鉄道模型の人気の大きさ「Nゲージ」

鉄道模型

鉄道模型は、人気の趣味の一つです。その鉄道模型とは、鉄道車両と線路、それぞれの縮尺と軌間が一定になっている模型のことを言います。アメリカやイギリス、ドイツのそれぞれの地域で、統一された規格が存在しているそうです。

一般的に鉄道模型と言われている物は、模型を走らせるための運転設備(レイアウト)が小さい物から、実際に人が乗れる大きな物まであります。人が乗れる鉄道模型は、人が馬に乗るみたいにまたがって乗ったりする物です。牽引される乗用台車のことになります。

鉄道模型の大きさ

鉄道模型に関する用語において、「ゲージ」や「スケール」という用語があります。
「ゲージ」とは、鉄道の線路を設置する幅(軌間)のことです。「スケール」とは縮尺のことです。

日本の主流は狭軌です。JRが狭軌を採用しているためです。
鉄道模型については、日本では9mmの「Nゲージ」が主流です。ちなみに欧米では、16.5mmの「HOゲージ」などが主流となっています。

「スケール」については、バラツキがあります。例えば「Nゲージ」なら、1/150~1/160くらいのサイズになります。なぜなら、実際の鉄道のゲージに違いがあるからです。仮に9mmのレール上で、標準軌(1435mm)も狭軌(1067mm)も共に走行させるためには、縮尺を変える必要があります。

普及している「模型の大きさ」は、住宅事情により小さいサイズの模型が普及しています。
なお、鉄道の発祥地である欧米では、標準軌は1435mmとなっています。一方日本の鉄道では、1067mmが一般的となっています。
そのため、同じスケールで模型化した場合、欧米と日本の模型において、車輪や軌間の幅に「違い」が出ます。なので、異なった軌間の模型線路を用意する事になります。

人気の大きさ「Nゲージ」

鉄道模型鉄道模型は「より小型化される傾向にある」と言えます。一昔前では、Nゲージの「約4倍の大きさ」である「Oゲージ」というゲージが主流でした。ですが近年では、「Nゲージ」が主流となっています
特に日本の住宅事情では、模型用の場所を広く確保するのが難しいです。そのため「Nゲージ」くらいの大きさが、ちょうど良いサイズです。なので人気となっています。

そして近年人気を集めているゲージとして、「Zゲージ」があります。この「Zゲージ」は、「Nゲージ」よりも小さい6.5mm幅です。より小型化されていると言えます。
ただし「Zゲージ」の車両は、あまり登場していないようです(2010年当時)。あと、「Zゲージ」はサイズが小さい分、「Nゲージ」と比べて「ディテールのリアルさ」に欠けているという指摘があります。

「リアルさ」を求めているなら、やはり「Nゲージ」以上のサイズを選ぶ事になります