何度も相手と出会うなど、恋愛心理学から学ぶ、相手と仲良くなる方法
相手と仲良くなりたいのに、どうしたら良いか、わかりません…。
恋愛心理学に基づく、相手と仲良くなる方法には、以下のものがあります。
- 「類似性」と「相補性」という心理要素で、仲良くなる。
- 頻繁に相手と会うことで、仲良くなる。単純接触の原理。
- 相手に頼み事や質問をして、相手に話しかける。会話して仲良くなる。
繰り返し、相手と出会うようにしてください。毎朝、挨拶をするなどでも良いです。
相手と顔見知りになってゆくと、相手と仲良くなれる可能性があります。
人が仲良くなるための心理要素、「類似性」と「相補性」
人と人が親しくなる場合について、
- 出会いの段階においては「類似性」
- 関係が進展すると「相補性」
これらが大切になってくる、と言えます。
これら「類似性」と「相補性」という言葉は、簡単に言うと
- 似ている
- 正反対である
ということです。
人と人とが仲良くなるには、これら「二つの心理要素が働く」と言われています。
例えば同じ映画が好きなど、類似性
例えば、あなたが「ホラー映画好き」だとします。
ある日、合コンで偶然に出会った異性が
あなた、ホラー映画好きなの?
私も好き!
と言ったとします。
この場合、同じ話題で話が合います。
自然と会話が弾んで親しくなっていきます。
これが「類似性の法則」により、生まれた関係です。
人は自分と共通点がある人に対して、「親しみ」を感じます。
「類似性による親近効果」によって、会話が弾みます。
自分に足りない部分を相手が補ってくれる、相補性
相補性については、先程の類似性とは逆です。
自分に足りない部分を相手が補ってくれる、ということを指します。
また、相手が持っていないものについて、自分が持っているという場合も当てはまります。
ただし、最初から相補性の部分ばかりを相手に見せていると、相手が遠ざかってしまう可能性があります。
相補性が有効なのは仲が良くなってからである、ということを覚えておきましょう。
例えば、相補性は結婚することを考える時、特に重要となってきます。
実際には、相手とはすぐに仲良くなれない場合もあります。
そんな時は焦らずに、のんびりと仲良くなっていきましょう。
単純接触の原理など、好きな人との距離を縮める心理法則
好きな人との距離を縮めたい場合に役立つ心理法則について、お話したいと思います。
何度も会うほうが親しくなりやすい、単純接触の原理
まず「単純接触の原理」についてです。
これは、何度も会うほうが親しくなりやすい、という心理の法則です。
ミシガン大学心理学科スーザン・セガート博士による実験がありました。
会う回数を色々と変えて、最高10回まで「ある人物と出会わせる」という実験が、ありました。
結果は、
- 1回よりも3回、
- 3回よりも5回、
- 5回よりも10回
というように、会う回数が多い人ほど好感を得られました。
このようなことが、明かになりました。
なので出会ってから初めの頃では、ほんの少しの時間で良いので、なるべく頻繁に相手と会うことが大切だと言えます。
まずはたくさんの回数会って話す、ということが大切です。
自分の深い情報を相手に話して好感を得る、自己開示の法則
「自己開示の法則」についてです。
自分の深い情報を相手に話した時、お互いの好感度がアップしたりします。
- あなたが自己開示をすることで、
- 相手も自己開示しやすくなる
ということが実験結果で出ています。
あなたの素直な感情を相手に伝えてみてください。
そうすることで、何らかの形で「あなたに返ってくる」と思います。
でも実際に会っている場合では、そう簡単には「自己開示」をできないものです。
そんな方は、まず積極的に、SNSアプリのメッセージ文やメールを使ってみましょう。
メッセージ文やメールでは相手の顔が見えないので、少し恥ずかしい話題でも、文として伝えやすいでしょう。
なので実際に会う時よりも、簡単に自己開示できると思います。
実際に、相手との距離を縮めて仲良くなる
以上の心理法則を参考にしつつ、実際に、相手との距離を縮めることも試してください。
実際に「お互いの距離」が離れていると、相手とは仲良くなれないです。
