。目安となるでしょう。

この作業を面倒だと思う人は、朝起きた時に、枕元に付いている髪の毛の本数を数えてみましょう。40本以上ある場合は、抜け毛が多いと判断して良いでしょう。

ちなみに「お風呂場の排水溝」に、あまりにも多くの髪の毛が詰まっていたら、要注意です。洗髪の回数やシャンプーの使用量などを、見直したほうが良いかもしれません。専門医に相談できるようなら、そうしてください。

抜け毛の前兆

ところで、抜け毛には前兆があるようです。例えば次の項目に当てはまる人は気をつけてください。

  • 頭皮が油っぽい。
  • 頭皮の色について、ピンクっぽくなってきた。
  • フケが出てきた(油っぽいフケ)。
  • 髪をきちんと洗っているのに、くさいニオイがする。
  • ブラッシングの時、以前よりも抜け毛が増えた。
  • 髪の毛にコシや艶がなくなってきた。

これらの一つでも当てはまる項目があれば、抜け毛の前兆と言えます。

残っている髪の毛をケアしましょう

育毛・発毛ケアを行なう時、抜けてしまう髪の毛のケアよりも

残っている髪の毛を手当てするようにしましょう。

元気な女性抜け毛は、髪の毛の寿命により起こる事です。髪の毛の寿命は、頭皮から生えてくる前に決まっています。これは、自然の樹木が枯れてしまうことと同じです。

抜け毛は、枯れた毛です。なので、どれだけ大事にしても助けられません。枯れていく毛をケアしても、どうしようもありません。残っている髪の毛を元気にするために、「手当て」に専念するべきです。

あと、ケアする際、皮脂を除去しすぎないように気をつけてください。
皮脂が、毛穴に詰まってしまった。このままでは栄養が行き届かないと判断して、シャンプーやクレンジングを使用して「手当て」をした。
しかし、そうしていたら、前より皮脂が多くなって余計に髪が薄くなってしまった。
以上のようなことを、体験した方がいます。

皮脂は、育毛を助ける成分も含んでいます。除去し過ぎると、ますます薄毛の原因になります。注意しましょう。