小説を読み返すなど、速読の活用例

小説を読み返す事

もしも小説で速読をするなら、読み返す時、つまり小説を2回、3回と読み返す際に速読法を利用すると良いです。
既に物語の内容を知っており、何となくもう一度

小説を読み返したくなったという時に、速読はとても役に立ちます。

例えばあの場面の部分を読み返したい、物語の背景を整理したい時など、速読すると良いです。

探偵

速読が役立つ小説として、推理小説が挙げられます。
推理小説では、解答編が終盤にあることが多いです。なので解答編の手前で読むのを止めて、速読で「それ以前の文章」を何回か読み返してみましょう。そして何回も、物語の結末(犯人など)を推理してみましょう。

このように小説を繰り返し読んで、自分で解答を推理するのに、速読は役立つと思います。

小説を読むには、不向きな速読

小説を速読したいと思っている人は、多いかもしれません。しかし

一般的な速読法は、小説に向いていないそうです。

そして小説は物語を楽しむ本なので、速読の必要性もあんまりないと言えます。

小説で物語を楽しむためには、どれだけ「その物語に入り込むか」ということが大切です。
主人公に感情移入したり、その舞台となる世界観に浸ったり、小説の中に入り込めるかどうかが、その小説の価値を示すと言っても良いでしょう。

なので無理に速読を行なうと、「小説の面白さ」を半減させてしまう場合があります。
小説については心地良いスピードで読み、文が持つリズムや雰囲気を、じっくりと味わいましょう。
いくら速く読めても「物語の面白さ」が失われてしまうなら、デメリットのほうが大きいでしょう。

デジタル文章の速読

近年では本や新聞を読むよりも、ウェブサイトやスマートフォンの文章を読むことが多いようです。例えば小説においても、スマートフォン向けの小説があったりします。そして知人・友人と連絡する際も、インスタントメッセンジャーのメッセージ文をよく使います。

ところで速読法は、これらのウェブサイトやスマートフォンの「デジタルな文章」にも応用できるでしょうか?
「ウェブサイトの文章」と「本の文章」の違いの一つに、印刷物(紙媒体)と電子物(液晶ディスプレイなどに表示された物)の違いがあります。
また、ウェブサイトでは「横書き」が多くて、新聞などでは「縦書き」が多いという点も違うと言えます。

以上のように異なる点がありますが、基本的に

ウェブサイトやスマートフォンの文章に対しても、速読法を利用できる

と思います。

ただし、パソコンやスマートフォンの画面で読む場合、スクロール機能を上手く利用するなど、読む際に工夫が必要です。

文章を読む方向においても本の場合、通常「右から左に」読み進めますが、ネットの文章の場合、「上から下」「左から右」に読むことになります。この点について、慣れていないと苦労するでしょう。

ブログの記事などで、行間が「かなり広い文章」や、強調するために一部の文字だけ「大きな文字」になっていたりしています。このような文についても、「慣れ」が必要でしょう。

仕事の効率化

仕事ができる人

速読法と言えば、本を読むだけの技術と思っている人が多いでしょう。しかし速読法を学ぶことで得た能力は、様々な事に対して活用できます。速読法を応用して利用できる事は、意外とあります。

その一つに、ビジネス関連の事があります。
仕事では、ビジネスの書類を読んだりインターネットで資料を読んだりします。また、自分が書いた書類を添削することもあります。
ビジネス文書をスラスラと読み返すことができたらいいですが、文書を読む事は思ったより時間が掛かる作業と言えます。

このような時に、速読は役に立ちます。普段から速読していると、文字を理解する能力が向上します。よって活字に対する理解力がつくので、ビジネス文書を読んで理解するのも早くなると期待できます。こうなる事は、仕事の効率化にも繋がると言えます。

速く作文する事

さらに速読法を身に付けると、文を書く事も速くなるそうです。文に対する理解力や認識力が、向上しているからです。仕事で書類を作成する場合でも、速読は役に立つと言えます。