固定回線の代わりになる「大容量SIMレンタル」
ADSL終了……
自宅のインターネット回線として、今までずっとADSL回線を使っていました。主な理由は、月額2000円ほどだったからです。お手頃価格なので、ずっと使っていました。その回線速度は、だいたい4Mbpsでした。遅い速度ですが、データ通信量は無制限なので不満なく使っていました。
しかし2,3ヶ月ほど前にプロバイダーの営業から、ADSL回線のサービスが終了する予定という電話がかかってきました。将来において、ADSLは使えなくなるという通知でした。
そしてその時「光回線にしませんか?」という提案を受けました。だけど月額料金が5000円以上かかるようなので、いったん提案を断りました。
大容量SIMのレンタルサービス
「光回線という提案」を断りましたが、先のことを考えると、新たにインターネット回線を契約する必要があります。困ったことになった……と思いつつも、お手頃価格な固定回線を探すことにしました。
この記事を書いている時点での結論を言うと、大容量SIMのレンタルサービスを利用することにしました。そのサービスを利用するために、SIMフリーのルーター機器(据え置き型)を購入しました。
つまり、以下の2つを購入しました。
- SoftBank SIM Free端末専用 4G LTE 一ヶ月300GB。当時のレンタル料金で、3200円の物を選びました。
販売店:iVideo-WiFiルーターとSIMフリーの専門
参考:レンタル料金(税抜き)(2019年6月当時)、クレジットカード決済による前払い。
1ヶ月~6ヶ月未満の場合:3200円/月。
12ヶ月~24ヶ月未満の場合:2900円/月。
36ヶ月以上の場合:2500円/月。
なお料金価格は変動する、ということです。
※2020年6月当時:300GBの商品が見当たりません。取り扱いが終了したようです。 - NEC Aterm HT100LN LTEホームルーター(据え置き型)SIMフリー。
nanoSIMカードに対応しています。偶然にも楽天市場で、ポイント10倍で購入できました。よって実質1万円ほどで買えました。
SIMフリーのルーター機器に、ソフトバンクのSIMカードを取り付けて、インターネット回線として利用できました。自宅の固定回線として利用できています。データ通信量は300GBなので、ADSL回線の時と同じように通信量を気にせずに使える、と言えます。
今後、SIMのレンタルを継続することで、ずっとインターネット回線を利用できることになります。例えば12ヶ月(1年)という期間でレンタル契約を続けることで、ずっとインターネット回線を利用できます。
月額2000円ほどのADSL回線よりも料金は高くなりましたが、月額3200円(税抜き)ほどで、自宅用のインターネット回線を用意できました。
他の無線LANルーターも使用
NEC Aterm HT100LN機器の有線LANに、ASUSの無線LANルーターを接続して使用しています。
そしてHT100LN機器の無線LANを無効にして、ASUSの無線LANを有効にして使用しています。ASUSの無線LANルーターにUSBメモリを接続して、NAS環境を構築するためです。
気になった点
SIMフリーのルーター機器で大容量SIMカードを使う際に、気になった点を書きます。
ソフトバンクのLTE回線を使えるか?
NEC Aterm HT100LN機器で、ソフトバンクのLTE回線を使えるか?不安でした。
ですが結果を言うと、使用できました。ただし地域差があります。
NEC Aterm HT100LN機器は、バンド1(2GHz)に対応しているルータでした。ソフトバンクのLTE回線では、このバンド1のみに対応していました。
参考:HT100LN機器のWANインターフェース:対応周波数:2GHz/800MHz。
ソフトバンクのLTE回線の通信方式 4G方式(FDD-LTE)は、900MHz/1.7GHz/2.1GHz の3つのようです。つまりHT100LN機器では、ソフトバンクの900MHz/1.7GHzを使えないです。これは利用する地域や場所によって、通信が不安定になるようです。
これらに関して、ある企業のカスタマーサービスに質問したところ、
「NEC Aterm HT100LNは、ソフトバンクのLTE回線ではバンド1しか使えません。そのため極めて繋がらないことが多く、(その企業では)お客様には推奨しておりません」
という回答をもらいました。
そんな回答をもらったため、最初の頃は、自宅でソフトバンクのバンド1(2GHz)だけを使用して、安定してインターネット接続ができるかどうか?わかりませんでした。
さらにNEC Aterm HT100LNのサポート情報ウェブ記事に、ソフトバンク回線はサポート対象外と部分的に書かれてあるのも不安でした。
据え置き型
SIMフリーのルーター機器について、「据え置き型」にするか、バッテリーを使う「モバイル」にするか、迷いました。
今回は、バッテリーなしの「据え置き型」を選びました。バッテリーは、ずっと電気を入れて使っていると劣化する、と聞いたからです。例えばバッテリーが膨らんでくる、と聞きました。
自宅で24時間365日間、電源を入れっぱなしで使う際は、電源はACアダプタのほうが長持ちすると思います。
自宅でモバイルルーターを使う際はクレードルを使うと、バッテリーが長持ちするかも?しれません(実際にやったことがないので、よくわかりません)。
SIMカードの切り取り
レンタルしたSIMカードは、白色のダンボールの台紙に含まれていました。その台紙には、標準SIM、microSIM、nanoSIMの「3種類の大きさ」を示す線がありました。
今回は、nanoサイズにする必要がありました。ですが最初、ハサミで台紙を切る必要があるのか?迷いました。
実際のところ、指の力で型抜きすれば良かったです。ハサミで切る必要はありませんでした。
回線速度
どれくらいの回線速度が出るか?わかりませんでした。今のところ、ダウンロードが約12Mbps、アップロードが約4Mbpsでした。
ちなみにAterm HT100LNのクイック設定Web、装置情報では、電波状態は「非常に強い」となっています。
以上、自分用の備忘録として急いで記事にしました。「間違い」や「追加の情報」があったら、後日記事を修正しようと思っています。
世の中を便利にする、大容量のモバイルブロードバンド
高速で大容量なモバイルブロードバンド通信が、着々と普及しています。このような通信があらゆる所で手軽に利用できるようになると、家電やオーディオ機器でも便利なサービスを利用できるようになる、とされています。
よく聞くサービスの例には、冷蔵庫の在庫確認があります。外出先から簡単に冷蔵庫内の食材を確認できる、というサービスです。モバイルブロードバンドの利点が活かされているサービスの例と言えます。
その他には、オーディオ機器本体がモバイルブロードバンド対応になると、ネット経由で音楽をダウンロード購入できると思います。パソコンを経由せずに、オーディオ機器の本体だけでネット上の音楽提供サービスを利用できます。
ちょっとした事かもしれませんが、モバイルブロードバンドはオーディオ機器に対しても「新しい便利さ」を提供してくれる、と言えます。
そして大容量という点に注目すると、映画のダウンロードも手軽にできるようになると思います。モバイルブロードバンドによって、映像や音楽がもっと身近になるでしょう。