Webアプリケーションの仕様

ブラウザーによるウェブサイトの表示一般的にブラウザは、HTMLで書かれたWebページを見るのに、最適なソフトウェアだと思います。なのでブラウザを使用するWebアプリケーションでは、出来る限りブラウザの機能を再利用したいです。

そう考えた場合、Webアプリケーションの仕様は、平凡なHTMLのWebページを表示するだけ、という仕様が良さそうだと思います。

Webアプリケーションの仕様において、例えばブラウザ・ソフト自身の「戻るボタン」の無効化(非表示)などという仕様を、考えないほうが良いと思います。※ブラウザ・ソフトの見た目を改造したりしないほうが良い、と思います。

ブラウザの機能を使いたくない、という仕様

オンライン銀行やネットショップなど、遠く離れた場所から「最新の情報」を表示するために、Webアプリケーションを利用することが多いと思います。

そんな中、ブラウザを使用した「あるWebアプリケーション」において、ユーザに対して「より良い操作環境」を提供するために、次のようなWebアプリケーションの仕様を、聞いたことがありました。

  • ユーザが「あるWebアプリケーション」にログインしている間、ユーザがブラウザの「戻るボタン」を押せないようにしたい。
  • ユーザが「あるWebアプリケーション」にログインしている間、ユーザが勝手に他のWebページに移動しないために、ブラウザの「URLアドレス入力域」を非表示にしたい。
  • ユーザが「あるWebアプリケーション」にログインしている間、ユーザが勝手にブラウザを閉じないために、ブラウザ・ウィンドウ右上の「×ボタン」を、非表示にしたい。
  • ユーザが「ログアウトボタン」を選択した後に、ブラウザ・ウィンドウを強制的に閉じたい。

ブラウザの「戻るボタン」や「URLアドレス入力域」を、非表示にしたい(消去したい)ということは、ブラウザの機能を再利用したくない、ということだと思います。
もしもこのように、再利用したくないブラウザの機能がたくさんあるなら、ブラウザ・ソフト上で「そのWebアプリケーション」を動作させるべきかどうか?いま一度検討したほうが良いです。

ブラウザ・ウィンドウ右上の「×ボタン」を、非表示にしたい(消去したい)ということについては、ブラウザを始め、OS(例えばWindows OS)の機能を再利用したくない、ということだと思います。

多くの人たちが、ブラウザ・ウィンドウ右上の「×ボタン」で、ブラウザを閉じることができると、知っていると思います。このような「共通ルールを再利用したくない」というWebアプリケーションの仕様は、かなり奇妙だと思います。

ブラウザ機能を考慮した仕様

ブラウザを利用するWebアプリケーションの仕様は、なるべく「ブラウザの機能(ブラウザの仕様)」に従うほうが良い、と思います。

基本的にブラウザは、HTMLで書かれたWebページを見るのに、最適なソフトウェアだと思います。
よって、ブラウザを利用するWebアプリケーションを作る場合は、まずは平凡なHTMLのWebページを表示するWebアプリケーションを作ると良いでしょう。HTMLファイルやJSPファイルで、平凡なWebページを作成すると良いと思います。

例えばJavaScriptや自作ActiveXを駆使して、ブラウザの機能を制限したり、ブラウザの見た目を変更しないほうが良い、と思います。

高機能なWebアプリケーションを作る方法として、リッチクライアントという手段があります。ブラウザ上で、より機能的なWebページを作りたい場合は、リッチクライアントの利用を検討すると良いかもしれません。

※この記事は、2004年8月当時の記事になります。

※2017年当時では、多機能なWebページを実現する「仕組み・サービス」を、多数見かけます。例:軽量なJavaScriptライブラリ・jQueryなど。
また、スマートフォン端末では、ブラウザを使わずに、専用のスマホアプリを使うことが一般的になっています。例:ネット銀行のスマホアプリなど。