「歯磨き」や「マウスウォッシュ」で口臭対策

口の中を清潔にする事

口臭を予防するためには、まずは口腔の環境を清潔にすることが大切です。
最も手軽な方法では、「水で口をすすぐ」という方法があります。ただし、口臭軽減の効果は短時間です。とりあえず数分の間だけ口臭を減らしたい場合なら、有効な方法と言えます。

もっとしっかりと口腔の環境を清潔にしたいなら、「歯磨きする事」や「口内洗浄液を使う事」で口腔環境を清潔にしましょう。

歯磨き

歯磨き

歯磨きする事では、「丁寧な歯みがき」をする事で「口臭の悩み」を軽減できる場合があります。歯ブラシを始め、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、口の中の隅々まで綺麗に磨きましょう。

「歯磨き」は口臭予防に対して、ある程度有効と言えます。食後に歯磨きすることは、口のニオイの原因となる歯垢や歯石を防ぐために最適です。「歯磨き」は、強い口臭を発生させる虫歯や歯周病の予防にも繋がります。
なお、口臭の原因によっては、歯磨きしても口臭を予防できない場合もあります。

歯の磨き方については、昔からよく言われているものとして、「縦磨き」や「横磨き」があります。その他にもローリング法やバス法、スクラッピング法という磨き方もあります。どの方法が一番良いかと言うと、人それぞれになります。その人の「歯並び」や「歯の形」にフィットする磨き方を見つけることになります。

なお「歯ブラシによる歯磨き」だけでは、不十分でしょう。特に歯と歯の間に隙間があると、「食べかす」が溜まりやすいと言えます。歯と歯の間やブリッジの周辺については、歯ブラシだけで清掃するのは難しいです。なので補助用器具として、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどを、併せて使用するほうが良いです。

ところで、どんなに丁寧に「歯磨き」をしても、歯垢や歯石が残ることがあります。また、年齢とともに、歯垢や歯石が付きやすくなる傾向もあります。出来るなら半年に1回くらい、定期的に歯科に行って歯石を除去してもらうと良いです。

口内洗浄液

口内洗浄液(マウスウォッシュ)を使う事については、口内の細菌を殺菌して洗い流す事になります。なので一時的な口臭予防になる、と言えます。
唾液の分泌量が減少した場合、口内の細菌が増殖して、その細菌が口臭の原因となります。そんな状況の時、口内洗浄液で殺菌して洗い流す事は口臭の軽減に繋がる、と言えます。

また、洗口剤の香料によって口臭を隠すという「マスキング効果」も期待できます。そして、薬用成分による「消臭」と「除菌の効果」も期待できます。

「唾液の分泌量」の維持

唾液は、口臭の予防に欠かせない物と言えます。もしも唾液が減ってしまい口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

ところで唾液の分泌量が減ってしまうのは、どんな時でしょうか。普通の生活を送っていれば、唾液が極端に減ることはまずありません。
1日の生活において、唾液は必要とされる時、多くなったりします。例えば1日に3度の食事の際に、唾液は大量に分泌されます。その唾液は、食べ物から発生する細菌の増殖を防いでくれます。

実は1日において、唾液が極端に減ってしまう時間帯があります。それは睡眠時です。よって朝起きた時、口臭が一番強くなっています。朝起きたら、まずは「口うがい」をしましょう。可能なら、「歯磨き」もしましょう。
そして、朝食をしっかり食べましょう。朝食を食べることで、唾液分泌の促進に繋がるからです。

唾液を分泌させる方法として、ちょっと面白い方法があります。どんな方法かと言うと、だし昆布を舌の上に乗せるという方法です。
だし昆布を縦1センチ、横2センチくらいに刻んで、それを舌の上に乗せます。こうすると唾液の分泌が促進されます。口の中が乾いている人は、この方法で唾液を出すのも良いと思います。

水分補給

口臭の原因の一つに、口腔内の乾燥があります。唾液の分泌量が減ってしまうと、口腔内が乾燥します。そして、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
減ってしまった唾液の量を増やす場合は、水分補給が必要です。

