ネットストーカー事件の例
あるストーカーに関する事件の例を、ご紹介します。名誉棄損容疑で逮捕された事件です。
ある男性がインターネット上の出会い系サイトの掲示板などを利用して、元彼女を誹謗中傷するような記事を書き込みました。
これが名誉棄損になるとして、書き込んだ男性が逮捕されました。
誹謗中傷した理由は、以下の通りです。
女性側から別れ話をされて別れたけれど、納得がいかずに復縁を迫りました。
しかし、聞き入れてもらえませんでした。
その後、女性側は電話番号を変えるなどして、連絡が取れなくなりました。その「腹いせ」で、書き込んだということでした。
別の男性の事例では、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで、逮捕されたいう事件もありました。
この男性は、あるホテルにおいて、テレクラで知り合った女子高生に売春行為をしました。その際、わいせつな写真をデジタルカメラで撮影しました。
その後、女子高生に再会を要求したが断られたため、撮影した「わいせつ写真」をネタに強迫して、さらにネット上のホームページに公開していた、ということでした。
女性への「つきまとい」の際、ネットを悪用した犯罪が起きています。
※同様な事件は、新聞の報道などでも報じられています。参考にしてください。
ネットストーカー対策
インターネット上で行なわれるストーカーに対する対策方法を、ご紹介したいと思います。
- ストーカーからメールやチャットを受け取った場合、削除せずに保存しておきましょう。印刷して保管もしておきましょう。
- ストーカーがチャットにログインしている場合、管理者に連絡をしてIPアドレスなどを開示してもらいましょう。
- 自分に対する悪口、自分の写真などがネット上で公開されたら、ファイルに保存したり印刷したりして、証拠を残しておきましょう。
そして管理人に、削除要求をしましょう。 - 個人情報がネット上で公開されたら、管理人に削除要求をしましょう。
- ストーカーが利用しているプロバイダーがわかるなら、そのプロバイダーに相談してみましょう。
- 自分自身のブログや掲示板などを持っている場合は、第三者に悪用されるのを防ぐため、ブログや掲示板の環境設定において、セキュリティ対策をしましょう。
- 自分だけで解決しようと思わないで、専門家や警察などに相談をしましょう。
ネット上のストーカー対策は、とても困難だと言えます。
もしも相手のことについて必要以上に調べると、自分のほうがストーカー行為をしていると、誤解されてしまう可能性があります。
どうにもならない時は一人で悩まずに、専門家や警察などに相談してください。
あと、最も有効な対策方法は、
- 自ら進んで、自分の事を告知しない事
かもしれません。
ネット上では「軽い気持ち」で、住所や氏名という個人情報を公開するのをやめましょう。「住所を知っているから、今からおまえの家に行くぞ」というような、脅迫めいたメールが来たりすると、かなり怖いと思います。
ブログやSNSなどで、自分の日常を言いふらさない事もストーカー対策と言えます。
仮に芸能人みたいに有名人になりたいなら、自分の日常を宣伝する必要があるでしょう。
だけど一般人の場合、日常生活を詳細に宣伝しても、あんまりメリットはないでしょう。下手に「セクシーな自撮り写真」を公開すると、変態が近寄って来て、トラブルに巻き込まれたりする可能性も考えられます。