目や皮膚の健康維持に役立つビタミンA

飽食なのに栄養不足?

近年ではスーパーに行けば、ほとんどのジャンルの食材が手に入ります。やや特殊な食材でも、通信販売などを利用すれば手に入ります。よって、ほとんどの食べ物を食べられることになります。自宅にいながら世界各国の料理を食べられる、と言っても良いでしょう。

そんな状況より、ある意味「飽食の時代」と言えます。そのような時代なのに、食卓の料理から必要な栄養素を摂取できないなんて言われています。その訳として、野菜の栄養価がどんどん落ちてきているため、加工食品が多いためという理由で、栄養が充分に足りていないそうです。

ビタミンA不足の症状

栄養不足の例としてビタミンAの不足について、お話したいと思います。
もしも野菜から適量のビタミンAを摂取できなくなったら、体にどんな影響があるでしょうか。
ビタミンAが不足していると、目や皮膚に関する次のような症状が出てくるそうです。

  • 光を眩しく感じる。
  • 暗い場所では、視点が合いづらい。
  • 目が乾く。
  • 肌がかさつく。
  • 爪がもろくなってくる。
  • 髪がぱさつく。

目の網膜にあるロドプシンという物質の主成分は、ビタミンAです。この物質は、光の明暗や色を識別する働きがあります。

またビタミンAは、皮膚や内臓の上皮組織を生成して、粘膜を健康に保つ働きをします。なのでもしもビタミンAが不足すると、上皮組織の表面が固くなり、潤いのない状態になってしまいます。

ビタミンAが消化器系で不足した場合は、慢性の下痢になりやすいです。
ビタミンAが気管で不足した場合は、風邪を引きやすくなります。

以上ビタミンAの不足について言いましたが、ビタミンAに限らず、野菜の栄養価が落ちていく事は私たちの健康に悪い影響を及ぼす、と言えます。

ビタミンAを摂取できる食品

サプリメント

ビタミンA不足による症状を改善したい人向けに、ビタミンAのサプリメントがあります。「最近、目が疲れている」「肌が荒れてきた」という人は、ビタミンAが含まれているサプリメントを試してみましょう。

ただし、気をつける点があります。ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、体外に排出されにくいです。なので、取り過ぎてはいけません。特に妊婦においては、「ビタミンAの取り過ぎ」が奇形に影響を与えると指摘されています。過剰に取らないように気をつける必要があります。

食品

ビタミンAはサプリメントだけでなくて、食品からも取りやすい栄養素です。一日に必要な量を、うなぎの蒲焼(1/2串)や豚レバー(45g)、人参(1/5本)を食べることで摂取できます。

ビタミンAには動物性食品に含まれているレチノールと、緑黄色野菜に含まれているβカロチンがあります。
脂溶性のレチノールについては、過剰に摂取すると気分が悪くなることがあります。水溶性のβカロチンについては、過剰摂取の心配はありません。
なお一方だけを取るのではなくて、レチノールもβカロチンもバランスよく取ることが大切です。

人参

人参人参(にんじん)は「その色」からもわかるように、カロチンを多く含んでいます。人参のカロチンは体内でビタミンAに変わります

良い人参の見分け方は、やはり見た目が良い物を選ぶことだそうです。
人参を保管する際は、新聞紙などで包み、冷蔵庫や涼しい場所に保管すると良いです。

人参が苦手な人は、他の野菜と組み合わせた「人参と野菜のミックスジュース」のような物なら、食べやすいかもしれません。
しかし人参には、アスコルビナーゼというビタミンCを壊す酵素も含まれています。よって先程のような野菜ジュースを作る時は、人参にあらかじめ酢を入れておきましょう。そうすることで他の野菜(例えばブロッコリー、きゅうりなど)の栄養を、壊さなくなるそうです。

健康維持に役立つビタミンA

ビタミンAは、「皮膚の健康」や「風邪の予防」「がんの予防」に役立つと言われています。

ビタミンAは、「粘膜を健康に保つ働き」をします。その粘膜は、体に病原菌を入れないようにする役割を果たしています。もしもビタミンAが不足して上皮組織が良い状態に保たれていないと、がん発生のリスクが高まってしまいます。
ビタミンAが不足しないように、普段から心がけましょう。

健康
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