幼児教育の一つ・絵本の読み聞かせ

子供の人生に影響を与える幼児教育

幼児教育に関することで、とても興味深い研究結果があります。その研究は、アメリカで1921年から1950年にかけて行なわれたものでした。
11歳の男児25万人を、無作為に抽出しました。そして知能検査を行なって、知能指数が優れていた800人を抽出しました。その後の人生を、追跡調査しました。
知能検査と同時に、性格検査も行ないました。性格が人生に「どのような影響を与えるのか」ということも研究しました。

近年の研究結果では、育った環境が性格に影響を与えるということがわかってきました。遺伝子は、性格に影響を与えないようです。
ある研究では、9ヶ月の胎児期から2歳までの間、どのような環境で生活してきたかということが、その後の性格に大きく作用すると報告されているようです。

以上のことより、幼児期の教育は子供の人生に影響を与えると言えます。なので幼児教育は、非常に大切なことであると言えます。「子供の名付け」と同じくらいに、子供の頃の教育環境は大切なことと言えます。

幼児教育の一つ・絵本

幼児教育の一つとして、子供に絵本を与える人が多いようです。
なお、絵本の種類はたくさんあります。なので「どのような絵本」を選んだらいいか?わからない、という人も多いそうです。幼児教育のための絵本なら、子供にとって最適な絵本を選んであげたいです。そんな時、どのようにして絵本を選ぶと良いでしょうか。

例えば子供と一緒に、絵本売り場や図書館に行ってみましょう。そうすれば、自分の子供が「どのような絵本が好きなのか」わかるかもしれません。乗り物の絵本や動物の絵本など、子供によって好きな絵本があると思います。

絵本に興味を持たせる「きっかけ」として、キャラクターの絵本やヒーローものの絵本を与えてもいいでしょう。
親の中には、子供に対してキャラクター主体の絵本を与えるのを「ためらう人」も多いようです。ですが絵本を読ませる「きっかけ」として、キャラクターの絵本は良いと思います。

あと、絵本によっては「何歳から何歳まで」というように対象年齢が書かれています。選ぶ際、参考にしましょう。
絵本が好きな子供は、将来、読書が好きな子供になるというデータもあります。まずは、子供が絵本に興味を持つようにしましょう。

「読み聞かせ」の環境

絵本の読み聞かせ幼児教育における絵本の活用では、その環境が大事です。「読み聞かせ」をする時は、子供が集中できる環境を整えてあげましょう。子供だけでなくて親も集中できる環境を整えることが重要です。

例えば、親が他の事に気を取られながら絵本を読んでいると、子供は敏感に「その事を感じ取る」ようです。
子供が、「親は自分のほうを向いている」と感じることが大切です。子供が「絵本の読み聞かせ」を心地良いと感じる時は、親が絵本を通して「自分のほうを向いている」と思える場合です。

なお、幼児教育として子供に絵本を読んであげても、子供が絵本と関係のない話をしたり、他の「遊び」を始めたりなど、なかなか絵本に集中してくれない時があります。
子供が絵本に集中できない場合、もしかしたら「その絵本」が子供の年齢に合っていないなど、絵本そのものに問題があるのかもしれません。なぜなら一般的に、絵本が嫌いな子供はいないと言われているからです。

また、乳児期から絵本を読み聞かせる習慣がなかった場合、子供が親の読み聞かせに対して、関心を示さない場合があります。これは、親と子供のコミュニケーションが上手に取れていなかったことになります。ご注意ください。