毛穴の病気と言えるカミソリ負け

カミソリカミソリを使ってムダ毛を処理することは、手軽で簡単な方法だと思います。お風呂場で体を洗うことと一緒にできて、一度に広い範囲を処理することもできます。
ただし、カミソリの刃で皮膚の表面を「なでていく」ので、もしも間違った使い方をすると肌を傷めてしまいます。

男性の中には、髭の脱毛を考えている人が結構いると聞きます。その理由は、肌がカミソリ負けするためです。毎日カミソリで髭を剃っていると、どんなに気をつけていても肌を痛めてしまうことがあるからです。
私も何度か、カミソリで肌を切ってしまい、血だらけになったことがありました。なかなか出血が止まらず、焦りました。

「カミソリ負け」はニキビ同様、毛穴の病気と言えます。
「カミソリ負け」の症状は、「髭」や「うぶ毛」を剃る際に、カミソリによって皮膚に小さな傷ができて、そこにブドウ球菌が入り込み、炎症を起こしてしまった状態です。ブドウ球菌は、もともと肌にあった菌です。

そんな「カミソリ負け」は見た目が悪くて、ヒリヒリと「痛み」があります。なお、ジェルやフォームをつけて剃ると、ある程度「痛み」を防げるでしょう。
また近年では、「カミソリ負け」を起こさないという製品も登場しています。これを使っても良いでしょう。

自宅で自分でムダ毛の処理をする場合は、どんな方法であっても、少なからず肌を傷めていることになります。もともと人間は、毛が生えていることが自然な状態です。それを取り除く行為は、肌にとっては良いこととは言えません。

「カミソリ負け」や「ニキビ」など、毛穴や皮膚のトラブルには、セルフケアでは治せない症状があります。なので心配になったら、皮膚科を受診してください。