カルシウムが豊富な食材・しらす

重要な栄養素・カルシウム

一般的に日本人が摂取する栄養素は、脂肪や塩分が取り過ぎでカルシウムは不足している、と言われています。カルシウムが不足していると、将来、骨粗しょう症になる可能性があります。脂肪や塩分の取り過ぎは、将来、生活習慣病を引き起こす「きっかけ」になる可能性があります。

そう言えば子供の頃、カルシウムを取るために「乳製品」や「煮干し」を食べなさいと、よく言われました。カルシウムは先ほど言った「乳製品」や「煮干し」「大豆食品」などに多く含まれています。

子供に限らず大人にとっても、カルシウムは重要な栄養素です。カルシウムは、骨や歯を作る際の材料だからです。特に中高年の方なら、骨祖しょう症の予防や改善のためにカルシウムが大切だと言われたことがある、と思います。

カルシウムは、体の様々な機能に関係している重要なミネラルと言えます。例えば、心臓の筋肉(心筋)の収縮作用や血液の凝固作用と関係があります。
カルシウムは、体の中で作れない成分です。なので食べ物から、必要な量を継続的に取り入れる必要があります。もしもカルシウムが欠乏すると、体の生理機能に何らかの障害が出てくるでしょう。

カルシウムが豊富の食材・しらす

しらす干しカルシウムが豊富な食材として、例えば「しらす」があります。「しらす」とは、主にイワシ類の稚魚のことを言います。
カルシウムの量としては、例えば「しらす干し100g」には「約500mgのカルシウム」がある、と聞きました。これだけカルシウムが豊富なら「しらす干し100g」を摂取するだけで、日本人の成人男性が1日に必要と言われているカルシウム量を取れる可能性があります。

その他にも「しらす」には、血中のコレステロールを減らしてくれる効果を期待できたり、血栓予防にも良いとされていたりします。かなり優良な健康食品と言えます。
塩気のある「しらす」は、ご飯と一緒に食べても美味しいです。ぜひ日々の食事において、食べたい食材の一つと言えます。

作るのに手間がかかる食材

「しらす」に関して雑談を言うと、この間「しらすの作り方」がテレビで紹介されていました。詳細な手順は忘れてしまいましたが、「しらす」を作るのに意外と手間暇がかかっていると思いました。獲れたての「しらす」を氷の入った冷水でしっかり洗ったり、場合によっては「しらす」にくっついている海藻を手作業で取り除いていました。

「しらす」を茹でる際、沸騰した「お湯」が入っている釜の中に入れて茹でます。だけど美味しく茹で上げるには、その日の「しらす」の「大きさ」や「量」を判断して、適切なタイミングで茹でる必要があるそうです。塩茹でする際、釜の中に入れる塩の量も、その都度判断することになります。

「しらす」という食材は完成品の見た目からは、簡単に作れるだろうと思っていました。ですが意外と手間暇がかかる食材でした。