外に持ち運びやすい音楽ファイル

色々もめた「ネット経由の音楽販売」

商業音楽の販売方法において、ネット経由の音楽ファイル販売では紆余曲折があった、と言えます。以前では販売者の権利を守るためと言って、著作権管理機能付きの音楽ファイルがダウンロード販売されたりしました。ですが、これは消費者側にとって使い勝手が悪い点があり、あんまり受け入れられなかったようです。

音楽ファイル消費者側つまり音楽を聴く側にとっては、MP3ファイルが喜ばれます。個人利用においてコピーしやすいファイル形式だからです。企業側も「そのような消費者の気持ち」を汲み取って、DRMフリーのMP3楽曲配信を開始したりしています。

ちなみに音楽ファイルの圧縮率と音質については、256kbps程度でのエンコード(圧縮)なら、まず問題ない音質でしょう。普通に音楽を楽しむ人なら、これくらいのエンコードなら不満を感じることはない、と思います。

今後音楽の販売方法がどのようになってゆくのか?よくわかりません。近年の状況を見ていると、音楽をストリーミング配信するという「やり方」が流行っている気がします。企業が適切に利益を得られて、消費者側も自由に音楽ファイル(音楽データ)を取り扱える。そんな妥協点に向かって、ネット経由の音楽販売が行なわれているようです。

CD不況の原因?ネット配信

音楽CDの不況については、ダウンロードで音楽を購入できるようになった点が理由の一つと指摘されています。特に携帯音楽プレーヤーを使っている人は、音楽ファイル形式のほうが使い勝手が良いと思います。
さらにストリーミングを使った定額制の音楽配信サービスも普及してきました。このサービスも、CDを買わなくなった理由の一つと言えそうです。

私自身を振り返ってみると、ここ20年間ほど音楽CDを購入していないです。ずいぶん昔にCDプレーヤーが壊れて以来、パソコンでCDを聞いていた時期がありました。しかしパソコンにCDを出し入れするのが面倒になり、CDを使わなくなりました。
あと、CD1枚に曲が10曲ほどなので、お得感(満足感)を実感できず、買いたいと思わない状態です。さらに、最近どんな歌が流行っているのか?ほとんど知らない状況です……。

外に持ち運びやすい音楽ファイル

MP3ファイルなどの音楽ファイルは持ち運びやすい音データと言えます。なので、どこでも音楽を楽しみたい場合に、音楽ファイルは便利です。

実際に外出する時に音楽を持ち歩きたいなら、スマートフォンや携帯音楽プレーヤー(例:MP3プレーヤー)を使うことになるでしょう。このような音楽を再生できる携帯端末は、持ち運びできる「音データの再生機器」と言えます。
なお、音をデータ化した「音楽ファイルそのもの」が携帯端末内に保存されているので、音楽を再生する際、ネット接続は当然不要です。

音楽ファイルとして機器に保存する場合、1000曲以上の歌を持ち運べたりできます。一昔前のウォークマンと比べたら、「持ち運べる曲数の多さ」にびっくりするでしょう。ですが現在では、それが当たり前となっています。

一般的にはイヤホンを使って音楽を聴くことになります。スピーカーがプレーヤー本体に付いていれば、もちろんイヤホンがなくても聞けます。

また、携帯音楽プレーヤーの中にはキャラクターグッズの物もあって、デザインが「とても可愛い物」もあります。単に音を再生する機器ではなくて、アクセサリーとしても携帯できる物だったりします。

ちょっと気になる電池切れ

ちなみに、スマートフォン端末で音楽を再生して楽しんでいる人は多い、と思います。スマートフォンがあれば、携帯音楽プレーヤーは不要と考えている人もいると思います。

ですが一つ気になる点を言うと、音楽を再生した際のスマートフォンのバッテリー持続時間があります。ずっと音楽を聴いていたら電池切れになり、SNSやウェブサイトの閲覧、電話の通話ができなくなってしまった、という事が起きる場合が考えられます。

音楽の再生で「電池持ちの良さ」を優先したいなら、スマートフォン端末よりも携帯音楽プレーヤーを使うほうが良いでしょう。

移動中に音楽を楽しめる音楽プレーヤー

近所の「お出かけ」を始め、国内の旅行、時には海外へ旅行する際、音楽プレーヤーを持って行くという方がいるでしょう。
特に旅行では、移動時間が多くありがちです。目的地に着くまでの間、結構暇と言えます。そんな時、お気に入りの音楽を聴きながら景色を楽しむ。これは旅ならではの過ごし方と言えます。
旅行の持ち物には個人差があると思いますが、荷物をできるだけ少なくしたいでしょう。そういう時でも、携帯できる小型の音楽プレーヤーは邪魔にならず、便利だと思います。