チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出るなど、チョコレートのうわさ話
チョコレートを食べたら鼻血が出るかもしれない?と聞きました。
これは、本当ですか?
チョコレートについては、いくつかのうわさ話があります。
以下のうわさ話については、嘘と言われています。
- チョコレートを食べ過ぎると、鼻血が出る?
- チョコレートを食べたら、ニキビが出る?
- チョコレートのカカオが、花粉症を緩和する?
チョコレートは、実は栄養価の高い食品です。そのため、いろんな効果が出ると、誤解されたようです。
適量のチョコレートを食べる分には、特に不都合はありません。
美味しいチョコレートを、これからも味わってください。
チョコレートを食べ過ぎると、鼻血が出る?


チョコレートを食べ過ぎると、鼻血が出るらしい?
こんな事を聞いた事が、ありませんか?
このうわさ話ですが、実際のところ誤解という事です。
まず「鼻血が出る」という「うわさ話」ですが、鼻血とチョコレートの医学的な関係は認められていません。
関係ない事が、医学的に証明済みだそうです。
なぜ、こんなうわさ話が出たのか?と言うと、たぶんチョコレートの栄養価が高いためでしょう。
食べ過ぎると栄養の取り過ぎになり、鼻血が出るかも?と思われたようです。
チョコレートを食べたら、ニキビが出る?

「ある特定の食べ物を食べたら、ニキビができる」
これについて、確かな報告はないようです(2008年当時)。
しかし人によっては、チョコレートを食べた時やピーナッツを食べた時、ニキビができた、という人もいるようです。
ですがこれは、うわさ話と言えます。
ニキビとチョコレートには関係性がないことが、ある研究で証明されているそうです。
よって「ニキビが出る」という「うわさ話」についても、医学的に無関係となります。
ニキビの原因は、皮脂腺の脂が毛穴に詰まり、その部分で細菌が繁殖することが原因です。
その他の原因には、「ホルモンバランスの乱れ」や「体調不調」があります。
これらのニキビの原因は、当然チョコレートとは関係ないと言えます。
チョコレートのカカオが、花粉症を緩和する?

チョコレートと花粉症の関係について、しばしば話を聞きます。
その関係について、科学的な報告はないそうです。
ですが喘息に関しては、チョコレートによって症状が緩和されるという事が、確認されているそうです(2009年当時)。
ちなみに喘息は、花粉症と同じ吸入性アレルギー疾患です。
チョコレートの主な原料であるカカオには、以下の成分が含まれています。
- ポルフェノール
- カフェイン
- テオブロミン
- チラミン
これらの成分が、花粉症の緩和と関係していると予想されています。
花粉症に関係する、チョコレートのカカオ成分の作用
ポリフェノールには、活性酸素を除去する作用があります。
花粉症の際、鼻や喉に活性酸素が発生しており、それを除去すると症状が和らぐでしょう。
カフェインには、花粉症で見られる頭重感(ずおもかん)の軽減を期待できます。
テオブロミンには、かゆみ成分ヒスタミンの放出を抑制する効果を期待できます。
チラミンには、動脈を収縮させる作用があります。
この作用による血流の変化が、花粉症の症状にも変化を与えると期待されています。
ただし、チョコレートには少量のチラミンしかないので、大きな変化は起きないそうです。
たぶん、チョコレートを食べても花粉症を緩和できません
以上のような事が言われていますが、個人的には、チョコレートを食べても花粉症の緩和を期待できないと思いました。