自宅で良い「らんちゅう」を育てる餌

金魚の王様「らんちゅう」

「らんちゅう」を、すでに「ご存知の方」も多いと思います。そして最近「らんちゅう」を飼い始めた、という人も多いと思います。
ちなみに「らんちゅう」と「ひらがな」で書かれることが多いですが、漢字では「卵虫」や「蘭鋳」と書きます。

「らんちゅう」は数ある金魚の種類の中でも、「金魚の王様」と呼ばれています。

らんちゅう

頭にコブと呼ばれる肉塊がある点が、特徴的です。コブの形が良いことを「かしら(頭)の出が良い」などと言います。
コブの形によって「らんちゅう」の呼び名が決まっています。「兎金頭(ときんがしら)」「竜頭(りゅうず)」「獅子頭」など、様々な呼び名があります。

「らんちゅう」の体には、「背びれ」がありません。
体は小判型をしていて、背中の部分を「背なり」と呼びます。
体が長めの「らんちゅう」は「長手の魚」、短めで丸みを帯びた「らんちゅう」は「丸手の魚」と呼ばれています。

「らんちゅう」は、一般的に上からの姿を見て鑑賞する物です(もちろん横から見ても美しいです)。「尾びれ」の形が重要視されていて、尾の形は「お椀のような形」が良いとされています。

「らんちゅう」は他の金魚に比べると、「泳ぎ」が苦手だと言われています。しかし尾が綺麗に開き、泳ぎ方も優雅で気品がある「らんちゅう」もいます。

一般的に「らんちゅう」の「良し悪し」については、こうして様々な視点から判断されます。
でも実際のところ「らんちゅう」の姿・模様などについては、人それぞれ「好き嫌い」があります。
自宅で楽しく「らんちゅう」を飼育する場合は、自分が素直に気に入った「らんちゅう」を選びましょう。

餌の与え方

一度に与える餌の量は、「らんちゅう」が5分間くらいで食べる量にしましょう。

これは「らんちゅう」の「胃の大きさ」を考慮した餌の量になります。
「らんちゅう」の胃は小さいです。なので一度に、たくさんの餌を食べられません。もしも食べ過ぎた場合、消化不良を起こしてしまいます。

飼育者にとって、「らんちゅう」に餌を与える時間は楽しい時間でしょう。「らんちゅう」が美味しそうに餌を食べている姿を見ていると、見ているこっちも幸せ気分になれます。ですが、一度にたくさんの餌を与えてはいけません。「らんちゅう」の健康を害してしまうからです。

時間帯

餌を与える時間も大切です。餌を与える時間については、なるべく午前中にしましょう。もしも夕方になっても餌が残っている場合は、与え過ぎです。あと、夜寝る前には、必ず残っている餌を掃除しておきましょう。

各季節において、餌を与える時間帯が異なります。
では、午前7時30分ごろから午後3時までの間に餌を与えましょう。
では、午前6時ごろから午後4時までの間に餌を与えましょう。夏は、春や秋と比べて水温が上がりやすいからです。
では、餌を与えるなら「お昼ごろ」までに与えましょう。冬の場合、餌を与えなくても良いです。もし餌を与えるなら少量にしておきます。

天候

各季節に合わせるのと同様に、日々の天候に合わせて餌を与えるほうが良いです。

例えば今日は寒い日だと思ったら、水温も低くなっているでしょう。そんな日は餌の量を少なめにします。水温が低い時に餌を与えると、「らんちゅう」が消化不良を起こし、「健康を害してしまう恐れ」があるからです。

後日、天気が良くなり暖かい日になったら、適量の餌を与えると良いでしょう。

自宅を留守にする場合

出張や旅行などで「しばらく自宅を留守」にする際、自動餌やり器を使ってみましょう。設定した時間に、自動的に餌が出てきます。自動餌やり器を利用すれば、留守の間の「餌やり」をいつも通りにできます。

実は「らんちゅう」を始め、金魚はしばらくの間、餌を食べなくても生きてゆけます。半年くらい食べなくても大丈夫と言われています。だけど、「餌を与えないのは心配だ」という方は専門家と相談しつつ、留守中の餌やりについてどうするか決めましょう。

良い「らんちゅう」を育てる「餌の組み合わせ」

自宅で「らんちゅう」を飼育する場合、「らんちゅう」の餌は欠かすことのできない物です。らんちゅう専用の餌については、市販されている餌があります。

人工餌と生餌の組み合わせ

餌として、まず思い浮かべる物は、市販されている人工的に作られた餌でしょう。この人工餌を与える時は、生餌(なまえ)と組み合わせると良いでしょう。※生餌は、生き餌(いきえ)と同じ物です。

生餌とは、ミジンコや糸ミミズ・アカムシなどの餌のことです。栄養価が高くて消化も良いです。

よって生餌は、良い「らんちゅう」を育てるためには欠かすことのできない餌です。

しかし欠点として、生餌は人工餌に比べると入手しにくいです。そして値段も高くなるという点があります。もしも生餌が店頭で見つからない時は、通販の利用も考えましょう。もしかすると、探している生餌が見つかるかもしれません。

なお、生餌の糸ミミズですが、「らんちゅう」がある程度大きくなってから与えましょう。
生餌の中には、脂肪分を多く含んでいる物があります。与え過ぎないように注意してください。

植物餌

ところで人工餌や生餌とは別に、「らんちゅう」がサラダ感覚で好んで食べる餌があります。それは植物餌です(浮き草や苔、アオコ・クロレラなどです)。

植物餌なら食べ過ぎで太ってしまう、といった心配はありません。消化も良いので「おすすめの餌」です。