実際に水分を補給することで、口臭を予防できます。口臭予防に効果的な水分補給の方法は、朝に「歯磨き」をした後で、コップ一杯の水を飲むことです。そうすることで、唾液の分泌が促進されます。
水分補給は喉を潤すだけでなくて、口腔内にも「潤い」を与えます。口腔内の乾燥により、細菌が繁殖しやすくなることを防げます。

ちなみに、起床時の口の中は乾いています。なぜなら、睡眠中に体の中の水分が奪われるからです。よって唾液の分泌量も不足します。これは、口臭の原因となります。朝起きたら、まずはうがいをしたり、水分を補給したりしましょう。

口臭を予防する飲み物の種類については、水が一番良いです。もしも水がなければ、お茶でも良いです。水は、体内への浸透率が高いです。なので口臭を予防する効果が高い、と言われています。また、お茶については、お茶自体に消臭作用があります。なので、やはり効果を期待できます。

水を飲んで胃の中に水分を補給することで、胃から上がってくる口臭に対しても消臭効果を期待できます。
特に空腹時では、すい臓から十二指腸へ分泌される膵液(すいえき)という消化液と胃液が混ざることで、ガスが発生します。このガスが、口臭の原因となってしまいます。しかし、水分を補給して胃の中を潤わせることで、ニオイの元を薄めてくれる効果があります。

飲まないほうが良い飲み物

口臭予防のために飲むのをやめたほうがいい物として、糖分が入ったジュースや炭酸飲料があります。それらの飲料は虫歯の原因になったり、口臭の原因になったりするからです。

その他ではコーヒーも、口臭予防に適していません。コーヒーは、口の中を酸性にしてしまいます。それが、口臭の原因になってしまう可能性があります。よって、口臭を予防するための水分補給としては、適切な飲料ではないです。

消臭作用のある食べ物

口臭対策のポイントとしては、朝起きた時と食後3時間経過した時に、どんな対策を行なうかがポイントとなります。なぜなら、これらの時間帯では、口臭が最も強くなると考えられているからです。

このような時間帯の時、消臭効果のあるグミやガムを噛むと良いです。ガムを噛むことは、唾液の分泌を促進することにもなります。よって、口臭の予防になります。ガムやタブレットでキシリトール配合の物なら、虫歯の予防も期待できます。

ちなみに食事においては、消臭作用のある食べ物も一緒に食べておくと良いです。「梅干し」や「レモン」、「緑茶」や「牛乳」などを、他の食べ物と一緒に食べると良いです。
「梅干し」や「レモン」には、唾液の分泌を促す効果があります。そしてニオイの元になるタンパク質の分解も促します。なので、食べ物の残りカスが腐敗して発酵する事を防ぎます。
「緑茶」には、フラボノイドが含まれています。これには、消臭と殺菌の作用があります。食後に飲むと良いです。
「牛乳」に含まれているタンパク質は、胃の中にあるニオイの元を包んでくれます。例えばニンニクを食べた後で牛乳を飲む、と良いです。

上記の食べ物の成分を活用した「サプリメント」や「お菓子」があったりします。「歯磨き」とともに、そのような口臭対策食品を利用すれば、息をスッキリさせる事ができるでしょう。

口の中を清潔にしましょう

普通に考えて誰にでも口臭がある、と言えます。普段から歯磨きして口の中を清潔にしているなら、それほど気にする必要はありません。ですが歯磨きをしていない事で口の中が汚れてくると、口臭が発生してしまいます。
一般的に口臭の原因として考えられている事は、食べ物のカスが腐った状態になる事です。口腔細菌により、食べ物のカスが腐った状態になります。

自分で出来る口臭予防でおすすめなのは、口の中を清潔にする事です。適度に歯磨きして、口の中を清潔に保ちましょう。

最後に口臭については、他の人からなかなか指摘してもらえません。知人や友人の息がクサい時、「あなたの息はクサい」と言えないでしょう。同じように、相手もこちらの口臭について言ってくれない事がほとんどです。