著作権の保護機能を持っているSDカード

小型で大容量なSDカード

SDカードは、東芝、松下電器産業、サンディスクが共同で開発したメモリカードです。
大きな特徴として、

切手と同じくらいのサイズで、最大で数十GB以上という大容量である点

SDカードが挙げられます(「SDカードの大きさ」は、幅が24mm、高さが32mm、厚さが2.1mmです)。

デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、オーディオ再生端末などで利用されています。汎用性が高いので、デジタル家電全般の記憶装置として利用されています。

SDカードの側面には、誤消去防止用のライトプロテクトスイッチがあります。
そのスイッチを下に押し下げれば、ロックされます。そして「書き込み」が不可能になります。そのスイッチを押し上げれば、ロックは解除されます。「書き込み」が可能になります。

スイッチのツマミが壊れたら、SDカードはロック状態となってしまいます。つまり「書き込み」が不可能であると、認識されてしまいます。この場合、セロハンテープなどでカード側面のツマミのあった位置を覆うと、再度「書き込み」が可能となります。

SDカードは、サンディスク社製のメモリーカードである「マルチメディアカード」が基になっています。そのため、マルチメディアカードと互換性があります。よって、マルチメディアカードをSDカードのスロットに装着すると、そのまま利用できます。

著作権の保護機能

SDカードの SD とは、どんな意味でしょうか。
SDとは、「Secure Digital」の略とされています。この名前が示すように、SDカードには、著作権があるデータを保護するための機能が搭載されています。

不正コピーを防ぐCPRM

SDカードは、CPRM技術という著作権の保護に関する機能を持っています。その機能により、不正なコピーを行なえないようにしています。
そのため、SD-Audioデータなどの著作権が保護されているデータを取り扱う際は、著作権が保護できるような機器を利用する必要があります。

なお、パソコンのSDスロットにおいて、著作権を保護できない場合があります。その時は、著作権を保護できるリーダーライターなどを利用する必要があります。

SDカードでは、隠し領域を作って、その中で著作権に関する情報を管理します。
隠し領域であるため、通常のアプリケーションからはアクセスできません。このような方法で、コンテンツの著作権を保護しています。

例えば、パソコンで音楽データをコピーしたとします。
この時、SDカードの隠し領域に記録されている情報(鍵)までコピーできません。
そのため、コピーはできたとしても「再生はできない」ということになります。

CPRM技術

CPRMとは、元々DCDで使用されてきたセキュリティー技術を、SDカードで利用できるように拡張された技術のことです。
4C(IBM、インテル、東芝、松下電気産業)によって作られたライセンスのことを言います。

SD-Audio規格

SDカードの応用規格に、SD-Audio規格というものがあります。これは、音楽データを記録する時や、その記録した音楽を再生する時に利用される規格です。

SDカード内に音楽データを記録する際、利用できる圧縮方式は「AAC・WMA・MP3」となります(2007年当時)。
それら音楽データのファイルを暗号化することで、SD-Audio形式になります。

この規格の特徴は、音楽データの著作権保護に配慮している点です。このSD-Audio規格が登場する前までは、音楽データの著作権を保護する仕組みはありませんでした。なので、アメリカの音楽関係者たちが中心になって、著作権を保護する規格を作る団体を設立しました。その団体が制定した規格が、SD-Audio規格です。

デジタルデータは配布しやすくて便利なのですが、不正コピーという問題が常に指摘されます。不正コピーを防ぐために、このような規格が登場しました。

SD-Picture規格

SD-Picture規格とは、写真データに関するフォーマットを定めた規格です。
SD-Picture規格は、写真データを記録する時や再生する時に利用されるフォーマットです。
このSD-Pictureが使われる機器には、プリンタやデジタルカメラなどがあります。

SD-Picture規格では、SDカード内の専用フォルダに写真データを記録するようになっています。利用できる写真データの圧縮方式は、JPEG・Motion JPEGです。

また、著作権を保護する技術であるCPRMに対応しています。よって、不正なコピーを防ぐ機能を持っています。

音楽を保存できるSDカード

SD-card

スマートフォンでは、音楽データを再生できます。
通勤や通学時、電車やバスの中でスマートフォンを使用して音楽を聴けます。昔の音楽プレーヤーの代わりとして、スマートフォンを使えます。

ところで音楽データは、スマートフォンの「どの部分」に格納できるのでしょうか。
データを保存できる場所の一つに、スマートフォンの中にあるSDカードがあります(SDカードに、音楽データを保存できる機種の場合)。※最近のスマートフォン端末では、microSDカードが使われています(2019年当時)。

