ウォーターサーバーがあれば、電気ケトルいらない?100℃のお湯を使うなら、必要です
自宅にウォーターサーバーがあるなら、電気ケトルはいらない、と聞いたことがあります。
実際のところ、どうなんでしょうか?
日常生活で、100℃に近いお湯を使いたいなら、電気ケトルは必要です。
例えば、カップ麺を作るために100℃に近い熱湯を使いたい時、電気ケトルを使う方が便利です。
ウォーターサーバーと電気ケトルには、それぞれ良い点があります。
それぞれの利点を生かして、使い分けましょう。
そうすると、自宅の水環境が快適になります。
ウォーターサーバーがあれば、電気ケトルいらない?
自宅にウォーターサーバーがある場合、電気ケトルを使用する必要はない、という意見があります。
これは、ウォーターサーバーから直接お湯を出せるため、わざわざ電気ケトルを使って、お湯を沸かす必要がないという考えに、基づいています。
ウォーターサーバーは利便性が高いので、確かに、即座に温水を提供できます。
なので、忙しい日常生活においては、電気ケトルよりも優れた選択肢と言えるかもしれません。
電気ケトルはいらないと、一概に言えません
しかし、ウォーターサーバーの温水機能が、電気ケトルの湯沸かし機能と完全に置き換え可能かどうかは、利用者のライフスタイルや、お湯の使用頻度によって異なります。
例えば、大量のお湯を一度に必要とする場合や、特定の温度設定でお湯を沸かす必要がある場合は、電気ケトルの方が優れている場合もあります。
したがって、ウォーターサーバーがあれば電気ケトルはいらないとは、一概に言えません。
個々のニーズに応じて、電気ケトルも使う方が便利だと考えられます。
ウォーターサーバーのお湯と、電気ケトルのお湯の違い
ウォーターサーバーから提供されるお湯と、電気ケトルで作られるお湯の主な違いは、「温度設定」と供給可能な「お湯の量」にあります。
お湯の最高温度
ウォーターサーバーが提供するお湯の最高温度は、通常80℃~90℃程度です。
なお、機種によっては、再加熱機能を使って90℃以上にすることも可能です。
一方で、電気ケトルは、一般的に50℃から100℃のお湯を作り出すことができます。
お湯の量
ウォーターサーバーは、一般的に、2リットルから4リットルのお湯を提供できます。
これくらいのお湯の量は、家庭やオフィスなどでの使用に適しています。
一方、電気ケトルは、一般的に1リットル以下のお湯を作り出せます。
電気ケトルは、少量のお湯を素早く沸かす必要がある場合に、適しています。
お湯が利用できるまでの時間
ウォーターサーバーのお湯は、即座に利用可能です。
電気ケトルのお湯は、沸かすのに数分かかる場合があります。
なお、ウォーターサーバーについては、水のボトルを交換した直後では、お湯は出ません。
水を温めてお湯になるまで、約30分~40分ほど待つことになります。
100℃に近いお湯を使うなら、電気ケトルが必要です
自宅にウォーターサーバーがある場合、日常的に水分補給をしたい時や冷水を使いたい時、とても便利です。
しかし、熱いお湯を使いたい時は、ウォーターサーバーで対応できない場合があります。
なぜなら、ウォーターサーバーから提供されるお湯の温度は、通常、電気ケトルで沸かしたお湯の温度に比べて、低い傾向があるからです。
一般的に、多くのウォーターサーバーでは、お湯の温度は約85℃~90℃程度です。
電気ケトルで沸かすお湯は、100℃近くまでの温度にすることが可能です。
この温度差は、特定の飲料や料理において重要な意味を持ちます。
例えば、日本茶を淹れる際は、90℃以上のお湯を使用することが推奨されています。
また、インスタント食品や乾麺などを調理する際は、沸騰した100℃近くのお湯が、必要とされることが多いです。
100℃近くのお湯を使うことに注目すると、自宅にウォーターサーバーがあっても、電気ケトルは必要です。
家庭で熱湯を使う用途に対応するために、電気ケトルは便利なアイテムである、と言えます。
ウォーターサーバーのお湯は、カップ麺に使うには「ぬるい」です
カップ麺を作るためには、お湯の温度は95℃以上が良いとされています。
この温度の熱湯を使うと、麺が適切に元に戻り、おいしい状態で食べることができる、とされているからです。
以上の事より、ウォーターサーバーから提供されるお湯の温度については、多くの場合で、カップ麺を作るのに十分な熱さではない、ぬるいという意見があります。
この意見は、おおよそ正しいと言えます。
ウォーターサーバーは、主に飲用水を提供するために設計されています。
飲むためのお湯を考えると、その温度設定は、カップ麺に最適な熱湯を生成するには低すぎます。
自宅において、カップ麺用の熱湯を用意する方法としては、電気ケトルを使用してお湯を沸かし、それをカップ麺に注ぐという方法があります。
熱湯を用意したいなら、電気ケトルを使う方が良いと言えます。
なお、ウォーターサーバーについては、その温度設定を調整することで、より高温のお湯を得ることは可能です。
だけど、やはり電気ケトルを使う方が、簡単に熱湯を用意できます。
ウォーターサーバーと電気ケトルを、使い分けましょう
自宅にウォーターサーバーと電気ケトルがある場合、それぞれの利点を活かして使い分けすると良いです。
ウォーターサーバーは、常に、一定温度に保たれた水を提供できます。
そのため、飲料水や簡単なインスタント食品の準備に、適しています。
一方で、電気ケトルは、沸騰までの時間が短いです。
なので、お茶やコーヒーのような飲み物を淹れる際や、料理ですぐに熱湯を必要とする場合に、便利です。
以上より、次のように使い分けると、水やお湯を用意する際、効率的です。
- 日常的な水分補給には、ウォーターサーバーを使用する。
- 熱い飲み物を作る際や料理で熱湯を使う際は、電気ケトルを使用する。
自宅での水環境を快適にするために、ウォーターサーバーと電気ケトルを、賢く使い分けてください。