「食べ過ぎ」を防ぐ、食物繊維が豊富な寒天

食物繊維からできている寒天

「食べても太らない食材、寒天を使って痩せませんか?」

 
しらたき
寒天のイメージ画像

寒天とは、そのほとんどが食物繊維からできています。ほとんどカロリーがなくて、体内の腸で油や糖分の吸収を邪魔します。

さらに寒天は、毒素を取り除く効果が強い食べ物と言われています。寒天は腸の中で、水分や余計な脂分・老廃物などと絡み合って、それらを体の外へ排出します。つまり、体の中を掃除してくれる物と言えます。

これらの特長から、ダイエット食品としてテレビの健康番組などで紹介されました。

食物繊維の作用

寒天は、ノンカロリーで食物繊維が豊富な食材です。ダイエットにも効果的な食材と言えます。
例えば「食べ過ぎ」を抑えられます。摂取した寒天が水分で膨張すると、満腹中枢を刺激して、ドカ食いを抑えられるようになるからです。

ところで、寒天に含まれている食物繊維については、

消化管内で糖の吸収を緩やかにしたり、コレステロールを吸着したり、脂肪を一緒に排出したり、

といった作用があります。この作用はダイエットに役立つ、と言えます。

ただし、食べ過ぎ防止のために寒天を摂取する場合、残念ながらリバウンドの可能性があります。
寒天がリバウンドさせる、という意味ではありません。
今までの食生活で大きくなった胃袋に対して、満腹感を与えるだけのために寒天を利用する場合、ダイエット終了後に寒天を食べなくなったら、リバウンドの可能性が考えられます。

それと、寒天の食物繊維は脂肪や糖質の吸収を阻害しますが、同時に他の栄養素の吸収も阻害してしまいます。
もしも食物繊維を過剰に取ったら、必要な糖分も摂取できなくなってしまいます。よって寒天の過剰摂取は、良くありません。食物繊維の過剰摂取で貧血を起こす人もいるようです。要注意です。

ある人の失敗談

寒天は、体に「とても良い食品」と言えます。だけど食べ過ぎて限度を超えると、体調不良の原因となります。

ある人の失敗談ですが、寒天から多くの量の食物繊維を摂取していたそうです。その量は、1日の食物繊維の摂取量を大きく超えた量でした。
さらに他の食品からも、食物繊維を多く取るようにしていたそうです。

その結果、食物繊維が過剰摂取となり、激しい下痢などの体調不良を引き起こしてしまったそうです。このような大量摂取をしないように、気をつけましょう。

食べても太りにくい寒天を食べましょう

以前、寒天がテレビの健康情報番組で取り上げられた時、日本中のスーパーなどで「売り切れ」となりました。今ではブームも下火になりましたが、それでもやはり寒天は、ダイエットレシピにも「おすすめな食材」です。

人間は、欲望には弱いです。食べるのを我慢することは、体に良くありません。まして食べないストレスを解消するために、暴飲暴食してリバウンドなんてしたら、本末転倒です。
ただし我慢は良くないからと言って、何も考えずに食べたい物を食べ続けていたら、残念ながら太ってしまいます。そんな時、食べても太りにくい寒天を、ぜひダイエット料理で活用しましょう。

特に健康食材を使って自分で料理してダイエットしたいという方には、寒天は使いやすい食材です。