空き巣被害を防ぐ「サムターン回し対策」

空き巣の防犯対策

空き巣被害を防ぐための防犯対策について、お話したいと思います。

必ず施錠するようにしましょう。ゴミ捨てなどで家から短い時間離れる時でも、鍵をかける習慣をつけましょう。

合鍵を置かないようにしましょう。ポストや植木鉢の下などに、鍵を置いてはいけません。

家の周りに足場になる物を、置かないようにしましょう。脚立やバケツは、泥棒が窓から侵入する足場となります。

家が留守であると、なるべく知らせないようにしましょう。例えば新聞や郵便物、宅配便の不在票を「郵便受け」に溜めないようにしてください。これは、留守だと知らせていることになるからです。
その他には、夜に電気がついていないことも、留守だと知らせていることになります。タイマーなどを利用して、明かりをつけておくと良いでしょう。
カーテンや雨戸をずっと閉めたままにしていると、留守だと思われてしまいます。こちらも気をつけてください。
留守番電話については、留守であることを示す明確なメッセージを伝えず、いま忙しくて電話に出られないなどのメッセージにしておきましょう。

ドアや窓に、補助錠をつけましょう。空き巣は、侵入に時間がかかる家を嫌うそうです。開けなくてはならない鍵が2つ以上あると、心理的にも侵入を諦めさせる効果を高めます。窓については、補助錠をつける他に、破壊に強いガラスにすると良いです。

以上のように、自分自身が防犯に気をつけることは大切です。さらに「近所同士のつきあい」があれば、もっと防犯対策できます。最近、不審者を見たなど、お互いに情報交換をすれば、未然に防げる空き巣被害があるはずです。

「サムターン回し」の対策

ドアに防犯対策をすると、防げる場合があります。まずはドアに対しては、ピッキングに強いシリンダーに替えましょう。

そして「サムターン回し」の対策をしましょう。サムターンとは、玄関のドアノブの近く(上か下)に付いている鍵の事を言います。ドアの内側から戸締りする時に、くるりと回す鍵の事です。
「サムターン回し」とは、特殊工具を使ってドアの内側の「つまみを回す手口」の事です。その「やり方」は、外側からドアに小さな穴を開けて、

その穴に特殊な工具を差し込み、サムターンを回して鍵を開ける
不審者

空き巣を試みる不審者

という手口です。
防犯に関心がある方なら、一度は聞いた事があると思います。現在でも、この手口を使って鍵を開けてしまう泥棒がいるようです。

「サムターン回し」による空き巣では、その手口で開錠して、部屋を荒らすことなく金品だけを盗む、という空き巣も起きています。
そして逃走する際に、サムターンを逆に回して施錠して逃走するという事です。この場合「空き巣の被害者」は、空き巣に入られた事に気づかない場合もあるそうです。

そんな空き巣に遭わないためにも、「サムターン回し」の手口を防ぐ対策をしましょう。
この「サムターン回し」を防ぐのに有効な防犯グッズとして、サムターンを覆うカバーがあります。100円くらいの物もあって、お手頃に手に入ります。
または、「サムターン回し」をやりにくくしたサムターン本体を使いましょう。防犯対策のために「構造そのもの」を改良したサムターン本体なら、特殊工具を使って「つまみを回す手口」で開錠される事は、ないでしょう。