中性脂肪の値が上がってゆく、ダイエット中にお酒を飲む際、気をつける事
ダイエット中なのに何もかも忘れて、お酒に溺れてしまった…。
お酒をたくさん飲むほど、中性脂肪の値は上昇してゆきます。
この点に気をつけたいです。
お酒と中性脂肪の関係を知っていれば、お酒がきっかけで、どんどん太るのを防げます。
飲酒の量が増えるほど、中性脂肪の値も上がってゆく
![アルコール](https://www.goods-memo.net/wp-content/uploads/2022/05/alcohol-scaled.jpg)
中性脂肪は、体にとって必要な物です。
しかし増えすぎると、健康面において不安を感じる方が出て来る、と思います。
アルコールは、肝臓で中性脂肪になります。
よって飲酒の量が増えるほど、中性脂肪の値も上がってゆく事がわかっています。
アルコールは、代謝に強く影響します。
アルコールを大量に摂取すると、肝臓で行なわれる代謝に伴って、同化作用(※)が必然的に発生します。
※同化作用(アナボリズム)とは、人間の体内で「細胞や組織を作る働き」のことです。
同化作用で新しくできた細胞は、ほとんどが脂肪細胞として作られます。
結果、必要以上に中性脂肪が作られてしまうのです。
特に内臓肥満の原因になる、中性脂肪の値が高い事
中性脂肪は、食事から摂取したエネルギーや体内で合成されたエネルギーの一部です。
中性脂肪は、血液中や体脂肪として存在しています。
中性脂肪は、必要な時にエネルギー源として利用されます。
だけど、中性脂肪が消費されない場合は、体脂肪として蓄積されてしまいます。
そのため、中性脂肪の値が高いと肥満の原因になる可能性があります 。
エネルギーとして利用されなかった余分な中性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪に蓄えられます。
中性脂肪が過剰に蓄積すると肥満、特に内臓肥満の原因となります。
したがって、中性脂肪とダイエットについて考えると、
中性脂肪の値は適切な範囲に保つことが重要 である、と言えます。
中性脂肪の基準値は、年齢や性別によって異なりますが、
一般的には150mg/dL以下が望ましい、とされています 。
※dLは、1リットルの10分の1を表す測定単位です。
中性脂肪の値が高くなる主な原因には、以下のものがあります。
- エネルギー量や脂質、糖質の摂り過ぎ
- 運動不足
また、過度の飲酒や喫煙も、中性脂肪の分解を妨げてしまいます 。
中性脂肪の値が高くなる生活習慣を、ぜひ改善しましょう。
そうすることで、中性脂肪の値を下げることができます。
中性脂肪の値が低すぎる事も、注意が必要です
ただし、中性脂肪の値が低すぎる場合も注意が必要です。
中性脂肪が低くなる主な原因には、以下のものがあります。
- 過剰な食事制限
- ダイエットなどで食品からの脂質や糖質の摂取量が減っている事
- 自分の体にとって、激しい運動をしすぎている事
これらの状態は、エネルギー不足に陥りやすく、免疫力や筋力の低下などの健康障害を引き起こす可能性があります 。
普段の生活そしてダイエット中でも、中性脂肪の値を、自分の体にとって「ちょうど良い値」に保ってください。
食事や運動などの生活習慣を見直しつつ、健康的なダイエットを心掛けましょう。
お酒を飲みすぎると、中性脂肪は、肝臓内の脂肪細胞に溜まってゆきます
![脂肪肝](https://www.goods-memo.net/wp-content/uploads/2023/06/fatty-liver.png)
お酒を飲むと、その成分であるアルコールは消化管から血液に入ります。
そして、血液に乗って肝臓に運ばれます。
肝臓は、アルコールを無害な物質に変える働きをします。
その過程で水と二酸化炭素ができて、体外に出されます。
しかし、お酒を飲みすぎると、肝臓はアルコールを処理しきれなくなります。
すると、アルコールを分解する時にできる物質が、脂肪を作る物質に変わってしまいます。
この物質が作った脂肪は、中性脂肪と呼ばれています。
中性脂肪は、肝臓内の脂肪細胞に溜まってゆきます。
肝臓に蓄積した脂肪は、アルコール性脂肪肝または脂肪肝として知られています。
なお、肝臓で生成された中性脂肪は、血流に放出されたりします。
血流の中の中性脂肪は、さまざまな臓器に運ばれます。
肥満を予防するためにも、飲み会でお酒を飲みすぎない事
![飲み会](https://www.goods-memo.net/wp-content/uploads/2022/05/get-together.jpg)
メタボリックシンドロームを予防するためにも、「お酒の飲み過ぎ」を避けたいところです。
飲み会などでお酒を勧められた時、上手にかわす方法を覚えておきましょう。
ウーロン茶で、お酒を薄める事
有効な方法の一つに、こっそり烏龍茶(ウーロン茶)で「お酒を薄める事」です。
お酒を勧めてくる相手は、薄める事を嫌うかもしれません。
ですが、アルコールが口の中で「しみて痛い」など言い訳して、丁寧にごまかしておきましょう。
薄めるだけで、お酒の量をそこそこ減らせます。
また、アルコールが体内で分解しやすくなるので、メタボリックシンドロームの予防としても有効です。
酔ったフリをする事
その他の方法には、早めに酔いつぶれたフリをする方法があります。
酔いすぎの人にお酒を勧める人は、あまりいません。
強引に勧めることは、許されない行為と判断されるからです。
なんとか酔ったフリをして、ごまかしましょう。
他には、締めのラーメンを食べない事
飲み会後のラーメンを、食べないようにしましょう。
飲んだ後に、締めとして食べるラーメンは、とても美味しいです。
ですがダイエット中では、締めのラーメンは禁物です。
おつまみを食べ過ぎない事
うまくお酒と付き合うことで、お酒を楽しみつつダイエットする事も可能です。
![](https://www.goods-memo.net/wp-content/uploads/2022/06/person-icon-black.png)
ダイエットを決心したけれど、大好きな「お酒」をやめられない
そんな人も多い、と思います。
実は、適量のお酒を飲む事は、大きな問題にはなりません。
むしろ、おつまみを食べ過ぎる事のほうが問題と言えます。
おつまみは、お酒の時間をより一層楽しくしてくれる食品だと思います。
ただし食べ過ぎると、肥満の原因になってしまいます。
程々に食べるようにしましょう。
実際のところ、お酒を飲みつつ「おつまみ」をたくさん食べていたら、カロリーオーバーになってしまいます。
脂っこい「おつまみ」は、出来るだけ食べないほうが良いです。
サラダや野菜スティックなど、野菜中心の「おつまみ」を食べるようにしてみましょう。
そうするほうが、低カロリーで満腹感を得られます。
飲酒を適度にする事、適量にする事
中性脂肪を減らすためには、どのような点に気をつけると良いでしょうか。
中性脂肪を減らす際、ポイントになることは「正しい食事制限」と「適度な運動」です。
一例を挙げると、お酒を飲み過ぎない事があります。
よって、中性脂肪を減らすためには、飲酒を適度にする事、適量にする事が大切です。
例えば、
- 甘いお酒を飲まないようにする事
- 飲酒の回数を減らす事
そのような事が大切です。
それと、お酒を飲んだ後は、水分をたっぷり取るようにしてください。