SDカードの寿命と関係なし、SDカードを放置しているとデータが消えること

SDカードを放置しているとデータが消えるって、本当ですか?

その答えは、おおよそ本当と言えます。
SDカードをずっと放置したままだと、データが消える可能性があります。

データが消える訳は、SDカードのフラッシュメモリにおいて、電荷が漏れてしまうことがあるからです。

データが消えないようにする対策には、以下のものがあります。

  • 定期的に、SDカードを読み書きする。
  • 信頼できるメーカーのSDカードを選ぶ。

SDカードのデータは、そのうち突然消えるかもしれない。
そう用心しておく方が良いです。

SDカードに保存してあるデータを、別のメディアにバックアップしておきましょう。
バックアップしておくと、安心できます。

SDカードをずっと放置していると、データが消えると聞きました…

私は、SDカードを何枚か持っています。

そんなSDカードには、今まで写したデジタル写真がたくさん保存されています。
これらの写真は、思い出や記録として大切なものです。

しかし先日、SDカードをずっと放置したままにしていると、データが消えると聞きました。

自分が保存している写真が消えてしまうかも?と、ちょっと心配になりました。

心配になったので、SDカードのデータが消えてしまうことについて、ちょっと調べました。

データ消去
データが消える・イメージ画像

「データ保持能力の低下」によって、SDカードのデータが消える可能性あります

それでは、放置したSDカードのデータは本当に消えるのでしょうか?

その答えは、SDカードのデータが消える可能性もある、ということです。

SDカードに、たくさんのデジタル写真を保存しているので、この答えを知った時、かなりびっくりしました。

放置したSDカードのデータが消えてしまう理由について言うと、

フラッシュメモリは電気的にデータを保持しているため、時間の経過とともに電荷が漏れてしまうことがあるからです。

電荷が漏れると、データの0と1が区別できなくなり、データが読み出せなくなったり、誤ったデータになったりします。

この現象は、データ保持能力の低下と呼ばれています。

データ保持能力の低下は、温度や湿度などの環境要因にも影響されます。
高温や高湿度の場所では、電荷の漏れや酸化などが早く進みます。

また、SDカードには電池が内蔵されていませんが、外部から電圧をかけることで動作します。
その際に発生する熱や静電気も、フラッシュメモリにダメージを与える可能性があります。

以上のことから、SDカードをずっと放置したままにしていると、データが消える可能性がある、と言えます。

放置したSDカードのデータが消えるのは、SDカードの寿命と関係なし

SDカード

SDカードのデータが読み書きできなくなった状態をSDカードの寿命と言うなら、SDカードには寿命がある、と言えます。

SDカードは、フラッシュメモリと呼ばれている半導体素子で構成されています。
フラッシュメモリは、電気的にデータを書き込んだり、消去したりすることができます。

ですが、データの書き込み回数、消去回数には限度があります。
一般的には、数千回から数万回程度と言われています。

この書き込み回数、消去回数を超えると、フラッシュメモリの性能が低下して、データの読み書きができなくなったり、データが破損したりする可能性があります。

これがSDカードの寿命です。
SDカードの寿命は、主にデータの書き込み回数、消去回数によって決まります。

しかし、SDカードを放置したままにしているだけでは、データの書き込み回数、消去回数は増えません。
つまり、SDカードの寿命は短くなりません。

よって、

  • SDカードを放置してデータが消えることと、
  • SDカードの寿命によってデータが消えること

これらは、関係ないと言えます。

SDカードを放置してデータが消えることは、SDカードの寿命とは別の問題です。

放置したSDカードのデータが消えないようにする対策

SDカードをずっと放置したままにしていると、データが消える可能性がある、ということがわかりました。
これは、SDカードのフラッシュメモリにおいて、電荷が漏れてしまうことで起こります。

だけど、実際にSDカードのデジタル写真などのデータが消えたら、とても困ります。
なので、放置したSDカードのデータが消えないようにする対策について、調べてみました。

以下のような方法が、対策として考えられます。

定期的にSDカードを読み書きする

SDカードの内部にあるフラッシュメモリが、長期間電気的な刺激を受けない場合、
記録されたデータを保持できなくなる、とされています。

そういうことより、

定期的に、SDカードをパソコンやカメラなどのデバイスに接続して、データの読み書きを行います。

これにより、フラッシュメモリに電気的な刺激を与えて、データの劣化を防ぐことができます。

信頼できるメーカーのSDカードを選ぶ

SDカードの品質が良い方が、データが消えにくいと思います。

安価なSDカードや古いSDカードは、データの消失や破損のリスクが高いでしょう。

データが消えるリスクを少しでも減らしたいなら、信頼できるメーカーのSDカード製品を選ぶことが重要です。

SDカードを日陰の場所で保管する

SDカードの保管についても、気をつけるようにしました。

SDカードを保管する際は、100円ショップで買った専用ケースに入れるようにしました。
そして、直射日光の当たらない日陰の場所で保管するようにしました。

こうすることで、高温多湿からSDカードを守れる、と思います。

SDカードは、大切なデータを保存するメディアです。
なので、適切な管理を心がけましょう。

そうすれば大切なデータを守れる、と思います。

SDカードの寿命と関係ないけれど、放置しているデータをバックアップしておきましょう

以上のように、放置したSDカードのデータが消えないようにする対策を行うと、ある程度、データを守れると思います。

SDカードを放置している場合は、SDカードの寿命は短くなりません。データの書き込み回数、消去回数が増えていないからです。

よって、SDカードの寿命が原因で、データが消えることはないです。

しかし、SDカードの放置が原因で、データが消える可能性はあります。

なので、SDカードのデータは放置したままだと、そのうち消えるかも?と考えておく方が現実的です。

SDカードに保存してあるデータについては、別のメディアやクラウドサービスなどにもバックアップを取っておきましょう。

万が一、SDカードのデータが消えても、復元できるからです。

私はとりあえず、SDカードの中にあるデジタル写真のデータを、外付けハードディスクにもコピーしておきました。

SDカードとハードディスク装置が同時に壊れる確率は低い、と思います。
これで一応、デジタル写真のデータを失うことはなさそうです。