初心者なら戸惑うのは自然な事、エクセル・マクロ
エクセル・マクロの初心者

エクセルのマクロに関する話題について、初めて聞いた時、何を言っているのか?あんまりわからないでしょう。
エクセルのマクロとは、エクセル上で使われるプログラムの事です。
プログラムと聞くと、やはり難しい印象があります。そしてエクセル・マクロの初心者の方は、知らない用語が次々と出てきて戸惑うと思います。
例えば、あるセルの内容が「A」なら「処理A」を実行する。
初心者の方が、このような条件分岐をするマクロを作成するのは、ちょっと大変かもしれません。
以下に、「セルの値を条件にして処理を分ける」というマクロを記述してみます。
Sub test()
If Range("A1").Value=A Then
●セルA1の値が「A」の時の処理。
Else
●そうでない時の処理。
End If
End Sub
慣れないうちは、If文の書き方など、よくわからないかもしれません。だけど自分でマクロを記述してゆけば、少しずつ理解できると思います。
初心者向けのサイト
初心者の方がエクセルのマクロを使おうと思った時、参考になりそうなサイトを、ご紹介したいと思います。
補足になりますが、エクセルのマクロと同じくらい、エクセルの標準機能についても学びましょう。
例えば仕事において、エクセルの標準機能で簡単にできる処理については、マクロを使う必要はないからです。マクロを組んだほうが簡単にできる処理かどうか、判断できるようになりましょう。
マクロの記録
マクロをイチから自作するのが難しいと思う場合、まずはマクロの記録からやってみると良いです。
マクロの記録
- エクセルのファイルを開いている状態で、
「ツール」→「マクロ」→「新しいマクロの記録」を選択します。 - 「記録開始(●)」を選択します。
- 適当なセルに「あいうえお」と、文字を入力してみます。
- 「終了(■)」を選択します。
以上で、マクロの記録(マクロの作成)ができました。
マクロの実行
次に、記録したマクロを実行してみましょう。
- 先ほど入力した文字「あいうえお」を、削除します。
- 「ツール」→「マクロ」→「マクロ」を選択して、
先ほど記録した時に指定したマクロ名を選択して、実行します。
マクロが実行されて、先ほど文字を削除したセルに「あいうえお」と、文字が自動的に入力されます。
マクロを記録させるほうが簡単です
VBAなどを使って、イチからプログラムを自分で組んでいく方法があります。
ですが「やりたい事」を実行して、それをマクロに記録させていくほうが簡単だと思います。
エクセルを使っていて
例えば文字のフォントサイズを変えたり、文字の色を変えたりという操作などです。
マクロを理解するためにも、自動記録機能を使って作業手順を記憶してください。そして、そのマクロを実行しましょう。
そうすればマクロの動作について、だんだんと理解してゆけると思います。
VBA関数とワークシート関数
ところで、エクセルで関数やマクロを使っていると、
と、疑問に思うかもしれません。特に初心者の方は、どっちを使えば良いのか?迷うかもしれません。
ちなみにVBAとは、VB(Microsoft Visual Basic)というプログラム言語を元にした言語です。
エクセル5.0から、VBAでマクロを記述するようになりました。しかし、それより前のバージョンでは、ワークシート関数でマクロを書いていました。
マイクロソフト・オフィスでは、ワードやアクセスにもマクロがありました。それぞれ「Word Basic」「Access Basic」というように、別のものが採用されていました。
それら別々なマクロを統一するために作られた言語が、VBA(Visual Basic for Applications)というものです。
以上の経緯より、エクセル独自の関数とマイクロソフト・オフィス全体のVBA関数は違うもの、と言えます。
エクセルのマクロを勉強しましょう
より一層「マクロを使いこなせるようになりたい」と思ったら、まずは

ネット上には、「エクセル VBA 入門」などというキーワードで検索すると、多くのサイトが見つかります。それらのサイトから、わかりやすそうなサイトを選んで勉強してみましょう。
また、エクセル上の「ツール」→「マクロ」→「Visual Basic Editor」から見ることができる「ヘルプ画面」を参考にして、少しずつ学ぶことも良いと思います。
他の勉強の仕方では、書店でVBAの入門書を買って勉強するのも良いです。
独学で学ぶことは、なかなか大変なことだと思います。ですが、「使いこなしたいという気持ち」があれば頑張れる、と思います。
仕事でも私用でも、エクセルを使いこなせるようになりましょう。エクセル・マクロを使いこなして思い通りの処理ができるように、頑張ってください。