キャリアオイルと混ぜて使う、アロマエッセンスの使い方

アロマエッセンスを直接、肌に使いたいけれど、そうしても大丈夫ですか?

アロマエッセンスを使う場合、必ずキャリアオイルと混ぜて使います。
多くの場合で、アロマエッセンスを1%以下に薄めて使うことになります。

アロマエッセンスの選び方は、その時の気分で選んで良いです。
「いいな」と思ったアロマを使えば、アロマテラピーを楽しめます。

キャリアオイルと混ぜて使う、アロマエッセンスの使い方

アロマエッセンス

アロマエッセンスとは、木や花、果実などから抽出された物です。
自然の恵みをギュッと凝縮した物と言えます。

その植物が持つ独特の香りや効能を活かすために、アロマエッセンスは使用されています。

しかし、これらのエッセンスは非常に濃厚で、そのまま肌に使用すると刺激が強すぎます。

そのため、かぶれる恐れがあります。

なので、キャリアオイルと呼ばれている植物油と混ぜて使うことが、推奨されています。

アロマエッセンスとキャリアオイルを必ず混ぜて、アロマオイルを作ってから使いましょう。

例えば、トリートメントとしてアロマエッセンスを直接、肌に使いたい場合は、必ず薄めてください。

キャリアオイルはアロマエッセンスを希釈して、肌に対して優しい物にするという役割を、果たします。

なお、キャリアオイルと呼ばれている植物油で薄める場合は、必ずアロマエッセンスを、1%以下に薄めるようにしてください。

アロマエッセンスを1%以下に薄めることで、安全に香りを楽しみながら、肌へのトリートメント効果を期待できます。

アロマエッセンスを希釈する、キャリアオイル

キャリアオイルは、アロマエッセンスを希釈して、肌に塗布しやすくするために使用される植物由来のオイルです。

ちなみに、キャリアオイルという名称は、精油を肌に運ぶ(Carrier)という役割から、名付けられました。

キャリアオイルの例として、以下のものがあります。

スイートアーモンドオイルは、ビタミンEが豊富です。
肌の保湿と柔軟性を高める効果があります。

ホホバオイルは実際にはワックスであり、その構造が人間の皮脂に似ています。
そのため、肌に自然に馴染み、保護層を形成します。

グレープシードオイルは軽くて吸収が早いため、オイリー肌の方に適しています。

オリーブオイルは抗酸化物質が豊富で、保湿効果が高いです。
乾燥肌の方に、おすすめです。

ココナッツオイルは、強い保湿力と抗菌性を持ち、多目的に使用できます。
ただし、コメドジェニック(毛穴を詰まらせる)性質があるため、使用には注意が必要です。

以上のキャリアオイルには、それぞれに特徴があります。
なので、個人の肌質や目的に応じて、選ぶことが大切です。

アロマエッセンス使用の注意事項

アロマエッセンスは、その香り高いエッセンスで知られており、リラクゼーションや気分の向上など、多くの効果を期待されています。

しかし、これらのエッセンスを安全に使用するためには、いくつかの注意事項があります。

アロマエッセンスのパッチテストを行うこと

アロマエッセンスを肌に対して使う前に、パッチテストを行うことが重要です。

これは、アレルギー反応や皮膚への刺激を避けるために、必要なことです。

パッチテストは簡単です。

  1. 少量のアロマエッセンスを、肌の目立たない部分に塗ります。
  2. その後、24時間〜48時間ほど放置します。
  3. そして、肌に異常が出ていないかを確認します。

特に敏感肌の方は、このテストを怠ると、かゆみ、発疹、赤みなどの肌トラブルを、引き起こす可能性があります。

アロマエッセンスの使用では、パッチテストを行い、結果を確認することで、その豊かな香りと効能を安心して楽しむことができます。

パッチテストを実施して、肌に問題が起きなかった場合でも、アロマエッセンスを使用する際は、希釈してください。

純粋なエッセンスは非常に強力であるため、キャリアオイルと混ぜることで、肌への負担を減らします。

妊娠初期に、アロマエッセンスの使用を控えること

妊娠というデリケートな時期、特に妊娠初期において、アロマエッセンスやエッセンシャルオイルの使用には、注意が必要です。

なぜなら、これらの製品に含まれる一部の成分が、母体や胎児に影響を与える可能性があるからです。

以上の事を考慮して、妊娠初期に、アロマエッセンスを使用することは控えてください。

妊娠中は特に、アロマセラピーの専門家や医療関係者と相談の上、安全であると確認されたアロマ製品のみを、使用することをお勧めします。

アロマエッセンスを飲まないこと

アロマエッセンスは、その香りで、私たちの心や体に様々な良い影響を与えることで知られています。

例えば、リラックス効果や集中力の向上、気分の改善などを期待できると言われています。

このアロマエッセンスは、外用や芳香拡散には適していますが、直接飲用することは推奨されていません。

なぜなら、エッセンスオイルは非常に濃縮されており、体内での適切な分解や吸収が難しいからです。

アロマエッセンスを飲むことによって、消化器官に悪い影響を引き起こす可能性があります。

ちなみに、海外の本などで、アロマエッセンスの飲用を勧めている物があります。
ですが日本では、飲むことは認められていません。

これは、安全性に関する明確な証拠が不足しているため、または、潜在的なリスクを避けるためです。

以上より、アロマエッセンスを飲むことはやめましょう。

その時の気分に合わせて選んで良い、アロマエッセンス

アロマテラピーでは、その時の気分に合うエッセンスを選んでも良いです。

アロマ花子

これは、いいな!

そのような個人の感覚で、選んで良いです。
なぜなら、その時の体調によって、心地良いと感じる香りも違うと思うからです。

緩和したい症状のために選んだ「アロマエッセンスの香り」が、いつも心地良いと感じるとは限りません。

少しくらい違う作用のあるエッセンスを選んでも、その時に心地良いと感じられるなら、それで良いとされています。

なお、アロマの楽しみ方には、芳香浴や沐浴(もくよく)を始め、色々な楽しみ方があります。

  • シャンプー
  • 石鹸
  • クレンジングオイル
  • 化粧水

日常よく使うこれらの製品に、アロマの精油を混ぜて使ったりできます。
これらの製品に数滴の精油を混ぜるだけで、芳香浴のような効果を得られます。

日常よく使う製品にアロマの精油を取り入れることで、日々のルーティンが豊かな体験へと変わります。

生活の質を向上させることができるアロマを、日常生活でぜひ活用してください。