主な仕事の内容は、まず速記用の簡略記号を使って人の話を速記します。そして、それを速記用記号から普通の文字に反訳することです。
そのような仕事の内容を聞くと、人の声を聞き取って文字にしていくだけなので、思ったより単純な作業だと思うかもしれません。しかし演説内容によっては、専門用語も出てきます。よって、幅広い知識が必要な仕事です。
普段から新聞などに目を通して、様々な物事に関心を持てる人に向いた仕事と言えるでしょう。
また、話を黙って聞いて速記していくことは「地味な作業」です。なので、根気も必要です。
もしもフリーとして速記の仕事を受けることができれば、仕事の量に合わせて収入もアップすると思います。しかし、自分を売り込む努力(営業)をする必要があるでしょう。
ちなみに在宅ワークではなくて、速記事務所などに就職して、一般企業からの仕事を受けている人もいるそうです。
速記技能検定
在宅ワーク向けの資格として、速記技能検定という資格があります。雑誌の広告ページや新聞の折込チラシなどで、「速記の通信講座」の案内を見たことがある人もいるでしょう。
この速記技能検定には、特に受験資格を設けていません。通信講座などもあり、仕事をしながら、または「子育て」をしながら取得できる資格と言えるでしょう。
なお、速記技能検定には、1級から6級まであります。1級から2級には、速記士証が交付されます。
速記の在宅ワークをする際、この資格を持っていると仕事の受注に役立つと思います。
※この記事は2008当時の記事になります。
近年では、ボイスレコーダーで会話を録音できる機会が増えており、一昔前と比べて速記を使う機会は減っていると思います。