音楽データの保存方法

SDカードに音楽データを保存する方法では、主に2種類の方法があります。

まず一つ目の方法は、パソコンを使用する方法です。
パソコンは、CDに入っている音楽データを再生できます。なのでパソコンにSDカードを接続して、パソコン経由でCDの音楽を保存できます。

二つ目の方法は、インターネットからダウンロードする方法です。
音楽データを配信しているサイトを利用して、音楽データを直接スマートフォンにダウンロードします。そして、SDカードに保存します。
※もしも音楽データを編集したい場合は、パソコンに音楽データをダウンロードしましょう。編集した後に、SDカードに保存すると良いでしょう。

SDカードは、とでも小さい物です。ですが、音楽データを高品質な状態で再生できます。スマートフォン端末で音楽を聴きたい方は、ぜひ活用してください。

使いやすいMP3形式

企業側が不正コピーを防ぐために、著作権を保護する規格を作るのは仕方がないです。だけど真面目に購入したユーザーにとっては、いい迷惑かもしれません。そのような規格は、使い勝手が悪いからです。

個人ユーザーが使いやすい音楽データの形式は、MP3形式だと思います。パソコンからスマートフォンなどに、簡単にコピーできるからです。もしも私が音楽データを購入するなら、まずはMP3形式の曲を探して購入したいと思います。

メモリーカードの一つ

SDカードSDカードは、SDメモリーカードとも言います。
メモリーカードとは、記憶媒体として書き換え可能な磁性体(フラッシュメモリ)を採用した小型の記憶装置です。
持ち運びやすいよう小型化されて、消費電力も抑えられています(あと、読み書きする際、駆動装置は不要です)。
よって、デジタルカメラやオーディオ再生端末、携帯端末にも利用されています。

SDカードを含むメモリーカードには、様々な種類があります。
「大きさ」や「重さ」という形状の違い、データを読み書きする速度や著作権保護機能の有無という機能の違いがあります。

メモリーカードに属する装置の名称では、SDカードの他に、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、マルチメディアカード、メモリースティックなどがあります。
利用目的や利用機器に応じて、使い分けることになります。

フラッシュメモリに属する記憶装置

SDカード(そしてフラッシュメモリ)は、日常生活の様々な場所や場面で利用されています。
例えばデジタルカメラやテレビ、パソコンや携帯端末、その他の家電機器などで利用されています。

SDカードは、フラッシュメモリに属する記憶装置です。

フラッシュメモリにはSDカードを始め、メモリーカードやUSBメモリなどがあります。

ところでフラッシュメモリとは、半導体メモリの一種です。半導体メモリとは、自由にデータを書き込んだり消去したりできるメモリのことです。

この半導体メモリには、「RAM」と呼ばれる物と「ROM」と呼ばれる物があります。
※RAMとは「Random Access Memory」の略です。
※ROMとは「Read Only Memory」の略です。

RAMでは電源が入っている時だけ、自由にデータを読み書きできます。電源を切ったら、データは消えてなくなります。
ROMではデータを書き込むことができて、いったん書き込んだデータは残っています。よって電源を切った後でも、データは保存され続けます。

フラッシュメモリは、RAMとROMの両方の特徴を併せ持っているような物と言えます。

SDカードとUSBメモリの使い分け

SDカードとUSBメモリという周辺機器があります。どちらもデータを記録しておく物です。使用目的や用途によって、使い分けられています。

パソコンからデータを取り出す際は、USBメモリを使用することが多いと思います。例えばパソコンの中のデータを他の人に渡す時や、パソコンからパソコンへデータ移動する時などに、USBメモリを使うことが多いようです。

SDカードについては、デジタルカメラのような持ち運びできる機器で使用することが多いようです。

ところでSDカードは、USBメモリの代わりとして使えるでしょうか。
条件によっては、できるようです。パソコンにSDカードスロットがあるような場合です。
この場合、デジタルカメラで使用しているSDカードを、そのままパソコンに接続できます。そしてSDカードに、データを記録させる事も可能です。なので、USBメモリと同じ役割を果たせます。

それに対してUSBメモリは、SDカードの代わりとして使えるでしょうか。
デジタルカメラに、USBメモリを「そのまま差し込むこと」はできないようです。よって代わりとして使えない、と言って良いでしょう。

SDカードやUSBメモリを購入する際は、このような「使い分け」も考えて選びましょう。

コンピューター
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