みんな大好きな猫型ロボット・ドラえもん

「ドラえもん」の誕生秘話

「ドラえもん」は、未来のロボット工場の「マツシバロボット工場」で生まれました。

元々は、子守用のロボットとして作られたそうです。ですが、子守用ロボットの「ドラえもん」を大量に生産している時、1台だけ「ひょんな事」から、ネジが1本落ちてしまいました。

この瞬間、1台の「不良品のドラえもん」が、誕生しました。

ドラえもん「優秀なドラえもん」に対しては、子守用ロボットになるための性能訓練が行なわれます。しかし成績が上がらない不良品の1台だけは、特別なロボット学校に入ることとなります。

この1台の「ドラえもん」は、引取先が決まるように一生懸命に頑張って、その結果、のび太の孫の孫に当たる「セワシ」に引き取られることになります。

青い体になった理由

元々の「ドラえもん」は、体が黄色であり、耳がある姿です。今の親しみのある「ドラえもん」の姿とは、随分と違っています。

それでは、なぜ黄色い体をしていた「ドラえもん」が、青い体になってしまったのでしょう。
事故によって耳がなくなってしまった「ドラえもん」は、元気を出すために「ひみつ道具・元気の素」を飲んで元気になろうとします。

ところが「ドラえもん」は、間違えて「悲劇の素」を飲んでしまいました
そして、ますます悲しくなって、三日三晩泣き続けたために、体を覆っていたメッキがはげて青くなってしまいました。
これが、青いドラえもんになった理由です。

また、泣き続けたことで、その時に声も枯れてしまったそうです。その声のイメージが、大山のぶ代さんの声にピッタリだったそうです。

私たちが知っている「ドラえもん」は、実は個性的で「特別なドラえもん」なのです。

「ドラえもん」のデータ

知っているようで知らない、「ドラえもん」の基本的な性能について、ご紹介したいと思います。「ドラえもん」は、みんなが大好きな国民的キャラクターですが、その構造を知らない人は、結構多いかもしれません。

「ドラえもん」の体重は、129.3kgです。
「身長・ウエスト・バスト・ヒップ・頭周り・足の長さ」は、すべて129.3cmです。
そして、ネズミに驚いて飛び上がった場合の「高さ」も129.3cmであり、逃げる時の「速さ」も、時速129.3kmだそうです。
1・2・9・3という数字が、目立ちます。

また、「ドラえもん」の誕生日は、2112年9月3日です。
この誕生日には、秘密が隠されています。先ほど紹介したように、「ドラえもん」の誕生日や体重などのデータには、「1・2・9・3という数字の組み合わせ」が目に付きます。

実は「これらの数字」には、ちゃんとした意味があります。
129.3cmというのは、その当時の小学4年生の平均身長だったそうです。

「ドラえもん」の連載当時に、対象が小学4年生だったことから、のび太を小学4年生に設定しました。そして、のび太が「ドラえもん」を見下ろさないくらいの身長に設定した事から、これらの数字が使われているようです。

その他「ドラえもん」には、

暗い所でも見ることができる「赤外線アイ」や、
遠くの色々な音を聞き取れる「高感度音波測定イヤー」、
遠くの物でも関知できる「レーダーひげ」や、
「ネコ集め鈴」「強力ハナ」など、

高度な機能が付いています。でも、それらのほとんどが故障中だそうです。