部屋に設置できる「大きさ」か確認、ベビーベッドの選び方
ベビーベッドには、いろんな物があります。
どれを選んだら良いか?迷います。
ベビーベッドを選ぶ際、以下の事を確認しましょう。
- ベビーベッドが、部屋に設置できる大きさか?
- ベビーベッドが、乳幼児に対して安全か?
安全で安心できるベビーベッドを選んだら、赤ちゃんはスヤスヤ眠れます。
ベビーベッドの選び方

近年ベビーベッドが普及してきた理由に、
- マンションやアパート住まいの家庭が増加したことや、
- 住宅が洋室化したこと
これらのことが挙げられます。
洋室化によって、床がフローリングの住宅が増えました。
床のホコリから赤ちゃんを守るために、ベビーベッドが利用されるようになってきました。
普及して利用されるようになったベビーベッドについて、その選び方をご紹介したいと思います。
ベビーベッドの「大きさ」が、部屋に設置できるサイズ
ベビーベッドを選ぶ際、「その大きさ」も重要です。
良いベッドを手に入れても、部屋に置けなかったら意味がありません。事前に、「大きさ」の確認が必要です。
よくあるベビーベッドのサイズは、内側が120cm x 70cmくらいの大きさです。
「ベビーベッドのサイズ」と「部屋の広さ」には、少なからず関係があります。
その関係をもっと大きな視点で考えると、「建物」と「室内の間取り」にも少なからず関係があると言えます。
大きな家で部屋が広ければ、大きなサイズのベッドを設置できます。
当たり前と言えば当たり前ですが、家の中に配置する家具は「建物の大きさ」と関係があります。
なお、収納スペースが下に付いているベビーベッドも多いです。
収納扉が「前開き」の物である場合には、その分のスペースも必要となります。
ベビーベッドを実際に利用する際に必要なスペースを、確保できるようにしましょう。
ベビーベッドが安全である事
ベビーベッドを選ぶ時、「PSマーク」や「SGマーク」の表示がある物を選びましょう。
安全基準に合格した事を示す、PSマーク
PSマークの「PS」とは、「Product Safety(製品安全)」という意味です。
国で定めている安全基準に合格した物に対して、PSマークが表示されています。
ベビーベッドは、赤ちゃんの生命に危害を及ぼす可能性がある寝具です。
そのため国から「特別特定製品」として指定されています。そして安全基準を満たしているか、確認されています。
なお、PSマークの表示がないベビーベッドを販売することは、禁じられています。
製品安全協会の審査に合格した事を示す、SGマーク
SGマークの「SG」とは、「Safety Goods(安全な製品)」という意味になります。
製品安全協会が定めている審査に合格した物に対して、表示されています。
安全だと認定された事を示します。
SGマークの対象となっているベビー用品には、ベビーベッドがあります。
その他にも、以下の製品がSGマークの対象となっています。
- ベビーカー
- 抱っこひも
- パイプ式の子守り具
- ベビーゲート
- ハイチェア
- 乳幼児用の椅子
- テーブル取り付け用の椅子
乳幼児の手足を傷つけることがないなど、乳幼児用ベッドの基準
SGマークには、品目によって認定基準があります。
例えば乳幼児用ベッドの基準には、手足を傷つけることがない事を目視や触感などで確認します。
「割れ」や「ささくれ」などが無いという事が、認定基準の一つとなっています。
この他にも、乳幼児用ベッドの安全性品質のための認定基準は、全部で23個あります。
表示・取扱説明書の認定基準は、5個あります(2008年当時)。
表示・取扱説明書の認定基準の一つに、使用上の注意の明記があります。
その使用上の注意の中には、
- ベッドで使用する敷布団は「適当な固さ」が必要である事、
- ベッドとの隙間がないようにと書かれている事、
これらの事が盛り込まれています。
ベビーベッドのレンタル品でも、安全性を確認
近年では、ベビーベッドをレンタルする人も多いようです。使用する期間が短いからです。
ベビーベッドをレンタルする場合でも、購入する場合と同様にSGマークなどの安全性を示すマークがあるか、確認しましょう。
安心して赤ちゃんを育てられる環境を、用意する事が大切です。
ベビーベッドのタイプが、子育て環境に合う事

ベビーベッドの主な種類を、ご紹介したいと思います。
ご家庭の子育て環境に合うタイプの物を、選びましょう。
最も一般的、スタンダードタイプ
「スタンダードタイプ」のベビーベッドは、最も一般的なタイプと言えます。
下の段の空間は、ベビー用品などを収納できるスペースとして使える物が多いです。
約95cmと小さい、ミニベッドタイプ
「ミニベッドタイプ」のベビーベッドは、コンパクトにできています。
通常のベビーベッドのサイズが125cmに対して、約95cmと小さくなっています。
ベビーベッドを置くスペースがあまりない家庭に向いているベッドです。
他の家具に組み替えできる、ロングライフタイプ
「ロングライフタイプ」のベビーベッドは、赤ちゃんの成長に合わせて、他の家具に組み替えられます。
例えばベビーベッドからベビーサークルに組み替えたり、同様に収納ラックやジュニアベッドなどに、組み替えたりできます。
「床板の高さ」が高い、立ちベッドタイプ
「立ちベッドタイプ」のベビーベッドは、一般的なベビーベッドよりも「床板の高さ」が高くなっています。
「高さ」があるので、中腰にならずに立った状態でオムツ替えや着替えなどができます。
腰の負担を軽くできるベッドです。
大人用のベッドにくっつけて使える、添い寝タイプ
「添い寝タイプ」のベビーベッドは、大人用のベッドにくっつけて使えます。
サイドの枠を開閉できるため、赤ちゃんを世話する際、とても便利なタイプです。
枠の4面がネットになっている、ネットタイプ
「ネットタイプ」のベビーベッドは、枠の4面がネットになっています。
ネットで囲まれているので、赤ちゃんが寝返りした時も安心でしょう。
また、「お兄ちゃん」や「お姉ちゃん」「室内のペット」が、赤ちゃんに「いたずらする事」「触る事」を防げます。
4面のネットが、赤ちゃんを守ってくれるベッドです。