口臭の程度がわかる測定器

口臭が気になる場面は?

仕事やプライベートの様々な場面で、自分の口臭を気にしている人が多いようです。
参考に「どんなシチュエーションにおいて、口臭が気になりますか?」というアンケートの結果を、ご紹介したいと思います。

仕事の場面

  • 職場で同僚と話す時。
  • 会議中に他の人の口臭を感じた時。この時「自分の口臭も相手に届いているかも?」と心配になった。

プライベートの場面

  • コーヒーを飲んだ後。
  • タバコを吸った後。
  • ニオイのキツい食べ物を食べた後。
  • 好きな人と近い距離で話す時。
  • 彼とデートしてキスする時。口臭のことが気になって、ためらってしまう。

口臭のチェック項目

自分の口臭をきちんと確認したい場合、やはり測定器を使うのが良いです。信頼できる口臭のチェック方法と言えます。

測定器を使わない場合は「口の中の状態を確認すること」で、ある程度「口臭がキツいかどうか」を判断できます。チェック項目の一例を、以下に書きます。

  • 歯茎が腫れている、そして赤くなっているか?
  • 「歯磨き」をすると、よく血が出るか?
  • 舌苔(ぜったい)が大量にあって、舌が白いか?
  • 口がいつも乾いているか?
  • 歯と歯の間に食べ物がよく詰まるか?
  • グラグラする歯があるか?
  • いつもタバコを吸っているか?

これらのチェック項目で「はい」の項目が多いと、口臭がキツい可能性が高いです。

その他の口臭チェックの方法として、コップの中に自分の息を吐き出して、少し時間を置いてから、コップの中の息のニオイを嗅いでみる方法があります。ある程度のニオイを感じたら、それなりに口臭があると判断したほうが良いでしょう。

口臭チェッカー

ビジネスで大事な取引先と商談がある時や好きな人とデートする時などでは、いつもよりも口臭が気になるでしょう。
「口臭の強さ」は、残念ながら自分自身には「あんまりはっきりとわからない」と言えます。なので、口臭チェッカーと呼ばれている機器を使って口臭の程度を測定すると、はっきりとわかります。

口臭チェッカーと呼ばれている測定器には、3000円くらいの「お手頃な物」から、医療業界で使われている100万円以上もする物まで様々あります。医療関係者ではない一般の人たちが日常生活で使うには、お手頃価格の簡易型口臭チェッカーで充分です。

ちなみに、口臭チェッカーの結果を信じ込みすぎないほうが良いです。測定した時、たまたまキツいニオイだった可能性もあるからです。実際には「わずかな口臭しかない」のに、必要以上に口臭で悩んでしまう、つまり自臭症になってしまう可能性があるからです。

どんな人でも、ある程度の口臭があるのは自然なことです。「無臭でない、どうしよう?」と悩んでしまい、精神衛生上で悪い状況に自らを追い込まないように気をつけてください。
もしも口臭チェッカーの測定結果に不安や不満があるなら、口臭外来の専門医院に行って専門医の診察を受けてください。

歯科医院の口臭測定器

口臭については、歯科医院で測定できたりもします。歯科医院で導入されているポータブル口臭測定器では、ハリメーターが有名です。アメリカのインタースキャン社の製品です。アメリカの歯科医院における口臭治療において、豊富な実績のある機器です。

その測定の単位は、なんと10億分の1単位だそうです(2007年当時)。このハリメーターは、主な口臭の原因と言われているVSC(揮発性硫化化合物)を、10億分の1単位(parts-per-billion)で検出します。

実は10億分の1という単位は、人の嗅覚で口臭を感じ取れる単位です。なので、これくらいの高精度の単位で測定できる事が、口臭測定器には必須の機能と言えます。

気になったら病院で診察を受けましょう

口臭を気にする女性ちなみに口臭治療の進め方は、問診やカウンセリングに結構な時間を費やすことがある、と聞きました。なぜなら口臭の原因の多くは、偏った食生活や不規則な生活という患者さんの日常生活に存在するからです。病院に来て診察するだけでは、口臭の原因を見つけ出せないようです。
一応口臭の症状を改善するために、薬などが処方されます。ただし薬だけでなくて、日常生活の問題点も修正していくことになります。

自分で口臭チェッカーを使うなどして口臭のことが気になり出したら、まずは近くの歯医者に行きましょう。そうすることで、口臭の原因と改善策がわかります。改善策がわかれば、とても安心できると思います。