- カップルの関係では、およそ50cmぐらいの距離で歩いていることが多い、と思います。
- これが友人同士の関係では、およそ1mくらいの距離になります。
- 個人的な親交がない人の場合は、2m以上離れています。
これは社会的距離で、例えば来客と打ち合わせする時の距離となります。
仲良くなりたい人と席に座る際は、真正面を避けましょう。
横の位置、またはテーブルの角をはさむような形で(直角隣で)席に座ると良いです。
このように自然に距離を詰めることによって、自然と親密なムードを演出できます。
相手に質問して話をするなど、気になる人と仲良くなる行動
相手に頼み事や質問をして、相手と話をする
相手と親しくなるには、いくつかの方法があると思います。
その中の一つの方法として、まずは相手の目に入る場所にいる事です。
そして、相手と話をする事です。
もしも好きな人がいて「なかなか進展しない」と思っている人は、ぜひ思い切って話しかけてみましょう。
相手に頼み事や質問をして、話す状況を作る
たいていの場合、誰かを好きになった時、まずどんな事をするかと言うと、その人にちょっとでも近づけるように話しかけたりするようです。
その場合には、どうしても話さないといけないような状況を自分で作ってしまう、と良いです。
例えば、
- もしも会社関係の人なら、仕事の頼み事や質問などをしましょう。
- もしも学校関係の人なら、勉強の事を聞くなどしてみましょう。
話しかけやすい状況は、「自分と相手の二人しかいない状況」だと思います。
完全に「二人きり」でなくても良いです。
自分や相手の知ってる人がいない状態なら、話しかけやすいと思います。
相手と朝に会った時など、挨拶する
でも、このような二人きりの状況が難しいなら、朝会った時に挨拶する、ということでも良いです。
挨拶だと、より自然に話しかけることができると思います。
最初は相手がびっくりして、返事を返してくれないかもしれません。
でも回数を重ねると、挨拶を返してくれると思います。
話しかける時、相手の名前を呼ぶ
ちょっとした話し方が、お互いの距離を縮めたりします。
恋愛を進展させる際、話し方がけっこう重要と言えます。
重要と聞くと、敬語で話せばいいと思ったりします。
ですが、敬語の会話がずっと続くと、まるで仕事のような堅苦しい雰囲気となります。
これでは、二人の距離が縮まる事はないでしょう。
だからと言って、妙に軽々しく話せばいいかと言ったら、そうでもありません。
お互い仲良くなれる会話は、難しいかもしれません(決まった正解が、ありません)。
難しいかもしれませんが、方法が全くない訳ではありません。
例えば「お疲れ様でした」というところを、
○○さん、お疲れ様でした
と相手の名前を呼びかけて挨拶してみましょう。
特に男性の方は、女性から名前を呼ばれると親近感を感じる事が多い、と言えるからです。
このように相手の名前をきちんと呼ぶ事は、仲良くなる上で非常に有効です。
名前で話しかけるという事は、相手の人格に話しかける際の最大の礼儀となります。
相手を名前で呼びかける事で、あなたの言葉が「その相手の心」に届きます。
同じ意味合いの言葉を使っても、ちょっと工夫するだけで相手への伝わり方が違うことがあります。
例えば「さん付け」で相手の名前を呼ぶ事は、相手の注意を惹きつけるのに有効な会話術かもしれません。
ちなみに職場でなくて私生活においては、「さん付け」ではよそよそしいでしょう。
プライベートにおいてもっと仲良くなりたい人がいるなら、「〇〇ちゃん」と呼んでみましょう。
ある程度仲の良い間柄なら、「ちゃん付け」でも問題ないでしょう。
そしてさらに仲良くなったら、名前を呼び捨てすることになります。
どうでもいい日常会話では、討論しない
一般的な話になりますが 、会話に対する姿勢は男女において「違い」が見られます。
- 男性は、討論するために会話します。
- しかし女性は、コミュニケーションを取るために会話します。
このような場合、男女における会話は「ボタンの掛け違い」のようになります。
締め切りまでに結論を出す必要のあるビジネス会話なら、例え相手を不愉快にさせても、会話をして結論を出すことになります。
ですがカップルにおけるカジュアルな会話の場合、どちらかと言うと、コミュニケーションを取るために会話をするのが普通です。
