「香り」で「その人らしさ」を演出する香水

香水の濃度

一般的に香水は、その濃度が高い順に「パルファン」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」となります。香水の種類は、これら4種類となります。

ここで言っている「オーデ」とは、フランス語で「水の」という事を意味します。なので「香水の水」という感じになります。「オーデ」という言葉が付くと、本来の香水より少し薄めという事になります。

先程言った香水の濃度の順においても、「オーデ」が付いている物は「パルファン」よりも濃度が薄い、と言えます。もしも「パルファン」では「香りが強い」と感じるなら、少し濃度が薄い香水である「オードパルファン」を使うと良いでしょう。
ちなみに、大人の女性において人気があるのは「パルファン」だそうです。「香水本来の香り」がする物が、やはり人気のようです。

「香り」の変化

香水を身に付けてから時間が経つにつれて、その「香り」は変化してゆきます。「付けた直後」と「しばらく経った後」では、その「香り」は大きく違います。
香水を構成する様々な原料が、「香り」の強い順に空気に溶け込んでゆきます。そのため、「香り」の変化がおきます。

付け始めて1分から10分程度の「香り」で、香水の「第一印象を決定する香り」のことを、トップノートと言います。この「香り」は、「最初の香りの事」です。多くの人たちが、「香水本来の香り」だと思っている香りになります。多くの場合、「華やかさ」のある匂いと言えます。

付け始めて10分から2時間程度の「香り」で、香水の「持ち味と言える香り」のことを、ミドルノートと言います。「落ち着いた感じ」の香りになっています。

付け始めて2時間から6時間くらいの頃の「香り」を、ラストノートと言います。わずかに香る香りであり、余韻だけが感じられる香りです。

一つの香水においても、その「香りの特徴」を使いこなすには、何度も使ってみて「それぞれの香り」を実感するのが大切なようです。

香水の選び方

香水初めて香水を付ける場合は、出来るだけ「香りが軽めの物」を選びましょう。最初のうちは、どうしても香水の付け具合がわからないと思います。そんな時に「強めの香り」を付けていると、周りの人から「匂いがキツい」と言われたりします。香水は「素敵な香り」だけど、万人受けしない物と言えます。「匂い」に対しては、人それぞれに「好き嫌い」があります。

「初めて付ける香り」の系統としては、「石鹸の香り」や「シャンプーの香り」みたいな系統がおすすめです。「甘さのある香り」なら、軽めの物が良いでしょう。だけどもしかしたら、「甘ったるい香りの物」は、初心者のうちは使いこなすのが難しいかもしれません。

あと最近では、練り香水と言われる物もあります。その「香り」は軽めです。少量で長持ちします。よって練り香水は、初心者の方にも使いやすいと言えます。

数ある香水の中から「どれか一つ」を選ぶ際、やはり迷うと思います。ここでは選ぶ際の「きっかけ」について、お話したいと思います。

まずは、「香りの種類」(「香り」の系統)で選ぶ方法があります。柑橘系、甘いフローラル系、爽やか系などです。

または、香水そのものではなくて、ボトルのデザインで選ぶ「やり方」もあります。気に入ったデザインのボトルを選び、その「香り」を嗅いでみます。その「香り」が心地良かったら、それに決めます。

よくある選び方には、香水ランキングの上位に来ている香水を選ぶという「やり方」があります。ショップなどでは、売上ランキングが公表されています。そのようなランキングを参考にして、香水を選びます。
ただし、「香りの好み」は人それぞれです。なのでランキング内の香水だからといって、「自分が好きな香り」とは言えません。「お気に入りの香り」を見つけるまで、時間がかかる人もいるでしょう。

名作の香水

世の中には、様々な香水があります。それらの中でも、名作と言われている香水があります。そんな名作の香水を、二つご紹介したいと思います。

一つ目は、ゲランミツコです。発売されたのは、シャネルNo.5より前です。ですが現在でも、人気の高い香水となっています。その「香り」は、長きにわたって人々を魅了し続けています。

二つ目は、ニナリッチレールデュタンです。その意味は、「時の流れ」という意味合いがあるそうです。その名の通り、すでに60年以上経った今でも高い支持を受けている香水です。故ダイアナ妃も愛用していたそうで、名高い香水の一つと言えます。

香水の付け方

「香りの持続性」によって、香水の付け方に「違い」があります。
例えば「パルファン」の場合、身体に対して点で付けます(間隔をあけて付けます)。「香りの持続性」が一番高いからです。
「パルファン」よりも持続性が低めの「オードパルファン」の場合、身体に対して線を描く様にして付けます
以上のように「香りの持続性」に合わせて、香水の付け方を変える事になります。
※なお「香り」が持続する時間については、パルファンが7時間程度、オードパルファンが5時間程度、オードトワレが3時間程度、オーデコロンが1時間程度、「香り」が持続するそうです。

また、香水を付ける場所については、その「香り」をより効率的に香らせたいなら、体温が高くて脈が打っている場所に香水を付けましょう。「耳の後ろ」や「首筋」、「肘の内側」や「膝の裏」「足首」などが、そのような場所になります。

