健康のために、大人もやったほうが良い昼寝

健康に良い昼寝

健康のためにスポーツジムに通ったり、食事に気をつけている人はたくさんいます。しかし、「睡眠の大切さ」を意識している人は、それほど多くないようです。眠ることは、健康に過ごすために大切な基本的習慣と言えます。

健康に良い睡眠の一つに、昼寝があります。疲れた時は、思い切って昼寝をしたほうが良いです。昼寝には、「体に溜まった疲れ」を回復させるという効果を期待できるからです。

適度に昼寝することは、疲労回復やストレス解消に大きな効果があります。スペインなど昼寝の習慣がある国の人たちは、おおらかでストレスが少ない生活を送っていると聞きます。日本人やアメリカ人のように昼寝の習慣がない人たちと比べて、心身ともに健康な生活を送っていると言えるでしょう。

机で昼寝する女性実際に昼寝をうまく活用することで、作業効率が良くなったり、血圧が安定したりします。そうなったら仕事や私生活の多くの場面で、生活の質を向上できます。

近年、日本の企業や学校で昼寝休憩を奨励する所が見られます。例えば、社内に昼寝スペースを作ったりしているようです。少しの時間だけでも昼寝をすると、目と脳がスッキリします。気分も良くなり、思考能力や作業効率も高まるようです。

疲れ目対策になる昼寝

昼寝は疲れ目の解消にも役立つ、と言えます。疲れ目を解消するには、夜に充分な睡眠を取ることが望まれます。ですが何かの都合で、夜に睡眠時間を取れないこともあります。そんな場合は、昼寝で目を休めると良いです。

会社などで昼寝できる環境がないなら、椅子に座ったまま少しの間、目をつぶるだけでも良いです。そうするだけでも疲れ目対策になります。
目を閉じる事は目の機能を休ませる事、そして脳を休ませる事になります。目から入ってくる情報を遮断できるからです。目を閉じれば「目の疲れ」を軽減できます。

ちなみに眼科での疲れ目の治療において、症状がひどい場合、睡眠剤が処方されることもあると聞きます。睡眠時間が短すぎたり、「眠り」の浅い状態が続いたりすると、眼精疲労や自立神経失調症という病気になってしまう場合もあるそうです。

疲れ目は結構「不快感を感じる症状」なので、そのまま放っておくとストレスが溜まってしまう原因となります。そんなストレスは、目の健康にも悪い影響を与えます。ストレスが原因で疲れ目になっている人もいるようです。
「疲れ目→ストレス→疲れ目」という悪循環を断ち切るために、疲れ目対策をしましょう。

昼寝の仕方

理想的な昼寝の仕方について、一つの例を言うと、まずはコーヒーなどのカフェインを含む飲み物を飲んで、10分ほどリラックスします。それから15分から20分くらいの昼寝をします。

昼寝で熟睡しないためには、昼寝をする前にコーヒーや紅茶などのカフェインが入っている飲み物を飲むと良いです。昼寝をする前にカフェインを取ることで、昼寝から起きる頃にはカフェインが効いてきます。よって、スッキリと目覚めることができます。

昼寝で長く眠ることは、生活のリズムを崩すことになります。なので寝る時間は、20分くらいにしてください。

昼寝をするなら、なるべく毎日してください。昼寝をする日もあれば、しない日もあるということでは、夜の睡眠サイクルが乱れてしまいます。昼寝するなら、習慣的にすることが大切です。
なお、昼寝が習慣的になっている人は、そうでない人と比べて、アルツハイマー病が発症しにくいという調査結果もあるそうです。

理想的な昼寝をする時間帯は、昼食後の時間です。例えば子供が保育園で昼寝をする時間帯は、理想的と言えます。
もしも、その理想的な時間に昼寝できない場合でも、隙間の時間を見つけて「ちょっと横になるだけ」でも良いです。疲労回復の効果を望めます。

注意事項

昼下がりに「うとうと眠る昼寝」は、本当に「気持ち」が良いものです。ですが昼寝をする際、ちょっとした注意事項があります。
それは寝過ぎない事です。昼寝の時間は約30分間くらいまでにしましょう。それくらいの短い時間でも、「頭や体の疲れ」を取れると思います。

昼寝の時間が30分以上になると、熟睡になってしまいます。これでは、スッキリと起きることができません。そうなると無理して起きることになり、ツラい気持ちになります。まるで寝不足のような感覚になるでしょう。

もしも昼寝で熟睡してしまうと、夜に眠れなくなってしまいます。夜眠れないと「体の疲れ」も取れないです。かえって疲労が残ってしまうそうです。
また、昼寝をする時間は、午後3時までとしてください。午後3時過ぎに寝ると、夜になっても眠くならないことがあるからです。

大人も昼寝したいです

昼寝と言えば、大人よりも子供のほうが昼寝をしているという印象を持っています。生後4ヶ月から5ヶ月くらいの赤ちゃんは、昼寝を2回ほどするそうです。1回あたり2時間くらい眠っているそうです。
昼寝できるのは赤ちゃんだけというのも、悲しいというか悔しい気がします。可能ならば、大人になってからも自由に昼寝したいと思います。

昼寝する際、枕を使うと便利です。枕の利用範囲は結構広くて、就寝時はもちろん、昼下がりのリラックスタイムなどでも使えます。昼寝用の枕があったりします。机の上で使えたりするので、身近な寝具と言える枕をぜひ利用してください。

ところで、「昼寝する事はいけない事だ。怠け者になってしまうかも?」。そんな心配をしている方がいるかもしれません。ですが疲労回復のためには、昼寝する事は良い事です。午後からも元気いっぱいに活動するために、積極的に昼寝してみましょう。