心地良い旨味がある「てん茶」

抹茶

参考:抹茶

てん茶(碾茶)と呼ばれている「お茶」は、一般的な「お茶」とはちょっと違う物だそうです。違う点は、茶葉を揉まない点です。茶葉を乾燥させただけの「お茶」という点になります。
そして乾燥させた物から葉の脈や茎を取り除いた物(取り除いた細かい「かけら」の状態の物)を、てん茶と言っているそうです。ちょっとややこしい説明になりましたが、抹茶の原材料の「お茶」の事です。

てん茶は、被覆栽培(ひふくさいばい)という方法で作られています。よしず(葦簀)や藁(わら)を用いて、太陽の光を遮って茶葉を育てます。このように日光を遮って茶葉を育てるのは、珍しい方法かも?と思ったりします。だけど、玉露も同様な方法で育てられているそうです。

このような「育て方の違い」が、お茶の味に多様性を与えていると言えるでしょう。その結果、私たち消費者は、様々な味わいの「お茶」を楽しめるようになっています。

かぶせ茶の一つ

被覆栽培は、太陽の光を遮って「お茶」を作る方法です。この方法では、光を遮る資材を用いて茶園を覆ってしまい、お茶を育ててゆきます。だいたい1週間くらい、そのようにして「お茶」を育てます。その「お茶」の事を、かぶせ茶と言います。

この方法で作られた「お茶」は、味において「渋み」が軽減して「旨み」が多くなるそうです。茶葉の色においては、濃い緑色になるそうです。

私は、お茶と言ったら普通のよくある「お茶」ばかり飲んでいました。かぶせ茶と言われる「お茶」がある事も、あんまり知りませんでした(以前に聞いた事があったかもしれませんが、すっかり忘れていました)。旨味がある「お茶」ということなので、ぜひ一度味わってみたいと思いました。