汗をかきやすい場所、例えば脇の下などには付けないようにします。香水と汗が混ざり合うと、「香り」が変わってしまうからです。
その他にも次のような場所に、香水が付かないように注意してください。
「顔の口の周り」や、「パール」や「毛皮」、「シルク」や「なめし皮」などの部分に、付かないように気をつけましょう。

マナー

香水は「その時の気分」や「朝・昼・晩という各時間」において、「香り」を変えるなどして楽しめる物です。
しかし時と場合によっては、香水を付けないという事も大切なマナーとなります。例えば就職の面接では、香水を付けないほうが良いです。あと、多くの人が出入りする部屋(会社のオフィスや学校の教室など)にいる際も、香水を付けないほうが無難です。

様々な人がいる場所では、「香水の香り」を不快と感じる人がいたりします。受け止め方は、人それぞれになります。特に香水が嫌いな人は、そのニオイが自分の洋服や手に付く事を嫌がる可能性もあります。周りの状況を考慮して、香水を付けましょう。

物に香水を付ける「やり方」

香水に関して、身体に付ける以外の使い方をお話したいと思います。
例えば、物に香水を付けるという使い方があります。普段使っている物に、さりげなく「香り」を付けます。例えばハンカチやスカーフ、ネクタイに「ちょっとだけ付ける」というやり方があります。洋服から「香り」がほのかに漂うのは、「上品さ感じるおしゃれ」と言えます。

ただし、香水にはアルコールが含まれています。なので、「しみ」の原因になってしまう可能性もあります。白色の洋服や薄い生地の洋服に対しては、香水を付けてはいけません。

ちょっと変わった使い方には、仕事で使う名刺に香水を付けるという使い方があります。1枚の名刺に、わずかに香水を付けます。その「香り」が付いた名刺を、「名刺入れ」に入れておきます。「素敵な香り」がする名刺は、自分を売り込むのに一役買ってくれるかもしれません。

香水の保管場所

香水を保管する場所は、冷暗所冷蔵庫などが良いです。
香水を保存すべき場所は、薄暗くて涼しい所です。なぜなら香水は、エタノール(アルコール)を使用しているからです。
陽が当たる場所や温度が高くなる場所(気温の差が激しい場所)は、香水の保管場所としてはふさわしくありません。日光や気温の差は、香水を劣化させやすくするからです。ワインと同じような場所に保管するのが望ましいです。

ところが、ボトルが美しい香水は、まるでインテリアグッズみたいに部屋に飾られていたりします。そして部屋の中でも、陽の当たる場所に香水が置かれていたりします。
ですが先程言ったように、香水は、本来は直射日光の当たる場所に置いてはいけません。注意してください。なお、香水がなくなった空のボトルは、インテリアグッズとしてどこに飾っても良いです。

「素敵な香り」がする香水には、寿命があります。ほとんどの香水の中には、アルコールが含まれています。香水の瓶を開封したら、その後、蓋を開ける度に「そのアルコール」が少しずつ蒸発してゆきます。

香水の使用期限については、その保存状態によります。多くの場合は、出来るだけアルコールが抜ける前の1年以内に使い切るのが望ましいです。
もしも香水の保管状態が良ければ、香水の寿命を延ばせるでしょう。ですがかなり延びたとしても、2年から3年くらいが限界でしょう。

個人差がある「匂いの演出」

「香り」の影響については、

「周りの人からほめられた」
「誰も気づいてくれない。いまいち効果がわからない」
 

など、様々だと思います。
「匂いの感じ方」には、とても個人差があります。なので、その結果にも個人差が出ることは当然かもしれません。

ファッションアイテムの中でも、香水は特に個人差が表れるアイテムと言われています。「匂い」に対しては、「個人の好き嫌い」が出やすいと思います。「香水の香り」が苦手なものだと、理屈抜きで「その香水を付けている人も嫌い」となってしまう可能性もあります。

いま流行っている香水だからと言って、その「香り」が自分に合うとも言えません。周りの人から不評を買うかもしれません。香水がどのようなイメージを演出するのか、使用する前に知っておく必要があります。

男性が好む香水

男性にとっては、「香水の匂い」はまだまだ不慣れなものと言えます。確かに近年では、男性の方でも香水を付けている人が増えています。しかしやはり女性と比べると、少数と言えます。
そんな状況なので、女性の「香水の匂い」が強すぎると敬遠されてしまう場合もあります。どんなに「素敵な香り」であっても、匂いが強いだけで「香水クサい女」と、男性から思われてしまいます。

ちなみに、男性から好かれやすいと言われている「香り」があります。例えば「フルーツ系の爽やかな甘さ」の香りです。男性の方は、どちらかと言うと「スッキリした感じの匂い」を好むとされています。なので、「爽やかさ・スッキリ感を感じる香り」が好まれているようです。
もしも女性の方で、男性からの印象を良くするために香水を付けるなら、スッキリ感を演出できる香水を選ぶと良いでしょう。