物理的に別の場所、データやアプリをバックアップする保存先
写真や動画、ダウンロードした市販アプリ、突然に消えたら困ります。
大切なデータやアプリは、物理的に別の場所に保存しておくと安全です。
例えば、以下の場所です。
- 外付けハードディスク
- USBメモリ
- オンラインストレージ
別の場所にバックアップしたデータやアプリがあるなら、データやアプリが突然消えても復元できます。
とても困る、大切なデータの消失
しまった、大切なデータが消えてしまった…
そんな時、データを復旧させたくても、多くの人はできないと思います。
ダメ元で家電量販店に聞いてみても、
「ハードディスクを交換するか、初期化するしかないので、データ復元を諦めてください」
などと言われることが多いそうです。
あと、データを復旧してくれる専門業者がいますが、費用は高額と聞きます。
どうにもならない場合、自分で修復してみる、と考える方もいるでしょう。
例えば、壊れたハードディスクを別のパソコンに繋いで、中に入っているデータをコピーするという方法です。
でも、全てのデータをコピーできる保証はありません。
ちょっと不安です…。
物理的に別の場所が良い、データをバックアップする保存先
突然にデータが消えた場合、データを取り戻すには事前にデータをバックアップしておくことが大事です。
データをバックアップする段階で決めるべきことは、
「どこにデータをバックアップするのか」
つまり「データの保存先はどこか」
ということです。
データのバックアップ先は、物理的(機械的)に別の場所にすることがおすすめです。
バックアップ元のハードディスク装置に何らかのトラブルがあった場合でも、バックアップ先のデータを保護できるからです。
もしもバックアップ元と同じハードディスク内にデータをバックアップしていた場合、そのハードディスク装置が故障したら、元データとバックアップ用データが同時に消えてしまいます。
装置の故障を考慮した場合、バックアップ専用の「別のハードディスク装置」を用意するほうが、データを保護できます。
大容量のデータをバックアップしやすい、外付けハードディスク
外付けハードディスク(または外付けSSD)は、バックアップの保存先として良い場所です。
特に大容量ハードディスクなら、大容量のデータをバックアップする際、実用に耐えられるバックアップ先と言えます。
現在のハードディスクは大容量が当たり前になっており、そこに保存されているデータ量は膨大になります。
特に動画データや音楽データが多数ある場合は、データ全体の容量が大きくなりがちです。
バックアップ作業の手間と時間を考えると、データをバックアップする際の保存先は、大容量ハードディスクにするのが現実的です。
別の装置ならバックアップ先と言える、内蔵型ハードディスク
ちなみにデスクトップパソコンの内蔵型ハードディスクでも、バックアップ先として選べる場合があります。
例えば、
- CドライブがSSD装置、
- Dドライブがハードディスク装置
という構成の場合、SSD内にあるデータをハードディスク内にバックアップできます。
SSDとハードディスクは、別の装置だからです。
小さくて便利なバックアップ先、USBメモリ
データの保存先として外付けハードディスク以外の場合を考えると、
個人的には、大容量USBメモリが便利だと思っています。小さい機器なので、取り扱いやすいからです。
USBメモリのデータは自然蒸発してしまうと言われていますが、USBメモリでも良いだろうと思っています。
データの消失が心配なら、長期間放置しないように気をつけましょう。
一昔前では小容量のデータくらいしか、USBメモリに保存できませんでした。
しかし今では、 Windows OSのバックアップ先として8GB以上のUSBメモリが選択されていたりします。
ただし、データの保存先としてUSBメモリを使うのはどうしても不安だと思う方は、USBメモリを使わないほうが良いです。
住所が違うバックアップ先、オンラインストレージ
その他バックアップ先として、オンラインストレージがあります。
これはインターネットに接続されているハードディスクなどの装置となります。
データの保存先として、オンラインストレージは有効な選択肢の一つと言えます。
なぜなら、パソコンがある場所と住所が違う場所にデータをバックアップできるからです。
例を言うと、パソコンが東京にあり、オンラインストレージが大阪にあるという場合です。
オンラインストレージは住所が違うため、物理的に別の場所だと強く言えるバックアップ先です。
記憶装置は壊れるから、大切と言えるデータのバックアップ
パソコンのプログラムやデータは、ハードディスクと呼ばれている装置に保存されています。
※近年では、SSD装置にもプログラムやデータが保存されています。
このハードディスクの中には、CDやDVDのような円盤が何枚も入っています。形状は、CDなどよりも小さい物です。
それら円盤が高速に回転しています。パソコンを起動している間、ずっと「動きっぱなし」の機器と言えます。
ハードディスクは家電製品と同じような機械であり、消耗品と言えます。
よって、いつかは壊れてしまう物と思っておく必要があります。
※SSD装置も、そのうち壊れると言われています。
ハードディスクが壊れると、その中に保存しているデータを読み出せなくなります。
動画や写真、文書などのデータが、消えてしまうとことになります。
よってハードディスク内のデータを、別の記憶装置や記憶メディアにバックアップしておく事が大切です。
バックアップ先としては、外付けハードディスクやUSBメモリ、オンラインストレージなどがあります。
近年では、複数のハードディスクにデータを分散させて保存しておく事例(RAID・レイド)も見られます。