子どもの知育教育に役立つ、木製の「型はめブロック」
子どもの判断力や問題解決能力を鍛えるおもちゃには、どんな物がありますか?
型はめブロックというおもちゃは、子どもの知育教育に役立ちます。
型はめブロックとは、例えば、ハートや星の形をしたブロックを箱の穴にはめて入れる、というおもちゃです。
子どもがブロックの形を選びながら遊ぶことは、子ども自身の考察力や判断力を鍛えます。
子どもの知育教育に役立つ、木製の「型はめブロック」
「型はめブロック」という木のおもちゃについて、お話したいと思います。
これは、箱の穴にブロックをはめて中に入れるというおもちゃです。
箱には、色んな形の穴が開いています。
その穴の形にピッタリ合うブロックを選び、ブロックをはめて箱の中に入れます。
箱の穴にブロックをはめて入れるという遊びは、子どもの知育教育にとても効果的です。
なぜなら、以下のような能力を養うからです。
「型はめブロック」で養える能力 | 「型はめブロック」で養える能力の説明 |
---|---|
視覚的認識力 | ブロックの形や色を見て、箱の穴と一致させることで、視覚的認識力を高めます。 |
空間把握力 | ブロックを回転させたり、反対側から見たりすることで、空間把握力を身につけます。 |
手指の協調性 | ブロックをつかんで、箱の穴にはめることで、手指の協調性を鍛えます。 |
また、ブロックが木製ということより、自然な質感や香りがあり、子どもの五感を刺激します。
この点も、子どもの知育教育に良いと言えます。
なお、木製のブロックは、プラスチックや金属よりも傷つきにくく、壊れにくいです。
よって、長持ちするおもちゃと言えます。
1歳の子どもが遊んで、ブロックが消えたことを体験
1歳くらいの子どもが遊ぶ場合、例えばハートの形のブロックを手に持って、星の形の穴に入れようとします。
なぜかと言うと、ハートと星の「形の違い」がわかっていないからです。
他の形の穴にも、ブロックを入れようとします。
そして、たまたまブロックの形が合い、中に入ります。
その時「ブロックが消えた」と思って、不安になります。
でも、箱の中から取り出せることがわかって安心します。
この「遊びの流れ」により、いくつかの出来事を体験して学べます。
2歳の子どもが遊んで、ブロックが思い通りに箱の中に入った満足感を体験
子どもが2歳くらいになると、形を正面からだけでなくて側面からも判断できるようになります。
つまり正面と側面から、「全体の形」をわかるようになります。
よって、選んだブロックと同じ形の穴に入れることができるようになります。
ブロックが箱の中に入った、ということを理解します。
自分が理解した上でブロックが箱の中に入ったので、子どもは満足感や達成感をより感じるでしょう。
なお、このくらいの歳になると、ブロックを3本の指でつかめるようになります。なので、お箸を持つための練習にもなります。
3歳の子どもが遊んで、ルールを守ってブロックを型にはめることを体験
子どもが3歳になった時から、他の人と関わることが大切になってきます。
なので遊びにおいても、誰かと一緒にルールを決めて遊ぶと良いです。
「ルールの中で遊ぶ大切さ」を学べるからです。
ルールがある遊びを通して、子どもは社会性や協調性を身に付けていきます。
なおルールについては、特に決まったルールはないようです。
例えば以下のように、「ブロックを選ぶ順番を決める」など、簡単なルールで良いです。
ルールの例:ハート、星、四角の順番で、型にはめてゆくというルール。
- 最初にハートの形を選び、型にはめてゆきます。
- 全てのハートのブロックをはめたら、次は星の形を選び、型にはめてゆきます。
- 全ての星のブロックをはめたら、次は四角の形を選び、型にはめてゆきます。
思考力をバランス良く育てる、木のおもちゃで遊ぶこと
子どもが遊ぶことは、単なる楽しみだけではありません。
遊びの中で、子どもはさまざまな力を身につけていきます。
例えば、遊びを通して身につけられる思考力には、以下のものがあります。
遊びを通して身につけられる思考力 | 遊びを通して身につけられる思考力の説明 |
---|---|
実際的思考力 | 物事の原理や仕組みを理解して、問題を解決する力。 |
具体的思考力 | 自分のイメージや感情を表現して、創造性や想像力を発揮する力。 |
直感的思考力 | 状況や相手に対応して、コミュニケーションや協調性を育む力。 |
では、子どもが遊ぶ場合、どんな「おもちゃ」が良いでしょうか?
私は、昔懐かしい「木のおもちゃ」が良いと思っています。
木のおもちゃには、以下のようなメリットがあります。
- 電池が不要なので、自分で動かしたり音を出したりできる。
- 木は自然素材なので、触感や香りが心地良く、安全で丈夫である。
- シンプルな形や大きさなので、遊び方や組み合わせ方で自由度が高い。
- 美しいデザインなので、見ているだけでも楽しめる。
- 細部まで丁寧に作られているので、愛着や尊敬の気持ちが芽生える。
木のおもちゃは、子どもの実際的思考力、具体的思考力、直感的思考力を、バランス良く育てることができます。
子どもに本当に良いおもちゃを与えたいと思うなら、木のおもちゃを選んでみてください。
きっと子どもも、喜んでくれるはずです。
おもちゃに問題があると、「あそび能力」が低下します
近年の子どもは「あそび能力」が低下している、と言われています。
「あそび能力」が低下している子どもには、以下のような特徴が見られます。
- 集中力がない
- 飽きやすい
- おもちゃを大切にしない
こうなってしまったのは、本当に子どものせいなのでしょうか?
私は違う、と思います。子どもに与えられるおもちゃが、問題だと思っています。
現代のおもちゃは、「光る・動く・鳴る」という3つの要素で売り込みを行なっています。
おもちゃ屋さんに行けば、そのような「おもちゃ」がずらりと並んでいます。
でも、そんな「おもちゃ」で、本当に子どもは楽しめるのでしょうか?
おもちゃが勝手に動いたり音を出したりすると、子どもは「ただ見ているだけ」になってしまいます。
自分でおもちゃを動かしたり、おもちゃで作品を作る工夫をしたりする必要が、なくなっています。
これでは、実際的思考力や具体的思考力が育ちません。
勝手に動くおもちゃでは、いつもと違う遊び方をやりにくいようです。
よって、自分の好きなことや感じたことをおもちゃで表現することができず、直感的思考力も育ちません。
一般的に長持ちする、木製のおもちゃ
一般的に木のおもちゃのほうが、プラスチック製の物よりも長持ちすると言われています。
なのでプラスチック製のおもちゃだけを揃えるのではなくて、木製のおもちゃも揃えましょう。
「型はめブロック」も、木製の物を選ぶと良いです。
長持ちするおもちゃは、大人になった時も壊れずに残っているでしょう。
でも、大人になったら遊ばないかもしれません。
だけど壊れずに残ったおもちゃは、思い出の品になります。
インテリアとして、部屋に飾っておくのも素敵です。