だけど男性は、日常会話でも討論してしまうようです。
この辺の事情に気づかない場合、例え仲の良いカップルでも口喧嘩になってしまいます。
お互いに気をつける必要が、あります。
多くの場合で、どうでもいい日常会話なら、会話内容の「良し悪し」を批評する必要はありません。
特に男性に対しては、最初から否定的な事を言わないようにしましょう。
否定されると、男性は結構傷つくみたいです。
なおモテる女性は、男性の会話に乗っかって行くのが上手だそうです。
日常会話では、雰囲気を壊さずに男性を立てつつ、会話を盛り上げて行けば良いです。
あと一般的に、優しい口調で話すほうが好感度がアップする、と思います。
会話する際の「語気の強さ」も、大事と言えます。
何もかも強い口調で言われると、やはり「嫌な感じ」がします。
会話で「トラブルを防ぐ言い回し」、「私は」を付ける事
会話で「トラブルを防ぐ言い回し」とは、会話の最初に「私は」を付ける事です。
例えば
- 「あなたが間違っている」と意見したい時には、
- 「私は悲しい、あなたがそんな事を言うなんて」
と言います。
このように「私が感じた言葉」を最初に付けると、揉め事は少なくなります。
意見を言う時も相手のプライドを傷つけず、「相手のプライドを守るという気配り」が大切です。
相手からの好感度が上がる、自然体で相手の目を見る
相手と仲良くなりたいなら、相手の目を見るようにしてください。
そんなの当たり前すぎると、思うかもしれません。
ですが案外できていない事です。
ついヨソを向いてしまう人は、どんな時でもずっとヨソを向いてしまっています。
相手の目を見るという事は、基本中の基本です。
そして実は、仲良くなるための奥義みたいなものです。
なので意識的に努力をして、相手の目を見る事を習慣化しましょう。
そうする価値は十分にある、と思います。
あなたが、
- 力まずに真っ直ぐに相手の目を見るようになって、
- 相手の視線を穏やかに受け止められるようになった時、
あなたの好感度はかなり上がるでしょう。
相手を見つめる事は、ホステスさんの恋愛テクニックです
相手を見つめる事は、銀座のホステスさんが使っていると言われている、恋愛テクニックの一つです。
3秒間ほど相手を見つめて「ん?」と小首をかしげる、という恋愛テクニックがあります。
その時、相手を見つめる時間は、3秒程度が一番良いということです。
さらに「ん?」と首をかしげると、
- 「ホステスさんが、あなたの事を気にした」
という演出をできます。
銀座のホステスの基本で、重要なテクニックは「目で語ること」です。
「相手を見つめる」などの視線で惹きつけるやり方は、相手を虜にしたい場合に役立ちます。
「なんとなく気が合う」と思わせる効果がある、相手を真似る
例えば食事中に、相手と同じ食べ物に手を伸ばしてみましょう。
このように、さりげなく行動を真似することによって、
- 「なんとなく気が合う」と思わせる効果があります。
好きになった相手と付き合うようになってから、お互いに「好み」が同じになった。
例えば同じような音楽を聴くようになったり、相手の動作を真似るようになった。
このように「お互いが似た者同士」になる事を、ちょっと難しい言葉で同一化現象と言います。
生き物においては自然な現象であり、自身と似ているものが好きになる、という生き物の性質と言えます。
以上の事より、相手の事が好きになるとは、「相手の真似をしたくなる気持ち」と言えるかもしれません。
もしも本当に好きかどうか、わからない時は、相手の物真似をしたいかどうか、今一度考えてみましょう。
損得勘定なしに相手と同じように振る舞いたいと思えるなら、それは「好きという気持ち」の表れ、と言えます。
相手を思いやって行動したら、きっと仲良くなれます
相手と仲良くなれる方法や行動には、色々あります。たくさんあるので、全てを実行するのは難しいです。
なので、まずは普段から、相手を思いやるように行動してください。
そうすれば、自然と仲良くなれると思います。
そして相手との恋愛を「もう一歩」先に進ませるためには、
- 相手に「一緒にいて疲れない人・楽しい人」と思わせる、
と良いです。
恋愛では自分の好感度を上げる事が、大切と言えます。