適職が見つかる「きっかけ」になる、職業の適性検査

自己分析して就職活動

日本の学生の就職活動では、中学生と高校生については、学校が主導で活動を行ないます。大学生については、就職を希望する本人が主導で活動を行ないます。

大学生は、大学の就職セミナーを受けて「活動の流れ」を理解します。そして就職に向けて自己分析をして、自分の性格や志向・価値観を分析します。その自己分析を参考にして、志望業界・志望企業を決定します。

企業から内定を得るまでは、
「自己分析、業界企業の絞り込み、企業に自分を売り込む」
という行動を繰り返すことになります。

就職活動の自己分析には、就職サイトの自己分析ツールなどを利用する方法があります。

転職

就職活動は新卒だけではありません。転職も就職活動となります。
転職の理由には、人それぞれ様々な理由があると思います。よく言われている理由として、

  • 人間関係が、うまくいかないから
  • 仕事の内容が、自分に合わないから
  • 自分の能力を、充分に発揮できないから
  • 給料や長時間労働、会社の経営方針という労働条件に対して、不満があるから

これらの理由があるようです。いづれの理由も、自分と仕事内容または仕事環境との不適合が原因と言えます。

ちなみに労働条件や勤務条件については、事前の情報収集でわかる場合があります。会社の経営方針や給与体系、労働時間(残業が多い)などの情報は、事前に調べ出せる可能性があります。
求人情報の中には、会社の状況について「かなり詳しく伝えているもの」もあります。そのような求人情報なら、求職者と会社の相性(求職者と会社のお互いが必要としているか)、ハッキリわかると思いました。

ただしブラック企業の場合では、「求人情報そのもの」が嘘の可能性もあります。嘘の求人情報もあったりしますが、後悔しないためにも可能な限り事前に調査しておきましょう。

雇われ人として求められる人材

なお企業では多くの場合で、お金儲けに役立つ人材、仕事で即戦力になれる人材を求めているようです。

ある人事担当者の話になりますが、学生サークルで活躍したというエピソードを聞き飽きたと言っていました。おそらく学生サークルで活躍できても、「金儲け」で活躍できるとは限らないのでしょう。学校の授業や部活・サークル活動に加えて、商業的なエピソードも必要かもしれません。

ふと大人になって気づいたのですが、学校の普通科は、先生や公務員、研究者の仕事に向いている学科のような気がします。商売を行なう一般企業では、普通科+商業(ビジネス)の知識を得ている学生が求められている、という気がしました。

適性検査

適性検査「仕事の内容」と「自分の性格」の相性については、就職する前に自己分析することで、ある程度わかる可能性があります。せっかく就職したのに「仕事の内容が自分に合わない」という理由で会社を辞めるのは、もったいない気がします。

将来、自分が「どの職業に就くのが良いか」を考える時、客観的に自分の素質や適性を判断したいと思うでしょう。そんな時、適性検査を受けると、何か良いアドバイスを得られるかもしれません。

適性検査とは、個人が「どのような適性」を持っているか、調べる検査です。

自己分析をする際は、適性検査を利用できます。自己分析では、自分の過去や性格を再確認したり、自分の志向・価値観などを見つめ直したりして「どんな職業に向いているのか」を探る事になります。

特に職業を考える場合では、職業適性検査により判断します。自分が「ある職業」に対して、「どれくらいの適性を持っているのか」、自分が希望する職業に対して「適した素質を持っているのか」、これらについて測定します。※この検査は、適職診断と呼ばれることもあります。

これらの適性検査とは、「統計の共通点」と「個人の結果」との一致を探す事より、適性を測定するものです。
共通点とは、基本的に様々な職種の人に対して行なった検査の統計における、共通する傾向を抽出したものです。
適性検査を受けることで、独自で自己分析するよりも潜在的な資質を知ることができます。客観的に判断する際に役立つでしょう。

職業適性検査

職業適性検査では様々な検査を行なうことより、個人の興味や性格、能力などの特性を導き出します。そして様々な職種の人間に対して行なった検査の統計から、共通する傾向を抽出して、個人の結果との一致を見つけます。
以上の事により、職業の適性を測定します。

適性検査この検査は、統計的な分析に基づいています。なので、結果が個人に対して「そのまま当てはまる」とは言えません。個人に向いている職業を、決めつける検査でもありません。

ですが同じ傾向の人が、どんな職業に多いのか、これを知る上では意味を持っています。自分の性質が「どのような職業」に受け入れられやすいのか、わかると思います。そういう意味で就職や転職を検討する際に、役立つでしょう。もしも、まだ就きたい職業が決まっていない場合、仕事を決める判断材料の一つとして活用すると良いでしょう。

実は職業適性検査とは、元々は会社の人事異動で活用されていた検査だそうです。現在では就職試験として、多くの企業が実施しているようです。
また、以前の適性検査は、質問用紙と回答用紙により行なわれていました。そして専門家が、提出された回答を分析してカウンセリングを行なう、という事でした。
しかし現在では、多くの就職情報ウェブサイトで職業の適性検査を提供しています。以前と比べて、誰でも簡単に職業の適正検査を受けられるようになりました。実際に近年では多くの就職支援サイトで、無料の適性検査や適職診断を受けることができます。

どんな仕事が自分に向いているのか、迷っている時、適性検査の結果も参考にしてみましょう。そして自分に向いている仕事を、ぜひ見つけてください。

仕事診断の結果の例

最後に、ある人の仕事診断に関する結果を、ご紹介したいと思います。

性格診断みたいに仕事診断をしたようですが、結構当たっていたそうです。
その人は「仕事が大好き」と診断されました。仕事に関する夢や希望に向かって働ける人なので、仕事仲間からはとても好かれているという事でした。

ただし「仕事に対する好み」は、激しいようです。自身が「やりがい」を感じられる仕事に対しては一生懸命に仕事をしますが、興味のない仕事は手を抜くことがありそう、ということです。
あと、自分の意見に反対されると、落ち込むことが多いと診断されました。仕事が大好きな分だけ、自分の意見や企画が否定されると、がっくりする性格のようです。

仕事に関する性格診断を受けることは、あんまりないと思います。だけど就職や転職を考えているなら、事前に受けてみると良いでしょう。もしかしたら、適職が見つかる「きっかけ」になるかもしれないからです。